忍び寄る"影"

その５　['09_06_18]
【忍び寄る"影"】


４年前、死の淵から帰ってきた、私の父。

ガンからの生還・・・っていうには、５年という月日が一区切りになるらしい。。。

その５年に、あと１年という、この日。

前回、摘出したすぐ近くに、不穏な細胞が。

オヤジは、食べ物が喉を通らないくらいショックで。

診察を受けた翌日、点滴を受けなければならないくらい衰弱したらしい。



嘆いて、落ち込んで、うつむいて過ごす１０分間も。

笑顔で、誰かを応援して、誰かを助けて過ごす１０分間も、

同じ速さで過ぎていきます。



できるなら、

「だって、痛くもなんともないんだもん！」
・・・くらい強がって、他人の心配ばっかりして、誰かを声のかぎり応援して・・・、そして、最後の最後まで【生きて】いく、男としてカッコイイ生き方を、ぜひ、オヤジにはしてほしい。




・・・そんなことばかり考えていたら、

オヤジの検査は、まったくの陰性で、まったく関係なかったみたいです。

よかったね。

オヤジ。