普段、まとめて本を読む機会が少ないのだが、年末年始、帰省した際に読んだ本。
新潮文庫 W杯に群がる男たち ~巨大サッカービジネスの闇~ 田崎健太著
W杯日韓共催に至る経緯、なぜアベランジェ会長のあとがブラッターだったのか、そしてサッカーの利権を一手に握るISL社が倒産、FIFAお抱えの巨大企業がどうして崩壊したのか?
こういった数々の疑問に答えてくれた書籍です。
膨大な資料と踏み込んだインタビュー、日本サッカー界の発展に電通がどのようにかかわったのか、綿密な取材に基づくノンフィクション。
中でもバーチャルスタジアム構想はなぜ「立ち消え」になったのか?そして2022年誘致の際に再び登場?
知っているようで全然知らなかった世界サッカー界の裏側。
ノンフィクションはこの作品に限らないが、苦労の割には報われない(売れない)。そんな中、これだけ踏み込んだ作品に感謝です。
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