Tokyo Diary

~よく食べて飲んで、旅に出ます~

秋田~乳頭温泉郷・鶴の湯 2011

2011年12月06日 | 

季節は12月を迎え、北の地からは雪の便りも届くようになりました。
寒さが増してくると、やっぱり恋しくなるのは温泉!目指すは、温泉好きの聖地、秋田・乳頭温泉郷です。

温泉好きを自称していると、「今まで行った温泉の中で一番良かったところはどこ?」と聞かれることが多くありますが、ここ数年は迷わず「なんといっても乳頭温泉!」と即答していました。
数々の人気温泉ランキングでも常に上位を守り、不動の人気を誇る温泉地。実際に訪れてみると、その人気の理由が実感できます。

今回は、「丸の内朝大学」・旅学部のフィールドワークとして訪れました。
丸の内朝大学は、「朝活」を楽しむための市民大学で、ビジネス哲学から、カメラ、手芸、漢方、お酒探訪、農業体験、そして温泉・・・と、さまざまなジャンルの講座が用意されています。今期の温泉クラスは東北復興応援という目的の元、一週ごとに東北各県の温泉を学びました。講師は、旅番組などのメディアでも多数ご活躍されている
温泉ビューティー研究家の石井宏子先生、そして実際に現地を訪れる仕上げのフィールドワークは、秋田・乳頭温泉「鶴の湯」に宿泊という魅力ある内容です。朝が弱いのも忘れて、ポチっと衝動的に入学を決めてしまったのは言うまでもありません...。
毎週月曜朝7:15スタートの講義に滑り込むのは、なかなか気合が要りましたが、予約のとれにくい「鶴の湯」での宿泊、、現地を知り尽くした温泉ガイドさんの案内による湯めぐり、そしてなんといっても温泉好きな仲間との大人の修学旅行的な旅が楽しかった!


乳頭温泉は4年ぶり2回目の訪問。前回は鶴の湯の予約がとれずに別館の「山の宿」に宿泊して温泉だけの利用だったため、今回は門をくぐる際の感激もひとしおです。
秋田は、紅葉が終わり、雪の季節を迎えようとしています。
時間が止まったような本陣の佇まいは、温かなランプの灯りを携えて、これから始まる長い冬を静かに待っているようにも思えました。

 
 

 

 
お部屋は、フロントのある一号館をご用意いただきました。鶴の湯は、テレビを置かないというポリシーを貫いており、すぐ下を流れる小川の水の音だけを心地よく感じながら、ゆっくり過ごすことができます。前回「山の宿」で感動した木の電話との再会も果たせました。

 
 

鶴の湯といえば、乳白色の真っ白なお湯で知られていますが、敷地内には4種類の成分の異なる源泉があり、それぞれ「白湯」「黒湯」「中の湯」「滝の湯」と呼ばれています。

この湯小屋には、「白湯」と「黒湯」がありますが、個人的には「黒湯」がお気に入りです。トロっとした感触のお湯は、入った瞬間にその違いを実感。湯上りも、しっとり感が持続するような気がしました。鶴の湯といえば、混浴の露天風呂があまりに有名ですが、この湯小屋の奥にある女性専用の大露天風呂もプール並みに広くて快適です。女性は、照明の暗くなる夜は混浴露天で、明るい朝は女性用の大露天で、という使い分けがGood。

そして、鶴の湯に来たならば、やっぱりこの混浴露天風呂には入るべきでしょう。ちょっと隠し撮り風のショットになってしまいましたが...(笑)。
写真は昼間ですが、夜はランプの明かりだけがほの暗く照らし、お湯も限りなく真っ白なので、勇気を出して入ってみることをおすすめします♪


夕食は、地の食材を生かした心づくしのお料理をいただきました。囲炉裏にズラリと並んだ岩魚の群れは壮観そのもの。
舞茸がふわりと香るきのこの蒸し焼き、めずらしい岩魚のタタキなど、お酒に合うメニューが続きます。

 

 
 

そして、鶴の湯といえば「山の芋鍋」です。
名産の「山の芋」をすりおろした、ふわふわの「芋だんご」が、みそ仕立ての汁にたっぷりと浮かびます。
アツアツを頬張れば、冷えた体もポカポカに。冬こそおいしい鶴の湯の名物鍋です。

気がつけば、鍋を取り囲むギャラリーが...(笑)。

 

 

乳頭温泉郷は、鶴の湯をはじめ、周辺に点在する7つの宿で形成されています。
夕食時は、各宿のご主人が同席してくださり、オリジナルの地酒もいただきながら、それぞれの見所などを教えていただきました。
個性ある各宿の特徴を生かしながらも、横のつながりが強く、熱い結束。地域全体で訪れる人をもてなそうとする心意気が、乳頭温泉郷の強さなのだということを知りました。


翌日は、乳頭温泉郷の湯めぐりツアーに出発です。


乳頭温泉郷 鶴の湯温泉
 所在地:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
 TEL:0187-46-2139

乳頭温泉郷

丸の内朝大学


<2007年訪問記事>
秋田~乳頭温泉郷   秋田~鶴の湯温泉 山の宿  秋田~角館・田沢湖

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地球のチカラをチャージ!海温泉 山温泉 花温泉 76
石井 宏子
マガジンハウス

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