秋田～鶴の湯温泉 山の宿

乳頭温泉では、「山の宿」に宿泊しました。
ここは、鶴の湯の別館で、平成６年にオープンした、全９室のこじんまりした静かな宿です。
鶴の湯の本館からは車で５分ほどの所にあります。

ここは、鶴の湯本館のお風呂も自由に利用できます。
夕食後はお酒を飲んでいるので本館まで宿のバスを利用し、翌朝は浴衣にサンダル履きで車運転して行きました。見た目にチョット変・・・。

山の宿にも内湯と貸切の露天風呂があります。
貸切露天は、開いていれば中から鍵をかけて利用する仕組みでしたが、宿泊客も多くないし、ほとんどの人がお風呂は本館のほうに行くので、けっこう空いてました。
お風呂は小さいけど、露天は紅葉もキレイに見える気持ちの良いお風呂でした。

 

お部屋は、とてもきれいで快適です。
掘りごたつがありました。冬は寒いでしょうからね～。
温泉は引いてませんが、部屋にもお風呂がついています。
大浴場の方は、洗い場がなく、当然せっけんやシャンプーが使えないので、部屋のお風呂は意外と便利だったりします。
テレビは本館同様置いていません。このポリシーは素敵ですね。

そして、注目すべきは、この木製の電話！
めっちゃカワイイです。もちろんちゃんと使えますよ～。

そして、お食事は、囲炉裏のあるお食事処でいただきました。
部屋ごとに仕切られた個室風になっていて、これも雰囲気があります。
昔は温泉といえば部屋メシだ！と思ってましたが、最近は個室風のお食事処というのも増えていて、その方がいいなぁと思うようになってきました。
当然厨房から近いから温かい物が温かい状態で出てくるし、食事は気分変えて楽しみたいので。。

囲炉裏は雰囲気あっていいですね～。

まず、焼き物をいただきました。
きのこ等の野菜を「しょっつる」に漬けてから炭火で焼いていただきます。
素材の味をしっかり感じられるおいしい食べ方ですね。
帆立も炭火だとあっという間に焼けます。急いで食べなくちゃ～

おいしくてびっくりしたのが、この豚肉！ちょっと画像ボケってますが・・・
最初お料理の説明をいただいた時は聞き流してしまってたのですが、食べたらあまりにおいしくて、もう一度「これ、何ポークでしたっけ？？」と、思わず聞いてしまいました。

「八幡平ポーク」だそうです。
やわらかくて、豚肉じゃないみたいです。塩味でシンプルにいただきましたが、ホントにおいしかった！

そして、鶴の湯といえば、名物「山の芋鍋」です。
地元で取れる「山の芋」という大きなごつごつした芋をお団子状にしたのと、きのこ等の野菜がたくさん入っています。
素朴であっさりしていて、とってもおいしいです。
これを食べて、鶴の湯に来たことを改めて実感！

その他、鹿肉のユッケやいぶりがっこ等、地の物をたくさんいただきました。

 
 
 
 
 
 

そして翌朝、お風呂上りの朝食です。

朝食は囲炉裏で味噌漬けにした岩魚の開きを焼いていただきました。
そして、鍋たっぷりのお味噌汁。
温泉宿の朝食はいいもんですね。

乳頭温泉・鶴の湯は、期待を裏切らないとても素晴しい温泉です。
そして、「山の宿」は鶴の湯のひなびた風情も残しつつ、過ごしやすい、とても良い宿でした。

今度は冬の時期に、また行ってみたいなぁ・・・。