前にもご紹介していますが、深沙大王堂の奥に国分寺崖線(通称「ハケ」)から湧き出る
水源のひとつがあります。この水はボクの子供のころからずっと同じ水面を保って。
如何に豊富な水源であるかが分かります。
ハケは現在の国分寺辺りから始まり、多摩川を沿って走って田園調布付近まで続いて
いますが、野川やその本流の多摩川といった川の源流であり、武蔵野の貴重な水源と
して古代から人々の信仰の対象となったことは想像に難くありません。
仏教の到来と共に唐の玄奘三蔵を砂漠で救ったとされる水神、深沙大王信仰と結び
つき、関東の古刹として栄え、後にその名前も深沙大王から転じ「深大寺」となったと
言われています。
池の端には深沙大王像が護っています。この奥を進みますと、ハケを穿った小さな祠が。
ここにおわすは延命観音。
祭壇にはでっかい岩が飾られて。実はこの岩、昭和41年の秋田県の象潟での港湾工事現場
にて支障があった際に、原因となる岩を取り除いたところ、その岩になんと観音様が彫られて
おり、後にこれがあの天台宗を完成させた慈覚大師の自刻の像であったことが判明。
経緯は定かでありませんが、発見の翌年この深大寺に寄贈されたもの。
この写真ではなんだかよく分かりませんね(苦笑)
トリミングして拡大すると、この通り。延命観音の文字までくっきりと。
あの象潟の海の中にこうした岩があったとは、なんとも不思議であります。
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Phoenix 東北&関東
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神秘的ですね。
優しさあふれるお姿に心打たれます。
お写真からご拝顔させていただけて嬉しいです。
ありがとうございます。
感じがしています、
象潟の海の中からとは・・・
belage さん これからは時折お参りされてください
延命観音様ですから。
それにしても暑いですねぇ、ふ~~~
東京というのもまた不思議ではありますけど。
そうですね、延命、お参りしないといけません。
その前にアルツハイマーにならないためには
どこにお参りしたらいいんでしょう(苦笑)
延命観音様とは何とも縁起がよろしいようで・・・。
しかし、秋田で発見されたものが東京にとは不思議ですね。
よく分かりませんという回答で(苦笑)
このお寺古刹だけに、色々なものが寄贈されてるみたいです(笑)
重ね重ね東京に二十年もいて、深大寺に一度も行かなかったことを
悔いております。
延命と聞くと島根県松江市に赴任の頃、広島県境にある
ヤマタノオロチ伝説の里近く
「延命水」という名水がありました。
寂びれたJRローカル線の構内近くにありました。
一口だけ飲んで帰りましたが・・・。
次回は是非ペットボトル持参で。いい水で
お茶とかコーヒー飲むとホントに味が違いますものね。