3大ロック・ギタリストと呼ばれるうちの一人だから、当然彼の音楽性やギター・テクは最高と認識されているが、ヤング向けのポップ・スターでもないためヒット・チャートで上位を争うこともない、比較的通好みのアーティストの一人ですかね。
特に工業立国、職人気質の強い日本では彼方の昔からテク推しなのでこの国では非常に崇拝される存在だと個人的に思っている。
西洋での評価とは反対に日本では彼のフュージョン系第一弾のBlow By Blow(米4位、日27位)より、テクを更に押し進めた翌年の第二弾、Wired(米16位、日7位)の方が人気が高い。
また翌年の1977年に出たヤン・ハマー・グループとの共演ライブ、ライブ・ワイヤーは更に顕著で米23位、日9位。でも何故かお膝元のイギリスではBlow By Blowと同じくチャート・インしなかった。
特に欧米と比べて日本ではジャズやフュージョン系が結構好まれる事も一つの要因じゃないか考えられる。
因みにこのアルバムのライナーで福田一郎氏が気になる記述が…
なんでも、このアルバムのプロデュースに関してジェフ・ベックとヤン・ハマーとの間に何か齟齬があったような噂が流れていた様なって事らしい…
ヘェ〜 私のようなとうしろには、ライブでの彼らのコラボはバッチリ、最後の疾走感あふれるBlue Windなんて最高~!って感じなんですがね。
まあ、人それぞれが他の意見に惑わされず先入観なしで感じるままに楽しめればそれで良し。
す。この頃、日本でベックの人気が高く、
ベック宅でインタビューを行った本が販売
されてました。好きなドラマーをベックが
挙げていましたが、コージーは入ってなか
った記憶があります。
因みに、コージーがベックの好きなドラマーに入っていなかったのは、ベックとコージーの風体がよく似ている事から間違われるのが嫌だったのじゃないかと...
それともバンド内では俺より目立つな!
なんて勝手な想像しています。