CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

フラワー・ミュージックって?

2019年03月17日 | AMERICAN ROCK/POPS
博士:君、フラワー・ミュージックって知ってるかね?

助手:もちろん知ってますよ。あれのことでしょ?

赤い灯〜 青い灯〜 道頓堀の〜 歌って〜 笑って〜 フラワー・ショウ〜♪♪
って道頓堀行進曲を替え歌で歌う1960年代から活躍した松竹芸能所属の浪曲漫才トリオ、フラワー・ショウの事ですよね。

博士:ばっかも〜ん〜 同じ60年代でも、アメリカのお話じゃ!

当時、無抵抗、非暴力主義でベトナム戦争に反対するムーブメントがあって、主にヒッピーの連中が花柄をあしらったカラフルな服を着たり、頭に花を飾ったり、一般に花を配ったりしていた事から、フラワー・パワーとかフラワー・チルドレンなんて言葉が出て来たのじゃ。

フラワー・ミュージックはそのような背景から登場してきた音楽ジャンルじゃよ。

助手:なるほど、このシングル盤のジャケットに、“フラワー・ミュージックの決定盤!!”って書かれていますね。

博士:そう、スコット・マッケンジーが1967年に出した “花のサンフランシスコ”。 全米4位、全英1位の大ヒット。しかし、色々活動をしていたようじゃが歌手としてはこれ一発って感じかのう〜




(The Mamas & The Papasのショーン・フィリップスの作品)

助手:何々?

サンフランシスコに行くなら、髪にいくつかの花をさしておいてね。
サンフランシスコに行くなら、そこで優しい人達に出会うだろう。

サンフランシスコに行く人達のために、夏には愛の集いがあるだろう。
サンフランシスコの通りでは、髪に花を飾った穏やかな人達がいる。

国中に広がる
不思議な鼓動
人々は行動を起こす
すべての世代の人々は、
新しい考えを持って
行動を起こす

なあ〜んて事が歌われているようですね。

博士: 実はわしも無抵抗、非暴力主義者じゃ。

って言うか、喧嘩が弱いのですぐに逃げるってパターンなのだが。

助手:それだったら、頭に花を飾るってのはいかがですか。能天気過ぎて誰も近寄って来ませんよ。

博士:ロン毛だった学生時代だったらいけたかもしれないが、今や髪の量が少なくなってきており、花を頭に飾るとなると瞬間接着剤が必要となり非現実的じゃ。

まあ、理想と現実は違うからのう。いつの間にかフラワー・ムーブメントも下火になり70年代に入った頃には霧散してしまった。

助手:って事は、フラワー・ショウの方が活動歴が長かったような …

博士:その通り、メンバー・チェンジはしたものの2006年に解散するまで舞台に出ていたらしいからのう。

本日の結論、道頓堀>>>サンフランシスコ

通りすがりの人:フラワー・ショウなんて知らん!




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