70年代ウエスト・コースト・ロックの宝庫と言われたデビッド・ゲフィンが設立したレーベル、アセイラムからのアーティスト第一弾として契約したのがシンガー・ソング・ライターのジュディ・シル。
その彼女のデビュー作は1971年のセルフ・タイトル・アルバム、Judee Sill。
清涼感漂うボーカルにアコギやストリングスなどを効果的に配置した温かみのあるサウンドが特徴で玄人筋には絶賛されたものの一般のリスナーに対しては思ったようには浸透しなかったそうな。
1973年のセカンド・アルバム、Heat Food以降は薬物中毒の弊害などもあって活動が途切れてしまい、残念ながら彼女は1979年にその生涯を終えることに。
ただ後年に彼女のアルバムが再発されることによって、それまでその存在さえ全く知らなかった、瑞々しいサウンドにつつまれた彼女の作品を後追いではあるが聴く事が出来たの幸運だったと思う。
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