robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

米国女子:クラフトナビスコ、初日

2006-03-31 13:43:41 | Golf一般
女子メジャー第一戦、クラフトナビスコ選手権初日

ロレーナ・オチョア、-10のロケットスタート、ミシェルウィー、-6で2位、藍ちゃん-2で10位タイ、アニカ-1、ポーラ-3、ガルビス+1、不動+3と悲喜コモゴモ。

去年の初日トップが-3、カットラインが2日で+9、優勝スコアが-15(アニカ)だったのだが、なんかとても変わりそうな予感。

カットはおそらく+5近辺か?優勝スコアは-20近くまで行くとすると、アニカものんびりしてられない。

藍ちゃんはお父さん来訪効果?パット次第だがベスト5ぐらいは行ってもおかしくないので、とにかくジリ貧にならないよう。すべては明日か?アンダーで20位以内でカット通過すれば、少しは楽しい週末になるかも・・・

現代将棋史(外伝)「王者の震え:覇権が揺らいだ日」

2006-03-29 20:03:40 | 将棋な私

長々と語ってきた将棋界の現代史。「外伝」という表現もちょっとおかしいといえばおかしいのですが、正史の一部たるタイトル戦の縁辺で語られたトップ棋士のつぶやきを中心に少し記録をしておきます。

今回語る棋戦は2003年10月15日、横浜ランドマークタワーのロイヤルパークホテル横浜で開催された第51期王座戦五番勝負最終第五局の模様。翌日に友人に送ったメールを元に当時の様子を再現してみる。

データとか対局の流れは下記の日経HP将棋王国参照

http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/oza/
http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/oza/index.cfm?i=20031015se064s2

王座羽生から見て、○●●千○で迎えた最終局。ここで一言添えておくと、第四局の羽生から見て千○の対局が渡辺の大逸機。千日手を打開すれば渡辺の勝ちだったとのことだが、その順に自信がもてずに千日手指しなおしの結果敗局にしてしまった。

■時間の流れ

16:45会場着、その時点で74手目△6六桂。

18:00 先崎・モテ光で解説会開始
19:20 森内・鈴木大介in、モテ光out
20:10 青野・勝又in、森内・鈴木out
21:00 先崎(出っ放し!)・青野・勝又out、富岡・ゴキゲン近藤・佐藤紳in
21:40 近藤が行方を呼び込み行方in、富岡out
21:55 終局

という時系列の流れ。▲7二銀(99手目)打たれて「多分羽生はこの手見落としでしょうね」(先崎)というコメントを聞いたときには目の前が暗くなった。

最終盤でよたつく羽生の様子を見てファンの一言「どっちがチャンピオンかわからんなあ」・・・・御意、今回に限ってはまったくの同感。

■「羽生おかしい」

異口同音に「今回の羽生さんは様子が変」というコメントが揃っていた。佐藤・森内・行方・・・・言葉の端々に「しっかり勝ってくれ」のエールのニュアンスをこめつつ。

中終盤の難所での89手目▲3三歩(森内・先崎・青野はじめ5人の棋士が、「読んでさしてる手ではない」と酷評)や95手目▲5五歩を見て、ついに先崎が本音の一言。「こういうねえ、、、何か読みを外して、相手の間違いを衝いて勝とうという感じが気に喰わないんだと思いますよ、ハブから見て」という一言。

「優勢の将棋まで粘って勝とうとする」というナベちゃん筋悪説(モテ光)まで出て、相当気色悪がられていた明くん、とにかく未知数の才能に対する懐疑的コメントの数々。

まあ、新時代の天才は絶対最初から理解されないんですが・・・素人の僕が見て、「どっちが羽生の手か判らない」という将棋。

本当に対局者である羽生、周囲の解説陣含めてイラついていたようで、大した玉である、明君。

■歴史に残る「震え」

後日将棋新聞や将棋世界で特集され、いまでも語り草といってもいいと思うが、△7八銀成(92手目)の時に銀が元いた6九地点の横にあった5九飛車を震える指し手で斜めに飛ばして(羽生が)、しかもそのまま直さないというシーンが1つ(行方が最終盤の前に合流した際に、しきりに気にしていました)

そして、日経のHPにも出た124手目△5七角成(の「震え」、7五角を持とうとして2度つかみ損ねて、その上ヨイヨイのお爺さんヨロシク3秒ぐらい震えながらやっと5七に裏返した角を着手。つかみ損ね続ける手付きを見て、最初は「盤上にハエでもいて追い払ってるのか?」と個人的に思ったぐらい。

控え室でもドヨメキがあったようだが、解説席上の行方・近藤・シンヤ君の「うっわー」という驚きの声、モテ光がNHKとかでよく見せる最終盤の貧乏ゆすり(これはこれですごいですよ)のマグニチュードを+2(マグニチュードは+1で30倍です、ハイ)して手に移したぐらいの震え。最終的に一度も(羽生が勝ったと思うときにでる特有の手付き)「ぐりぐり」は出ず。

「その子に羽生君はやられるんだ」

という中原十六世の何気ない一言、それを書き残して今や渡辺応援団長を務める河口老師(本局観戦記担当!)の視線・・・・敵は盤上以外のもののほうが遥かに大きかった、今回に限っては。

ともあれ、防衛。合計70段以上の(+盤面操作は片上三段!のちに四段に昇段した東大法学部卒業のプロ棋士)解説を只で堪能できたのは一生の思い出。

■総括、そしてこれから

とまあ、こんな感じ。羽生も出てきたときはこの渡辺君のように不可思議な印象を周囲に与えて大層先達たちを苛立たせた。歴史は繰り返す、またこれからもきっと。

羽生善治、現在王位王座王将の三冠、36歳。タイトル通算63期はあと一期で十六世名人中原誠に並ぶ、その上にいるのは通算80期の大山十五世のみ。ただし大山時代(最初はタイトル数3、後に5)と羽生時代(7大タイトル時代)では数の重みも違うのだが・・・

そして渡邉明、21歳。来月頭に22歳。現在二期目の竜王位、タイトル戦出場3回、うち獲得2期、敗退は上記の羽生との王座戦のみ。

とりあえず一番早くタイトル戦が羽生渡邉で組まれる可能性があるのが新年度で王位・王座・竜王の3タイトル。竜王なら羽生が下座で挑戦。これも見てみたい。

続けようと思うといくらでも続くので、この辺で。最後に棋譜を掲載します。機会があれば並べて見ていただけると、上記のコメントの臨場感が、、、増さないだろうなあ(笑)

開始日時:2003/10/15(水) 00:00:00
棋戦:王座戦第5局
戦型:矢倉
場所:横浜市西区/横浜ロイヤルパークホテル
先手:渡辺 明 五段
後手:羽生 善治 王座

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金 ▲7七銀 △3三銀
▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩
▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉
▲8八玉 △2二玉 ▲4六銀 △5三銀 ▲3七桂 △7三角
▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △2四銀 ▲3八飛 △9四歩
▲1八香 △9五歩 ▲6五歩 △8五歩 ▲2五桂 △4二銀
▲3五歩 △同 銀 ▲同 銀 △同 歩 ▲1五歩 △同 歩
▲6四歩 △同 歩 ▲3五角 △3四歩 ▲6八角 △6五歩
▲1三歩 △1四銀 ▲1二銀 △同 香 ▲同歩成 △同 玉
▲1七香打 △2二玉 ▲1五香 △2五銀 ▲同 歩 △8六歩
▲同 歩 △6六桂 ▲同 銀 △同 歩 ▲同 金 △8五歩
▲1二香成 △3一玉 ▲6三銀 △8六歩 ▲7九桂 △2七銀
▲5八飛 △6九銀 ▲8三歩 △9二飛 ▲3三歩 △同金寄
▲5九飛 △7八銀成 ▲同 玉 △1八銀成 ▲5五歩 △8四角
▲7五歩 △6四金 ▲7二銀打 △1一歩 ▲同成香 △6五香
▲同 金 △同 金 ▲8一銀不成 △9四飛 ▲5八飛 △1七成銀
▲1九香 △8七歩成 ▲同 玉 △6七歩 ▲1七香 △6八歩成
▲同 飛 △6七歩 ▲1二香成 △4三銀 ▲1八飛 △7五角
▲8五銀 △8六歩 ▲7八玉 △5七角成 ▲9四銀 △6九角
▲同 玉 △6八金
まで128手で後手の勝ち


米国男子:TPC@Sawgrass

2006-03-28 19:14:39 | Golf一般

数週間前に世界マッチプレーでタイガーに一回戦でタコ殴りされて9&8というマッチプレーでこれ以上差がつかない大差負けを喫したスティーブン・エイムズが優勝。

http://sports.livedoor.com/article/detail-3620232.html

4日間全部アンダー、最終ラウンド67(最終日プレイヤー平均75.3!)、16番のイーグルでトドメ・・・等々いろいろ書く材料はあるものの、最終日1時間半ばかり見ていた中で特に印象に残っているのが14番のパープレーのシーン。

■Tee:すばらしくマネジメントされたドライバー、残念ながら2y右過ぎてFW間際の深いラフ
■2nd: フェアウェイへレイアップ、残り127y
■3rd:127yを多分PWでピン筋手前3yにオン
■4th:3y、フェザータッチのフックラインをジャストタッチで決めてPar

見ていた中でもっとも感動、「ウィニングパットである」と直感。果たせるかな次の15番バーディー、16番イーグルで追撃されるスキを見せず。終わってみれば2位に6打の超安全マージンで優勝。

勝つときはそんなもの、とはいえこの週のAmesは強かった。これでワールドランクも27位に躍進。

それにしてもこのSawgrass、残酷なほどの難しさ。初日65でTOPのデービスラブ、2日目83!でカット。2日目まで2位タイのアダムスコット、3日目に82。3日目16番終了時点で-8、単独トップだったオーバーホルザー、17番トリ18番ダボ、ともに池で転落、最終日は81で終わってみればトータル+6、45位タイ。世界でもっともトホホなゴルフ場はここで間違いない!

さて一週おいて次週はいよいよマスターズ、タイガーは父アールの病状が鍵?なんとなくマスターズ優勝がアールさんの冥土の土産になりそうなシナリオ、縁起でもないが。個人的にはビジェガス君が滑り込み参加組みに入れなかったのがチョー残念。タイガー曰く、ビジェガスとか(多分アダムスコットとかも)が「ニュータイプゴルファー」らしい。ってことはタイガーはシャー大佐(爆)?

 


MGLジュニアキャンプ参加記

2006-03-28 07:33:25 | 私的Golf
イヤー、すごかった。中学2年生の子供を不動裕理や飯島茜のコーチでもあるジョー・ティール主宰のジュニアキャンプに送り込んだのだが、これがとてもよかった。千葉のかずさGCで日曜朝~月曜夕方のプログラム。日曜日の日中のみ親は参加。

全体のスケジュールはコンパクトだが、ジョーおじさん&ミズノスタッフのプロたちが子供3人に1人の割合でついてテーマ別コーチング&ラウンドレッスン。

ジョー先生、すごすぎ。58歳、よくしゃべるアメリカンオヤジ。ボブトスキと世界の料理ショーのMCのおっさんを足して二で割ったような感じかな?ともかくよく動く、しゃべる、的確にアドバイスする。

のちのち忘れないようにレッスンの収穫をいくつか
ポイントは、

・テークバックの捻転をしっかり(これがファンダメンタル)
・テークバックを振り上げすぎない(手を叩くドリル)
→要は必要十分に体をねじってスイングする、これがすべての基礎。片手の手の平を前に構えて置いて、右手を振り上げたときに一番力強く叩ける場所まで手を上げる。これが理想のTOPの手の位置。逆にこれ以上手を振り上げる(=バックスイングする)のはパワーロス。その際に、左肩を90度に近く捻転させて腰を入れる。これがスイングのファンダメンタルである。

・チップショットは小さく振る(打ってから止まって数秒)
・手首をこねない(自然なコックはOK)
→これはラウンドレッスン時のアドバイス。右足前にボールを置くイメージで、体重は左60:右40、小さく振り上げて(その際にコックを原則しないで、振り上げた勢いで手首が折れる分だけにとどめる)そのままチップをしたらフォローではコックをせずに30cmぐらいヘッドが動いたところで肩~クラブヘッドのラインを動かさずに数秒止まる(タイガーたちプロがAP打った後にとまるイメージで)
→チップショット以外でも、ふわっとあげるロブなどでもこのフィニッシュのイメージは有効だそうな。

・APのときには、身体を右傾させない(むしろ左傾のイメージで)
→これはAPの際の立ち姿勢の注意。ビハインドザボールを意識する余り、体が右傾して後ろ体重になりすぎるとダフリやトップの原因になる。

・ルーチンについて(後ろで素振り、ラインをイメージしてから打つ)
→これは親も真似をすべき、セットアップの流れを以下の様に統一、これを全ショットでできる限り励行する
 1.ボールの後ろに立って、飛球線方向を見てラインと球筋をイメージ
 2.ボールの後ろ1.5mぐらいのところで、打つ方向にアドレスをして球筋をイメージしつつ素振り
 3.ボールに近づきアドレス、その際は素振りをせずに、飛球線方向を見ながらイメージ確認
 4.イメージの最終確認を終えたらそのままスイング→ショット

・自信がない感じのまま振らない(素振りでイメージを出すことができてから打つ)
→上記の2→3のルーチンに移行する際に、素振りでイメージが湧かない場合、飛球のイメージが納得できるまで素振りを繰り返し、イメージが固まってからアドレスに入る(イメージできないならクラブを変える?)

・可能性があるショットはチャレンジする
→これはメンタル面でのアドバイス、無謀はだめだがチャレンジはしなさい、と。ともすればできない理由を並べて言い訳しがちな思春期のゴルフ少年には難しい注文かも?でも必要なメンタリティですな。

・体の傾斜に注意(頭を残しすぎない)
→これは少年にありがちの症状だが、「頭を残そう」としすぎる余り、体がインパクト前後から逆Cの字になる傾向を改善する、むしろアニカのルックアップスイングを参考にすべきか?

・ゲームを支配すること
→ネガティブなコメント等で自分からダウントレンドを生み出さない。競技でゴルフをする場合、野球などと同様に「試合の流れとそのコントロール」が重要になる。「自分がゲームの片隅に追いやられてしまうような流れでは、絶対に勝てない」要はポーカーフェースと局面局面でのメンタルの強さか。

・バンカーショットは、打球方向3m先の人に「砂を投げる」イメージで
→ボールを打つのでなく、「先に砂をクラブで拾って投げる」意識でスイングすることで、確実にボールが出る。これは万人初心者に共通では?

・APでダフる理由/ダフらないようにするには?
→重力の影響で、クラブを寝かせて青木功のように構えてからスイングするとダウンスイング時にクラブヘッドが下がってアップライトにクラブが降りてくる=最下点が当初ヘッド位置より下になるので、ダフる結果になる。そうならないには?最初からアップライトに意識して構えることである、特にチップショットの際に心がけるように。

とりあえず思い出せる範囲でこんな感じ。また思い出したら書くことにする。

3/25 58GC

2006-03-26 17:15:40 | 私的Golf
忙しくて更新が遅くなったが、記録と反省点を少々

丸山茂樹のオーナーコース、矢板IC至近の58GC、コース名の由来は5年ほど前に丸ちゃんが出したアメリカでのベストスコアにちなむ。ジュニア育成に力を入れていて、子供(学生証提示)は只。但し大人の料金は矢板にしてはチョト高め。

46・48=94(バックティ・6653y)

結構難しいグリーンに対して、APは最初「糸色女子言周」だったのだが、1m前後のパーパットを3回もはずしちゃあ、ダメッスね。TeeShotをドミスした2つのホールではダボで切り抜けているのだが、前半はやや不満な46回。後半は更に厳しく、苦手なホール2箇所で共にトリを叩いて沈没。ハア・・・まあパーオン4回(うち3PUT一回)では仕方がない。

平均はこれで@93丁度に低下。3月は5ラウンドで465ストローク。平均を90未満にするためには16打のハンデ。4月の巻き返しに期待。内容的には悪くないので、コンディションとAP/PTの集中力で改善スコアをたたき出すようにするべ。

王将戦最終第七局

2006-03-22 19:30:05 | 将棋な私
05年度タイトル戦オーラス、王将戦第七局。タイトル戦会場としてはかなり珍しい佐渡まで行って対局。

先ほど終了。98手までで後手番羽生王将の勝ち、羽生から見て○○○●●●○で防衛。将棋界初の三連敗四連勝ならず、モテ光残念。

これで年度のタイトル戦はすべて終了

名人 森内4-3羽生(防衛)
棋聖 佐藤3-2羽生(防衛)
王位 羽生4-3佐藤(防衛)
王座 羽生3-0佐藤(防衛)
竜王 渡邉4-0木村(防衛)
棋王 森内3-1羽生(奪取)
王将 羽生4-3佐藤(防衛)

と、ここ数年では珍しい7タイトル中防衛6タイトルという結果。次年度は4月上中旬の名人戦森内ー谷川戦と朝日オープン羽生-藤井戦で開幕。その間6月まで棋士の大半の幸せの基準となる順位戦(昇降級の心配をしないですむ)のないシーズンオフ的な期間となる。

そのなかでも棋聖戦挑戦者決定トーナメントや王位戦リーグは続く。羽生善治、年度最終戦は3/31の木村一基、棋聖戦トーナメント8強戦。3/31の対局を残して羽生の戦績39勝22敗.639 あと一つ勝っても勝率.645は羽生の年度成績としては中の下。ガンバ、ハブタン。

今日の勝ちでおそらくは年度最高棋士に贈られる将棋大賞の最優秀棋士賞は羽生になる可能性が高い、初の「該当者なし」でも僕としては納得ですが。

将棋界の1年はこのようにして暮れて明けます。

3/21鳴沢 トホホラウンド再び

2006-03-21 22:27:54 | 私的Golf
久しぶりの鳴沢、前回に続いて連続のトホホラウンド。そりゃGは速いし難しい、砲台だってきちんと利いてる、芝だって薄いからちょっとダフるとミスが痛い。わかってる、そりゃ判ってるんだけど・・・トホホ。

50・47=97

前半はボギーなし、パー4個なのに一番からダボトリダボと5番でトリ、7番par4でダブルパーと悪ラウンドの満漢全席状態。
後半もボギダボダボトリと最悪の出だしからパーをとったあと、15番でpar4で2打目(一応ナイスショット)がBackSpin+傾斜で直接入るイーグル、さらにparで今度こそ40台前半と思った矢先にAPミスから難しいアリソンバンカーで3打費消してダブルパーのビッグイニング(T_T)・・・・トホホノホ

とはいえ収穫はあった、PTの好調がある程度「上達」と実感できたこと。ラインの読み方がちょっとわかってきた感じ。あとDRは弱フェードで安定。あとは朝一必ず右に引っ掛ける癖だけ修正すればOK。

一方で、ミスのパターンが収斂してきた。

1.APの考えミス→距離不足での陥穽転落
→バンカー越えなどは、もっと安全マージンをとる

2.ShortIでのダフリ
→漫然と振るとおきる、しっかり最下点をボールの先に設定してダウンブロー且つボールの先でターフをとる習慣を徹底することでアイアンの切れが確保される

3.しないでいい勝負の場面での選択ミス
→レイアップすべきところを今回あえて狙ってみたが、結局殆どの場面で距離不足で池などの失敗。レイアップを徹底してPTの好調を活かすべき。

これらを克服するには、1は練習、2・3は意識の改革である。

ちなみに今日は自己査定で打たないでいいショットを10打(厳密には12打)打った。年初来で毎回査定しているが、一番少なかった鹿野山で4打、そのほかでも8-10打は駄なる無駄ストロークをカードに記入させられている。これを2・3打に縮めラレナければ、平均は向上しないし、試合では1打たりともおろそかに出来ない。あと1ヶ月、ちょっと集中力の勝負な気がしてきた今日この頃。

年間平均:@92.75/4R GDOHDCP:14(変化なし)

いよいよ80平均への戻しがきつくなってきた、次回は25日の58GC。下手なのはともかく無駄スコア排除!

現代将棋史(その4-2):混沌、そして新たな台頭の開始(2)

2006-03-20 20:02:46 | 将棋な私

混沌編(そして新たな台頭編)後半、データの整理とエピソードの紹介。

タイトル戦出場獲得、次の6年(98-03年度)版
羽生 30回(獲得22期)
谷川 13回(獲得4期)
佐藤 12回(獲得5期)
丸山 7回(獲得3期)
藤井 5回(獲得3期)
森内 5回(獲得3期)
郷田 4回(獲得2期)
渡邉 1回(獲得0期)

分母は95年度から棋聖戦が年1回になったので、42回がこの6年の開催タイトル戦数。羽生、獲得率過半数は維持。出場率も約々2/3だが、以前のような「いっつも羽生」という状態からは多少後退。

このリスト、知る人ぞ知る「羽生世代一覧」に等しい、羽生丸山藤井森内郷田は同級生、佐藤は1学年上だが奨励会入会が羽生森内郷田らと同期、いやんなるぐらい沢山いる強い連中、それが羽生世代。
「サル山のボス」であることは勝負の世界のトップの構図だが、当節のこの年代の特徴は、「準ボス連中までイヤになるぐらい強くて、さらにその上に羽生がいる」という構図。さしもの十七世谷川もこの分厚い世代間抗争にはたじたじである。

という重層構造の羽生世代なのだが、このような栄華の頂点の最中、台頭勢力の息吹が聞こえてくる。羽生がダースベイダーだったら間違いなく聞きつけた段階でトドメを刺すであろう新星の萌芽。渡邉明登場(正確には登場予告)。

羽生七冠騒動の95-96年頃、当時小学校4年生で小学生名人になり、そのまま秋の奨励会試験に合格して半年で2級まで昇給した渡邉少年の噂を聞きつけ、老師河口七段がある日中原誠十六世にその少年の話題を告げる。
「ホウ」と目の色を変える中原、次の一言が歴史の証言者たる痛烈な一言

「羽生君はその子にやられるんだ」

その昔、15歳プロデビュー直後の羽生四段が当時の王将中村修を鎧袖一触した対局を隣で見ていて、終局後にぼそりと「(当時名人の)谷川君(の第一人者の時代)も長くないね」と言った一言といい、今や色ボケ突撃オヤヂと揶揄される中原将棋連盟前会長だが、その歴史と人物を見る目は誤らないのか・・・?未だ実証はされていないが、歴史のページにはまだ余白が十分ある。

さて羽生善治の業績来歴踏破の最終コーナー。97-99年は四冠を維持するものの挑戦者に3年間もならないという「暗黒の時代」を経て00年ごろから「七冠再び?」という期待感を持たせる対局結果を叩き出す。

この頃からネットの普及に伴いファンサイトが各棋士を応援するためにどんどんと立ち上がる。当時から棋界の第一人者である羽生善治はファンサイトでも質・量両面で他を圧倒する。
主なファンサイト
(migさんの「七冠予祝サイト」)
http://www.otal.osaka-wu.ac.jp/HABU/2005.HTM
(和田さんの「羽生善治の世界」)
http://homepage3.nifty.com/wadakg/habu/habutop.html

この他にも「”念”サイト」と言われる原理主義者集団のサイト(爆)とかあるんだけど、ちょっと怖いので紹介は割愛します。migさん、和田さんあたりの応援スタンスがrobiheiの感覚と親和性が高いです。

しかーし!こうして歴史を辿ってデータを整理みると、インターネットの普及以降の時代は、どんなに羽生が勝っても七冠は再び来たらず(とはファンとしては言ってはいけないのだが・・・^_^;)というのを実感する。

例えば00年度、空前絶後の羽生イヤーといってもいい。
↓migさんのHP、2000年版
http://www.otal.osaka-wu.ac.jp/HABU/2000.HTM

これだけ勝って、将棋大賞:最優秀棋士賞&記録部門4冠SWEEP四たび!・・・とここまで勝っても五冠、ンなんてこったい! しかも、最近の2年に限っては、 、、
04年度 タイトル参加 羽生5(獲得4)森内5(獲得1)谷川2(獲得0)
05年度 タイトル参加 羽生5(獲得2・未定1)佐藤4(獲得1・未定1)森内2(獲得2)

という状況。五胡六国か春秋戦国かという群雄割拠の時代が来るのか?

個人的な見立てとしては98年前後の3年間に次ぐ「低迷期第二時代」といえるのではないかと考えている。復調の鍵はやはりタイトル戦、それも挑戦者になる頻度が問題である。今期進行中で言うと名人戦は叶わなかった(T_T)ので、以降は棋聖戦と竜王戦、この2つとも挑戦可能なポジショニングであり、これをしっかり勝ちきってタイトル戦登場という形になれば本格復調と言っていいと思う。

そして来期、名人戦で勝つことで王将(07年永世資格取得予定)・竜王(06年初代永世竜王資格取得予定)・名人(07年十八世名人位取得予定)とつづいて、「永世七冠王」になる予定。

そこから先?羽生ファンではあるがあえて言っておこう「緩やかな時間をかけて歴史は繰り返す」台頭から簒奪にかけて、短くて5年、長ければ15年ぐらいかけて、次の覇者との世代間競争が寄せては返すことになるのではないか。

これで現代将棋史についての記事を一旦完結します。近日中に2年半前にライブで見た観戦記、「王者の震え 棋界の覇権が揺らいだ日」を上げるようにしたいと思います。03年10月、横浜での王座戦最終局のことです。ご清聴感謝、robiheiでした。

PS.王将戦最終局、佐藤先手番で矢倉戦。とってもうれしい。望むらくはA級プレーオフも矢倉が見たかった・・・


現代将棋史(その4-1):混沌、そして新たな台頭の開始(1)

2006-03-20 19:05:02 | 将棋な私
明日の年度末最後の大勝負、王将戦最終局前に最後のコメントをアップ。ここからは七冠制覇後の10年を駆け足で辿る。

まずはデータの整理から、承前の話になりますが、6年間のタイトル戦参加者リストとタイトル獲得数について以前調べたものを出したが、それを再掲しつつ歴史を辿る。

86-91の6年間の主要棋士のタイトル戦出場回数(獲得数)
谷川 17回(獲得12期)
中原 16回(獲得10期)
南   14回(獲得9期)
米長  9回(獲得1期)
高橋  5回(獲得3期)
桐山  5回(獲得3期)
羽生  4回(獲得3期)

これの同じバージョン、次の6年(92-97年度)版

羽生 36回(獲得31期)
谷川 18回(獲得8期)
郷田 7回(獲得1期)
佐藤 5回(獲得1期)
中原 3回(獲得1期)
三浦 3回(獲得1期)
森下 3回(獲得0期)

分母は途中95年度から棋聖戦が年1回になったので、45回が6年の開催タイトル戦数。羽生、実に登場率80%、獲得率でも2/3超である。まさに羽生時代のピークとはいえる。

なのだが、この最中にも小さな逆転劇が含まれている、谷川浩司の反撃である。王将位を奪われ、無冠になった谷川九段が翌年の竜王戦に挑戦者で登場。

何戦目か忘れたが確か後手番の矢倉戦の終盤の叩きあいで△7七桂打という鬼手を放って当時猛威を振るっていた終盤のうっちゃり「羽生マジック」を粉砕。

ちなみに歴史に残る手は大棋士には符号とともに語られるという傾向がある、羽生なら▲5二銀、大山は▲6七金打ち(確か晩年の谷川との順位戦)、中原なら▲5七銀(対米長、名人戦)というように。

これで積年の(確かタイトル戦で羽生に7連敗してた)「負け下」状態を脱却して、余勢を駆って翌年の名人線挑戦者に、この名人竜王の頂上対決を制して谷川二冠(但し竜王名人の二大タイトル)対羽生四冠という形になった。

この時点では、タイトル数こそ羽生優勢だが、実質的に棋界の頂点たる名人竜王を共に戴冠する谷川が実質的に棋界のリーダーとして復活。現にこの年度の将棋大賞:最優秀棋士賞を谷川が久しぶりに獲得。

この時代(96-7年)が羽生低迷の第一期。ここからが長くなりそうなので、一旦これでアップして、混沌編第二弾を続いてあげます。ではでは。



順位戦オーラス、B1最終局

2006-03-18 18:54:46 | 将棋な私
ゴルフの関係で&羽生谷川のプレーオフの落胆余波で先ほど結果を確認。最後の昇降級者を確認してあんぐり。

■最後の昇級者:阿部隆→A級へ
■最後の降級者:先崎学→B2へ

先ちゃんの文春のコラムは続くのかとちょっと心配。まだ老け込む歳ではないので、捲土重来を期待したいが、来期B2には魔太郎こと渡邉明と王子こと山崎隆之が上がってくる。これらと伍してB1復帰するのは結構というか、かンなり大変。

先ちゃんがんばれ、君が一流の棋士グループの中に名実共に居ることはいろいろな意味で重要だ。

阿部隆はA級入りが遅すぎたくらいの人材。かつては羽生と同期昇段のライバルだったわけだし。これを機にもう一段上のクラスに一皮剥けてほしい。

来週、佐渡で王将戦最終局の鬼勝負があるが、順位戦が終わったこともあり、将棋界はいっきに年度末モードである。