robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

王座戦挑戦者決定

2008-07-31 11:29:49 | 将棋な私
うーむ、終盤の谷川△4五角の辺りでは中継ページも祭りに成りかかったんだがなあ・・・

関西将棋会館で指された木村-谷川の王座戦挑決、先手番木村が終盤じゃっかんよろめきつつ、しっかり勝ちきった。竜王戦に挑戦した3年前に続いて2度目のタイトル戦登場。

「千駄ヶ谷の受け師」と揶揄される程の粘り強い気風。実は羽生木村の番勝負は2度目、むかーしの竜王戦挑戦者決定戦3番勝負以来。

あの時は王様の逃げ場所を間違えた羽生が尻に飛車を打たれて1手詰みの大頓死!という、棋士歴の中でも最大級の拙戦で緒戦まけ、その後連勝して挑戦者となり、藤井竜王(当時)を倒して竜王になった。

ちなみに、あれ以来その時羽生を怒らせた?(笑)木村は殆ど勝てていない、通算で羽生の12-3という状況で、トッププロの一角たる木村が何故・・・?というほど勝てない。

ただ、森内・深浦と続く「羽生苦手ゾーン」と棋風が似ている木村、ここからやがて拮抗するモードになる可能性も十二分にある。なおさら叩いておかねば!の想いが強いかも。ちなみに羽生は今度で十七連覇が掛かる。

王座戦は秋の棋戦、開幕は9月。それまでに王位戦の目鼻をつけるべく今日も羽生は神戸にて対局中。

引き続き「羽生の夏、過労の夏」である(笑)

竜王戦:本戦T佳境

2008-07-28 20:47:33 | 将棋な私
さっき糸谷(5組優勝)-羽生(1組5位)の対局が終わり、後手番の羽生が、毎度使っている月並みな表現だが「鎧袖一触」の感ありで糸谷くんを吹っ飛ばした。

反対の山は郷田木村で準決勝、こちらも脂っこい対戦(笑)

さあ 深浦だ。

羽生ファンは皆わかっている。森内を屠った(ほふった、と読む)今、残るはこの髭の濃いオトコなのである。次のこいつさえ行ったら10月渡辺の前に座るのはほぼ羽生で決定に2万カノッサ(古いなあ(笑))ぐらい賭けるぞ、robiheiは。

しかし、しかしなのである・・・。日程がきつい・・・

じつは去年の1組4位(中原)対勝ち上がった1組5位(谷川)が指されたのは7/26、カレンダー的にはまるまる1局分遅れている勘定である。

このあとも対局予定が目白押しなのだが、去年の並びで考えると挑戦者決定戦は9月の1週目に始まる。

■7/31-8/01 王位戦3(深浦)

■8/06-8/07 王位戦4(深浦)

■8/11-8/17 この辺は毎年恒例の全国各地デパートでの「将棋祭り」へ臨席
       特に、今年は新永世名人の羽生の存在感は人気とともに絶大、
       相当量のお座敷が掛かっている状況で間違いない

●8/18の週? 竜王戦(深浦)

■8/26-8/27 王位戦5(深浦)

○8/末-9/初 竜王戦(丸山)

○9/1w後半 竜王戦(挑戦者決定戦1)

□9/09-9/10 王位戦6(深浦)

○この間に挑戦者決定戦2と3?

□9/25-9/26 王位戦7(深浦)

白抜きは未確定対局ながら、結構な確率で対局が付くことと思う。
で、さらにこれに加えてどっかでNHKの収録とか棋王戦の2回戦とかも入れないといけない・・・(@_@)

羽生の夏、過労の夏(笑)

将棋祭りを挟んで、本題の「深浦祭り(笑)」を全勝で突っ切ってもらいたいものである。

王位戦第二局2

2008-07-25 13:21:41 | 将棋な私
一週間前、王位戦開幕局を見てコメントして一週間強、第二局も熱戦だった。一応逆転で深浦が勝った、ということらしいが、素人には差が見えない将棋だった。「超難解縁台将棋」ってところか。

先週のコメントで感じたことを再度なぞることになるので、改めてくどくは語らないが、深浦の今の強さは「羽生でさえ間違えることあり」という信じる力(あるいは、彼我の力量差を疑う力)に支えられているという気がした。

盆休みが入るので結構タイトなスケジュールの王位戦、来週再来週も対局があり、神戸長崎と港町シリーズさながらの連戦となる。特に長崎は深浦の地元であり、是が非でもの想い一入であろう。

盆休みに入るまでの4局で、

羽生3-1:確率20%
双方2-2:確率70%
深浦3-1:確率10%

と予測しておきます。

PS.しかし、昨日の対局はどこまでが事前研究だったのか?
   来週の週刊将棋で幾分の解明はあるのだろうか・・・

王位戦第二局:封じ手場面

2008-07-24 09:25:24 | 将棋な私
普通は局後にコメントするのですが、ちょっと吃驚の将棋になっているので途中ですが上げます。

名人戦で森内が警戒して先手番の度に初手▲2六歩と突いたので出なかった戦法、後手番羽生の「2手目△3二飛」

最初は後手番だって歩をつくモンでしょう、という将棋の常識を根底から疑う羽生のスタンスを如実に表すようなこの手。深浦も待ってましたとばかり飛車角交換の大乱戦になっている。

いわゆる「定跡を外れた力戦型」で、未知の局面での新しい正解を探す将棋の構想力比べといった様相。でも相当部分は事前に研究されているという説も・・・

この手の”手将棋”にはめっぽう強い羽生。研究熱心な深浦くんと云えども捩じりあいで捩じ切るには相手が太いけど、、、、どうかな(笑)

今現在の局面を見ると縁台将棋さながらです。両者あまりに将棋が上手いので、これだけ乱暴な手を指し合ってまだ局面が均衡取れているらしいというのが奇跡的といえば奇跡的な状況。

夕方決着予定。

棋聖戦決着

2008-07-19 12:00:41 | 将棋な私
若槻礼次郎の旧別邸であるわかつき別邸(伊豆)で指された最終局。先手番佐藤棋聖の穴熊を上手に崩して羽生が勝ち、●●○○○で棋聖奪取。

先手番、しかも穴熊ということで、「なんとしても勝つ」のモードだった佐藤。ちょっと過剰だったのかも・・・と思いつつ。後手番羽生の踏み込みがより優れて鋭かったという印象。「年度名局賞候補」の声まで掛かる熱戦だったことは間違いない。

これで通算70タイトル目。大山の通算記録にあとタイトル10、今のペースだと2年ぐらいでクリアしそうな勢い。

さあ、次は深浦との王位戦(先勝済み)と竜王戦本戦。

深浦との対戦成績「拮抗モード」が「制覇モード」に切り替わる時期に今さしかかっている気がしている。かつての藤井、あるいは更に昔の谷川との対戦がそうだったように…

七冠、指呼の間という様相になってきている。これから半年くらい、少し楽しみが増した。

王位戦開幕

2008-07-16 09:51:16 | 将棋な私
北海道は網走で開幕した夏の棋戦、王位戦七番勝負。先手番羽生挑戦者が熱戦を制して先勝。

感じたこと2点

1.深浦ツエー

負けて尚、非常に調子のよさを感じた。△9六角なんて羽生がやりそうな手が飛び蹴りのように出てくるのもいい感じ。

次の深浦先手番でしっかり深浦が勝つ様だと、今年の夏もフルセットになった去年に続いて長くなる気がしてくる。

2.道新スゲー

ブログ、棋士2人と対局室・盤面の静止画、リアルタイムの残り時間反映のFLASH版の棋譜盤面と、最高の環境整備といっていい。

また、「ベランダで受難した小鳥(センダイムシクイ)を助けた羽生名人」とか、ほのぼの系のエピソードも紹介され、なんとも楽しい2日間の対局中継速報であった。

やはり地方文化の担い手、地方の有力紙の支援はありがたい。ネット化が社会的に進んでも、この環境は維持されるのか・・・ちょっと胸苦しいものを感じつつ今回は道新に大感謝(なんか原田九段みたい(笑))である。

Dice-K前半戦終了

2008-07-14 11:56:03 | よもやま話
4H5BBという「いつもの出来」ながら、今期16度目の先発で7回目のQSとなる6回無失点。ゲームは2-1で勝って今期大輔10勝目。ボストン首位返り咲きに貢献。

まあ、85点って感じでしょうか?前半戦は。


防御率 2.65
被HR 5本
勝敗率 13-3(大輔のGS16試合の勝敗)

×
IP数 88.1(勝ち数上位では一番投げてない)
BB数 57 (9イニング換算5.8個←多すぎだろ!)
DLL 1回(まあ、ちょっと休んだよね)

とはいえ相当良い成績。ALLSTARも休める(調整期間)と考えればまた次はそこそこ飛ばしていけるかも。

注目は後半戦の先発予定の組まれ方。ベケット→ダイスケ→・・・という流れで後半戦組まれる流れになる気がするので、そこでガンガンいければサイヤング候補&WS連覇も視野に入ってくるかも。

竜王戦ドリーム:本戦編

2008-07-11 10:32:04 | 将棋な私
少し前に、プチ竜王戦ドリームということで中原誠十六世名人のちょっとした活躍を紹介しましたが、結局中原は羽生十九世に止められて、竜王戦本戦には辿り着けなかった。羽生の壁高し、である。

で、話は変わってというかあれから2ヶ月強経って、昨日指された竜王戦本戦の2回戦。糸谷五段(5組優勝者)が増田六段(4組優勝者)に勝ち、次に1組5位の羽生名人と対戦することになった。1/64だった振出しの挑戦者になる確率が、2勝したので1/16まで上がった。あと4つ(正確には最後の挑戦者決定戦の決勝は三番勝負なので4人に5勝が必要)という状況。

勝負の世界、あるいは勝負の女神は強いものになびく傾向が顕著。この竜王戦の本戦システムは何度か紹介しているが、1組優勝者は挑戦確率1/4、一番下の5・6組からの勝ちあがり者の16倍である。

でもここで重要なのは「その確率が0ではない」こと、なのである。

糸谷(イトダニ)哲郎、19歳、広島学院から京大志望だったがそれは実現せずに阪大文学部哲学科に進学、今2回生。怪しげな力将棋を指す怪童として棋界の評価は既に高い。人によっては「将来の名人の器」という声も。高校在学中にプロ(四段)に昇段、17歳で若手登竜門のタイトルである新人王も獲得。

糸谷-羽生戦の手合いはおそらく7月下旬。文字通り、調子の良い平幕と横綱の対戦という感じである。竜王戦ドリームに注目。

お隣の囲碁も井山君というイキのいい若手が名人挑戦者になった、彼も19歳。将棋界もそろそろ若手の勃興期が到来して欲しい今日この頃であります。

棋聖戦第四局

2008-07-08 19:02:11 | 将棋な私
道後温泉で指された第四局、序盤から超過激な急戦かつ大駒総動員のド派手な戦いを後手番羽生が制してこれで●●○○で最終局に。

えー、今日勝った方が棋聖になる。と宣言しましたが、まあ65:35ぐらいで盛り返した羽生が有利かな、という気はします。来週早々には王位戦の挑戦手合いでの王位復位を賭けた戦いも始まるので、なんつうか過密日程です、羽生タン。

しっかしこの2人の将棋は面白い。月並みですがゼニの取れる将棋です。
5分時間があって将棋の駒の動かし方がわかる方、ぜひここから棋譜を追っていただいて鑑賞をしていただければ、と。

最終局は来週金曜日、羽生は日曜移動日(網走!)月曜火曜王位戦水曜網走からもどって木曜移動日(伊東)、で金曜日勝った方が今期棋聖、という対局(笑)

こうなりゃ体力も棋士の力量である。

米国女子:越えられない壁?

2008-07-07 14:12:48 | Golf一般
うーむう。

また李宣和が勝った。   
宮里藍はちょっと足りずに負けた。
新人王の時も競り負けた。去年スランプに入る直前のマッチプレーでも決勝で負けた。

李>宮里の構図は3年目に至るも図式的には逆転できていない。っくうー!って感じかな?

収穫は最終日もきっちり藍ちゃんも-4で回ったことか・・・

月並みだが、上がり3Hでバーディー取れないと勝てないってことだな。1・2打って相当大きな差ってことになる。

要は「確実性の担保を兼ね備えたアグレッシブさ」だな。参考にしよう。