robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

王将戦第二局

2009-01-30 10:42:05 | 将棋な私
南紀白浜で指された第二局。なんつうか羽生の見落としなの?って感じの中盤大差でそのまま押し切られて負け。

うーむ、失冠しそうだな。羽生ファンだけどなんかいやな予感。
デキの悪い将棋(しかも、そのままひっくり返せずに負ける将棋)が多すぎる。

次から3連勝できなかったら失冠すると予想しておきます。
粘りあいに勝てる流れが作れないんじゃないか、と。イマの羽生さんには。

で、2冠になるのにB1に降級する深浦、と(笑)なんか捩れてんなー、将棋界。

「ああ播磨灘」ってご存知ですか?

2009-01-26 10:41:50 | よもやま話
いきなりですが、朝青龍の話。

もうかれこれ20数年前に週刊モーニングで連載された相撲漫画なんですが、「負けたら即引退」といきなり宣言して傍若無人の限りを尽くしながら勝ち続けるやんちゃな横綱が主人公で、愛読してました。

朝青龍を見ると、あれをなつかしく思い出します。作者が1年前にコメントしているのを読むと、「まだまだちっちぇえ」ぐらいの感じですが、このコメント読むとさだやす氏の朝青龍に対するそこはかとない愛情も感じます。

そういやあ1年前も謹慎明けとかで大変だったんだよね(笑)逆境が似合う男かぁ。1年前は楽日決戦で負けたんだったと再確認。でもあそこまで行って盛り上がった記憶が蘇る。

昨日の展開もよかった。うん、よかった。本割勝てて白鵬の顔も立ったし、すかさず立ち直って全盛期に近い万全の相撲で最後は勝ったってのも楽しい。

満座がハクホーコールだったのも、逆説的に朝青龍を燃えさせる為の作戦じゃあないかなんて勘繰ってしまったぐらいですわ、ハハ。

月並みな表現ですがピカレスクロマンってやつですか(笑)
いやー、やっぱ日本人は相撲好きなんだなあって再確認。
闘う両者が大陸の方ってのは少しだけ残念な気もするけど、あんな好勝負見せてくれるなら関係ないや。

A級戦国時代2:いよいよ4角勝負

2009-01-22 14:26:24 | 将棋な私
早いもので、2ヶ月前に、この話をしてから昨日まででA級6・7回戦が終了した。

で、結果がこの状況。2戦を○○が2名(郷田木村)●●が2名(三浦丸山)、のこりは1-1という状況。是非、この混戦振りを「成績順に並べ替え」ボタンを押してご鑑賞ください。

ここからの残2ラウンドは一斉対局で指される。2週間後に8回戦、3月頭に最終戦という予定。誰がどう勝とうが負けようが名人挑戦者も降級者も最終局まで決まらない星勘定に。

次の8回戦だが、3-4同士の戦いが2局、まさしく4角から直線入り際の勝負さながら。
個人的には藤井・谷川・佐藤・木村あたりを応援しているものの、それらの全てが幸せな結末を迎えることは相当厳しい状況、というかゼロサムの勝負の世界で言えば無理な注文でもある。

さーて。名人戦の60日会員になる時期がやってきた。
ここから2ヶ月で1,000円ポッキリは安いでっせ、お客さん(笑)

王将戦開幕

2009-01-19 17:16:04 | 将棋な私
徳島の大塚美術館のフレスコ画の前で公開対局+現地と東京の毎日ホールでの2元ネット接続でのシンクロ解説会と新鮮味のある企画満載で指された開幕局。

フリゴマで後手番になった羽生王将が終盤ひやりとしつつも中盤のビシバシの勢いでつけた差を生かして先勝。

この棋戦、個人的には羽生善治という棋士が「今までの羽生」でいられるか「普通のとても強い棋士」になるかの分かれ道という気がしています。個人的には前者で末永くいて欲しいし、そうであるのが棋界の理というものとは確信しているものの。最近不確実性が世の中同様将棋界も高まっていて・・・ちょっと不透明。

前者なら4-0もしくは4-1で防衛。内容的にも「あまりマワシに手が掛かった感じがしなかった」ぐらい深浦に思わせたい。

フルセットとか失冠なんてことになると、棋界地図混沌化に拍車掛かります。
でも最近の順位戦の混戦模様とか見ると、ネットでの知の共有化は全体のレベルアップと場の混沌化を副作用としてもたらしているのかも・・・と多少感じるところもあります。

次は月末近く。スタートから3番棒で勝つとこの棋戦は「指し込み」という形になります。でもこないだ3連勝4連敗やったばかりだからなあとはファンとしてもいいたくない思いたくないから、○○●○○ぐらいで防衛がいいのかも(笑)

星勘定もだが、内容重視で圧倒して欲しい。

将棋界、いや将棋ファン界かな?を象徴するようなおはなし

2009-01-16 10:36:12 | 将棋な私
いや別にコメントするような話でもないんですがね、昨日日本将棋連盟のHPに出た「お知らせ」の内容があまりに秀逸なもんで・・・(笑)

将棋界の総本山である将棋連盟の記録履歴、その累積が通算成績である。今羽生が1050勝ちょっと、谷川は1160勝ちょっと。棋界歴代最高は大名人大山十五世の1433勝。こういうのがスラスラ出てきて、また細かい数字のマチガイとかいちいち鬼の首を取ったように指摘しあうのが将棋ファンってモノである(笑)

で、その中の熱心な方が遡っての記録の整理かなんかされたんでしょうね、「連盟さん、間違ってませんか?」って指摘して、連盟も調べたらあれれホントですねって話。いやなんつうか凄いよね(笑)

NHK杯の予選とか、HPが無い時代はおろかHPできたての昔は結果非公開というか開示対象外だったりしたから、多分将棋年鑑とかそういうのを丹念に全部個人別に付け直すとかしないと修整作業というか誤謬の発見はできないはず、それをやるのは将棋記録マニアの隠居老人(多分、ITリテラシー高い(笑))ってところですかね。

あなた、こういう人たちとお友達になりたいですか?(笑)あ、いや仕事とか趣味の将棋以外では普通に温厚だったりするんですけどね、理屈とか数字とか記録の記憶とか・・・そういうのになるといきなりスイッチが入ったりするんですね、これが。

博覧強記の成れの果て、っていっちまったら身もフタもないんだけど、久しぶりに小ネタながら将棋連盟HP見てニヤニヤしてしまったrobiheiです。

順位戦の冬きたる2

2009-01-14 14:38:36 | 将棋な私
年明けてA級の7ラウンド目が既に開始、昨日はC2の一斉対局。

う"ー・・・・ 応援している天彦くんが負けた。相手の村中君も若手の好漢の強豪だからそういうこともあるんだけど・・・

10代での新人王獲得=将来のA級棋士候補という構図からすると、天彦(2期目:現在6-2、8番手に後退)・糸谷(3期目:5-3、14番手)はとっとと上に上がってもらわないと!とファンとしては気ばかり急いてしまう状況。これにもう一人現在最年少棋士の豊島君(2期目:5-3、12番手)ももう一年C2抜けに掛かりそうな状況。ふーむ。

そうこうしている内に下の三段リーグから次の中学生棋士(候補:佐々木勇気三段)が上がってきかねない勢い。

「若手といわれる旬の時期」は呆れるほど短い。命短し勝ちまくれよ若手棋士たち、である。

これから丸々2ヶ月、将棋ファンにとってはやきもきと大変な時期がやってきました。

とりあえず明日のA級で鰻屋藤井が勝つことを念ずるばかりである。ちなみに藤井、最近本業の鰻(四間飛車)を扱わずに最近の朝日の観戦記の表現を借りると傘張りの内職(早囲い矢倉)をセッセと続けているとのこと。矢倉でも角換わりでもゴキ中(藤井はしないけど)でもいいからともかく勝ってくれ、というのがファン心理。

将棋(中身)でなく勝負(結果)にヒタスラ気がいってしまう今日この頃、である。

棋王戦挑戦者決定

2009-01-08 10:39:58 | 将棋な私
今更のタイミングではありますが、あけましておめでとうございます。
今年もチミチミと将棋界やその他のことで吐言にお付き合いいただければ幸いです。

あまり世の中のことにはコメントしませんが、ちょっとだけ。
個人的には「そんなにひどい年」にはならないと思ってます。
過剰にレバレッジを利かせていて、昨年から既に二進も三進もいかないって方は別ですが。

一番おろかなのはこの期におよんで現金を貯めこむことでしょうね。これから両三年は世界中で後年振り替えると「なんと愚かな」と言われるようなバラマキがなされることでしょう。ってことは持ってるお金の価値は相対的に下がるわけで。

コマツでも郵船でもいいから世界復興の象徴となりうる株でも買ってこれから起きるであろう何かに対して、少しでもヘッジするようにしたいと個人的には思ってます。

しっかし、「数年間1兆ドルの財政赤字が続く」って、どうよ?
そうしないともたない経済って既に何か克服できない矛盾を内包しているとは、みんな冷静に思えないものなのかね・・・まあこのくらいにしておきます、経済学者でもないので(笑)

では将棋の話。

松も明けない1/7から勝負将棋となって、久保-木村の挑戦者決定戦第二局で久保が勝って敗者復活からの挑戦者決定となった。

棋王戦はベスト4から「命が2つある」と称される二敗敗退しすてむ。勝者組決勝で争って一旦木村が下した久保がまた敗者復活を勝ちあがって年末の第一局に勝ち、でまた年明けの決着局にも勝ってうっちゃり挑戦。

木村の無念はいかばかりか・・・という感じですが。今年の木村は「挑戦者決定戦で負けるのが丁度似合うぐらいの立ち位置」ってことかな?竜王戦もそうだったし。

久保、羽生以外のタイトルホルダー(今回は佐藤)への初挑戦。「天敵(羽生)がいない千載一遇のチャンス!」と巷では騒ぐことでしょう。

でもね、佐藤棋王にしてみても「羽生以外の挑戦者が来てくれたタイトル戦」なんだよねー(笑)ボクの記憶の範囲では、羽生以外の挑戦者に負けたのは名人戦の丸山相手の失冠だけなような。

多分、緒戦に勝った方が勢いを得るような気がします。羽生がいない久しぶりのタイトル戦、これはこれでちょっと新鮮ではある、喪失感はいまのところなし(笑)

ではでは、今年も宜しくお願いします。