robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

竜王戦第二局:双方着地失敗?

2008-10-31 19:12:36 | 将棋な私
洞爺湖畔で指された第二局。

先手番羽生が大優勢な将棋を決め損なって劣勢非勢のところから最後の最後で渡辺が着地失敗?したのか自爆もどきの形で形勢を損ねて最後は羽生が勝ちを拾ったことに。

途中、決め損なって羽生が非勢か?という局面での藤井立会人の意味深なコメントを下記紹介まで

「先手(羽生)勝てる気がしません。先手の持ち駒の角の値段が高すぎて、使う場所がありません。和歌山のファンの皆さん、どうやらありそうですよ。」(藤井九段)
15時45分、消費時間は羽生6時間32分、渡辺6時間15分。
しばらくして、藤井九段が「羽生さんも人の子だったか」とポツリ。

ちなみに、和歌山は第五局の会場のことである。

このコメントで分かること。

■羽生>渡辺の力量差はなにやらTOP棋士の間でもそれなりのコンセンサスか?
→要は、「渡辺が調子を落としている今の状況だと4番棒で終わりまでありえる」という意識が藤井の頭の片隅にはあるということ

■とはいえ、一つ間違えれば板子一枚外して奈落というのはこの世界の通例、そして羽生とは言えいつまでもその細い綱を渡りきれる保証はない

それが「和歌山ありますよ」だし「羽生も人の子」発言に凝縮されている気がする。

とはいえ、よれながら「最後に間違えた者が負けるのが将棋」を地で行く勝ちを拾った羽生。これで○○、永世七冠に実質リーチに近い。

確か連勝スタートの七番勝負は結果負けたことがないはず。とはいえ昔の棋王戦で丸山相手に○○●●●を食らったこともあるし、まだまだまだまだ・・・である。

ただ、渡辺サイドにちょっと気になる感じが、「負け下」という言葉が将棋界であるが、さほど戦ってもいないのに渡辺がそれにちかい雰囲気をかもし出していること。blogのコメントも意外なくらい淡白だしね。

1つ勝つとガラッと変わるのがこの世界でもある。羽生としては「渡辺が寝たままの間に屠る」が理想的な展開ではある。

次が鬼将棋となってしまった渡辺、幸いなことに次局までのインターバルは2週間と比較的長い。建て直しを!とにかく好勝負が、もっとのどが渇くような勝負が見たいのよ!羽生ファンだとしても・・・

WS終了:おめでと、チャーリー

2008-10-31 10:25:14 | よもやま話
ナリーグは比較的劣勢というイメージがある米国球界。

やはりBSも人気球団及び日本人移籍先中心と言うこともあってアリーグ中心の放送編成だし。日本の昔のパリーグにイメージとしては重なる感じも多い。

で、ヤクルトにもいたけどそのパリーグは近鉄で育ったマニエル監督率いるフィリーズが本拠3連戦を棒で勝って○●○○○でWS制覇。

マニエルと言えば顎のデッドボールとヘッドギアヘルメットを思い出す。今日の新聞各紙は日本で覚えた我慢とかその辺の人間の幅が彼を育てたみたいな話が飛び交っていた。確かに近鉄の当時は西本幸雄監督には私淑していた雰囲気だったしね。

岩村がヤングリーダーで勢いをつけたレイズにも頑張って欲しかったけど、マニエルが率いたフィリーズの優勝ってのも日本球界の懐ってのを見せたって意味では価値があるのかも、なーんてちょっと思った。

しっかし、味のあるおっさんになったよなー(笑)あの赤鬼が。

棋王戦ベスト4

2008-10-27 10:51:04 | 将棋な私
先週準々決勝が2局指されてベスト4が揃った。

阿部木村橋本久保という4強でここから2敗失格の変則トーナメント方式に。

意外だったのは渡邉竜王が阿部八段に敗退したこと。いや、阿部も強いんだけどね。

なんつうか、勝手に「歴史は繰り返す」とか将棋ファン的に思い込んでいるところがあり、「竜王失冠→直後に棋王獲得でタイトルホルダーに復帰」という20年近く前の羽生の姿に渡邉を重ねてしまっていたのですが・・・

渡邉が失冠すると、次のタイトル獲得まで相当掛かることになる。ここ数年「年間を4局の勝利で過ごす男」というと言いすぎだが、その昔の囲碁界最高棋戦の棋聖戦だけ勝って糊口を凌いでいた藤沢秀行という老棋士に近いものがある渡邉。

さて、今週末にはさっそく竜王戦は第二局です。

ちなみに棋王の挑戦者には橋本崇載七段の登場を強く希望します。

日米球界最終盤:プチ総括?

2008-10-23 09:46:59 | よもやま話
さて、いろいろありますがどっからなんでしょうかね?今年の世界職業野球界の話題ですが・・・

1.レイズ躍進
2.阪神急減速
3.西武、なんで優勝できたの?(笑)
4.巨人、勝ってうれしいのそれって?
5.「大リーグの外人」日本人選手はどうよ?
6.・・・

えーーーええぃ、ややこしくかつ面倒くさいからやめた。

個人的には今日パの最終決戦でもう一回ダルビッシュが見たかった。
もう彼に関しては「いつ、どこで大陸デビューか?」しか個人的には興味がない。

岩村が心理的作用としても機能して躍進するレイズをみると、日本の野球ってのは相当優れているってことが再確認できている気がして個人的には溜飲が下がっている。

その一方で総括にも上げたく無いような夏にあった国際大会の惨敗なんてのもあって・・・どうなのかね?

WBCの監督人事次第では日本の野球ファンはやめようと心密かに決意しているrobiheiなので、割とここ数週間の球界動向は僕の人生にとっても重要なのかもしれないとおもう今日この頃。

さ、レイズの応援しよっと。

竜王戦開幕:羽生、「マジック」でなく「ワールド」?

2008-10-20 10:00:03 | 将棋な私
今期竜王戦は海外対局で開幕。パリで土日対局&時差もあるのでライブでネット観戦しやすい状況でファンも堪能した人が多かったと思う。

で、後手番羽生が一手損角換わりの将棋をやや優勢みたいなところからスパッと綺麗に決めて先勝。

中盤、「角を切って金と桂馬の2枚換え+飛車まで成りこめる」という展開でシメシメのはずの渡邉竜王が思わぬ難解局面(勝ちのはずなのに・・・)→気付いたら非勢→ありゃりゃ決められて負けちゃったという展開。

羽生マジックは非勢からの逆転の局面で言われる表現なので、昨日の将棋に関してはチェシャキャットに導かれた迷宮ワールドのような将棋に見えた。地磁気が狂ったような感覚を渡邉が受けたようなので、次の対局までに立て直せるかどうかがかぎと言えば鍵。

ちなみに、ネット観戦記をまたWEB進化論の梅田望夫氏が丁寧に竜王戦HPのブログに書いている。これまたコンテンツとして秀逸。なんでもパリの開幕戦に羽生は梅田氏を半年近く前にそれとなく読んでいたそうな。

出る前から勝つと決めていたとすれば、タイガーの全米OPEN「怪我してても僕は出て勝ちます」並みにカッコよすぎ。

次局は月末、間隔があると言えばある、時差調整とかしてる期日を考えるとあっという間とも言える。これから数日の渡邉竜王ブログのコメントにも注目。

REDSOXピンチ

2008-10-15 11:00:35 | よもやま話
うーむ、ウェークフィールド炎上でまだ第4戦の途中だがこのゲームはもう駄目っぽい(今1-9の段階)

松坂で勝って、ボストンヘラルドの記者はハシャいで「WSのチケットを手配しよう!」ってコラムを書いたらしいけど、レスターが負けただけでこの転落ってことは、、、、野球ってやっぱり流れのあるスポーツだから難しく厳しい。

明後日の松坂が快投再びで○●●●○となったのちに、アウェーで最後2戦をベケットレスターで取りに行く・・・・うーむ厳しいぞ。

ただ、ここから先も野球なのである、常に可能性はまったく0という訳では無い。
明後日松坂が良い投球をして勝つことは、来期のローテーションの席次争いとしても非常に重要。変な表現だが利己的な意味でも勝って欲しい。

松坂快投

2008-10-12 09:35:37 | よもやま話
用事があってライブでは見られなかったものの、ニュース、スコアスペック等を見ると中々の出来だった様子。やれやれ。

この時期の快投をみるにつけ、「だから夏に無理させなかったのよーん」って考えだったら、フランコーナとファレル(だっけ?投手コーチ)はえらすぎるぞ。

敵も強いんだからすんなりは行かないだろうけど。多分もう一回投げられる訳だしポストシーズンに調子を上げる選手は来期の評価ランクもあがる。

どうやらボストンが本当に黄金時代に入った感じがする。本当にそうかどうかは今シーズンの残り10試合ぐらいをじっくり見れば分かるかな?

松坂とレスターで勝ち進んでいけるような幸せな予感を感じる今日この頃である。セリーグの天王山とかダルビッシュの快投とか、あまり視野には入ってこないなあ・・・ダルは渡米したらいきなり視野に入りますが(笑)

将棋界も縮小の流れ

2008-10-09 09:45:02 | 将棋な私
まあ、こういうところから始まるんだろうなあという感じ。

女流王将戦の休止という報道に今朝触れた。

肝心の日本将棋連盟のHPではちゃんとしたコメントが見られないのはいつもどおり(笑)なんかこういうところだけきっちり官僚的なのよね、将棋連盟。

新聞社各社の経営の悪化もあり、残念ながらこれらの報道は今後頻々となされることになると思う。ネット化とかPPV化とか、いろいろ考えないとだめなんだけど、厳しいと思うなあ、今の連盟の経営能力じゃ。

MLB:松坂はすごくないところが凄い気がしてきた

2008-10-06 17:18:26 | よもやま話
えー、禅問答を仕掛けるようなコメントで恐縮です。

土曜日朝、フランコーナが試合後に「究極の綱渡り」と表現したそうな。「どれだけピンチを招こうとも、そこから脱せられる球威と度胸を備えている」と解説される松坂の”粘投力”という力。うーーーむ。

要するに

「スパッと決められないけど、絶対にゲームを壊さない」

という表現でまとめられる今シーズンの松坂の投球。

多分今期PSゲームで最大あと多分3回か4回先発することになるのだが、勝ち投手になるかどうか別にして、投げた試合で結果としてチームに勝ちが残るかどうかだけを考えて投げるんだろうなあという気がしている。

来年はこの「絶対に壊さない」の徳俵感は維持しつつ、アベレージの結果と良い投球のレベルを上げて言って欲しいけど、まあ四球の数が減るかどうかなんだよなあ。日本でも8年掛かったし(笑)

MLB:PS本番

2008-10-02 10:32:26 | よもやま話
つくづくプロフェッショナルスポーツと言うのはタフさが求められるものである。

昨日ゴルフネットワークでゴルフのPO4戦のファイナルを見て、ビジェガスの連勝(というかガルシアのまたしてもの敗退・・・orz)を見たけど、「プレーオフの緊張感は何物にも換え難い」という他のスポーツ(MLB/NFL/NBA・・・)の連中のコメントを繰り返し聞かされるとそうなんだろうなと思う。

で、今年はその渦の中心近くに松坂・岩村・斎藤隆あたりはいることになる。シーズンを通じて信頼を築き、その信頼をファンの歓喜に昇華させるためにこれから最大19戦の8強トーナメントに参加する。

昔「Mr.October」なんて呼ばれた男も居ましたね。その頃はその凄まじさが今ひとつピンと来ていなかったが、ここへ来てそのありがたみがよく分かる。

応援するボストンは序列的にはベケット/レスター/松坂らしいが、ベケットが軽度の違和感でPSの先発ローテはレスター/松坂/ベケットとなるようだ。WSに行く頃にはここからの投球で更に信頼を積み増ししてボストンのエース格としての扱いを確立できるか、松坂の力量が存分に発揮されれば十二分にありえる。

あの、斉藤和巳と投げ合った2年前のパリーグPO、口の中がカラカラになりながら見たあのときのまさに手に汗握る感動が、もう一度呼び覚まされることをひたすら願う。