王位戦決着

鶴巻温泉の陣屋で昨日一昨日に行われた王位戦第七局、結果は既報のとおり新王位深浦の誕生。ＮＨＫでも報道されて、ちょっと驚いた。

終始羽生に対して畏れなかった深浦の健闘が初タイトルに結実した。なんつうか強気だったね、最後まで。

羽生はこれで深浦と対局もタイスコアかな？確か15-15とかだと思う。ここから突き放すのが今までの羽生モードですが、そんなに対局が付くかどうかがカギ。まあ来年王位戦の挑戦者になれればそこが一番のチャンスなんだけどね。

これで７大タイトルが５名に分散、２冠は佐藤と羽生だけに。ここからの竜王戦で佐藤が渡邉を倒すと名実共に棋界の第一人者が佐藤になる可能性もある。

そうはさせじと羽生がタイトルの枚数を上乗せするにはこれから棋王戦と順位戦できっちり結果を出す必要がある。これから半年ちょっとが鍵、来年６月の段階で名人込の３冠以上になっていることが羽生ファンとしてみたノルマですよね、mig教授！

王座戦第二局

先週末土曜に大阪のリッツカールトンで行われた第二局、先手番羽生が「また振り飛車」で「また逆転」で勝利、ということらしい。これで○○であと１番で16連覇。

本当に「逆転かどうか」は疑わしい。「非勢を感じた羽生が選択肢の多い手を久保に対して提示し続けて、結果紛れが深まり気が付いたら羽生勝勢に」というのは今までも何十回となくタイトル戦で見られた光景。

「曲線的な手順」「羽生マジック」「将棋の深みを知る男」いろいろあろうが、とにかくわかった気になって論評をするのは禁物。だって「ここから勝ってみろ」といわれて毎回ＴＯＰ棋士、それも挑戦者になるぐらい勢いがある棋士が嵌っているわけで・・・

そんな羽生が今日はまた陣屋で王位戦決着第七局を指している。robiheiの希望通り後手番にはなったのだが、矢倉にはならなかった。決着は明日。

竜王戦挑戦者決定

佐藤－木村の挑戦者決定戦決着局、先手番佐藤が相矢倉から快勝。２期連続の挑戦者に。

去年は出だし２連勝で「４番棒で一気か？」という勢いを第三局渡邉の奇跡的な逆転勝ちで流れを堰き止められて３－４のフルセット負けになった佐藤。

今年は渡邉の調子がここのところいまひとつなこともあり、若干様相が違う？違わない？

一応robihei予想を、「短期なら佐藤、フルセットは渡邉」55:45で佐藤ノリ、4-1か展開次第では4-0もありえるかなあと思ってます。

そういう意味で緒戦は大きい。渡邉勝ちだともつれる展開で、若さで盛り返せる気がする。

週末もろもろ

まずは将棋

週末金曜日にあった竜王戦挑戦者決定戦は木村が勝って○●（佐藤から見て）となって明日最終局に持ち越し。ここへ来て木村ノリが増えているが・・・佐藤の方がまだちょっと強いと思うんですが、robihei的には。

王位戦決着局を来週に控えて、将棋日本シリーズＪＴ杯２回戦では羽生－深浦が対戦、先手番羽生が相穴熊からの我慢比べのような中終盤を制して勝ち。これで来週の王位戦最終局の振り駒で後手番になって深浦に勝てればいわゆる「往復ビンタ」になる。頑張れハブタン。

で、次いでゴルフ

タイガー強いよねー。その昔シカゴブルズ＆マイケルジョーダンが全盛を極めたときに、ブザービーターかなんかやったジョーダンに対してインタビューで「貴方はマイケルジョーダンの姿をした神ではないのか？」という質問をした人がいましたが、今のタイガーはそれすら超えそうな感じ。

人はここまで上手にゴルフができるのか！という感じ。距離は短いとは言え、難しくイヤラシイセッティングのPar70で４日間で257ストローク/23アンダーで優勝。数年前ならPar72でもおかしくないんですが、それで考えると31アンダー。

そこまでは大げさとしても、「World　Top　30」が集まって２位に８打差。この差はあまりにも・・・・

「タイガー、ハンデあげてよ」（笑）といいたくなる状況。全員にラウンド２枚で握っていても、２人とプレーオフで勝ってたかも（笑）

タイガー見てるとゴルフってやさしくって楽しいんだけどなあ。僕の球はまっすぐ遠くには飛んでくれません、トホホ。

王位戦第６局

神奈川県鶴巻温泉の陣屋で行われた第六局、後手番羽生王位が勝って３－３のタイに。ハブから見て●●○●○○の流れ、さーどーなるか最終局は２週間後。

２日制の対局で１日目の指し掛けの封じ手場面では羽生の桂損必至の状況で、素人目には「あちゃー、やっちゃった？」みたいな感じが20%ぐらいあったものの、どうやらその場面で既に魔法が掛かっていたような感じがした。あくまで後講釈での印章ですが。

先手でも後手でも強い方が勝つし、勝った方が強い最終局ですが、あえて個人的な希望を言わせてもらえば、後手番の矢倉を受けた上で羽生に勝って欲しい。

週末ゴルフ

関東は土日、死ぬほど暑かった。そんな先週末でしたがゴルフは世界的に秋のシリーズが佳境に。

■国内

男子・女子とも先週優勝者が２週連続勝ち。以前に、こんなコメントを上げていたのはrobiheiの慧眼か？（笑）と今更ながら苦笑い、えー私一応横峯さくらの大ファンなんですが・・・それにしても２週間で飯島茜は一気に幼虫が蛹を越えてさらに大きな完成形になった感がある。

■米国男子

１週休んで全４戦のシリーズ２週目から復帰したタイガーが復帰緒戦はミケルソンに最終日競り負けて２位タイ、で次週のこの週末が終盤の競り勝ちで優勝と快調な状態をキープ。シリーズポイントもＴＯＰに浮上した。

これで直近４試合で３勝。米国ツアーでは次週の試合がおそらく最後。ここまで１５戦６勝なので、勝率という意味では年初の５割ペースから少し下がっている（爆）

FedexCupの初代チャンピオンはこれでほぼタイガーで決まり。ここからは最後の興味で、「誰が勝つか」ではなく「タイガーがどう勝つか」に話題が移るかもしれない。

王座戦開幕

台風迫りくる中、恵比寿で指された開幕局。後手番羽生が空中戦っぽい難解な中終盤を制して先勝。

次が羽生先手なので、防衛確率はまあ80%ってとこですか、現時点で。15連覇中の羽生を倒すには、久保八段では役者の格が不足って感じはする。

羽生ファンなんで贔屓っぽくなってしまいますが、一応ニュートラルに見て、

「この手の難解な終盤戦の熱戦で羽生に勝てる奴はまあいない」

んですよ、実際。確率変動期間の森内や佐藤なら時々ってのはあるけど、生涯通じてここまでのところではまだまだ及んでいない。

渡邉君も４年前の王座戦ではそうだった。だけど次は・・・ってのが早く見たいんですがねえ。最後はちょっと脱線してしまいました。

竜王戦挑戦者決定戦第一局

佐藤－木村の対決、前期挑戦の佐藤、前々期挑戦の木村と顔ぶれ的には新鮮味がないですが（笑）「強いんだからしょうがない」

後手番の佐藤が攻めを呼び込んでからきっちり切り返して先勝。この対戦は三番勝負なのでもう一つ勝つ必要があるが、勢いを感じていた木村をがっちり受け止めてはねかえしたのはさすが。

息つくまもなく明日は王座戦開幕、週明けには王位戦第六局と重要棋戦が目白押し。竜王戦も挑戦者が決まれば10月から早速番勝負が始まる。

夏は終わったが、将棋界はここから３月初旬までの６ヶ月間が一番熱い時期になる。俳句に「将棋の夏」なんて季語を作ったら秋か冬のことを指す事になりそうである。

週末ゴルフ

米国男子が祝日の関係でまだ終わっていないのですが・・・

さくらちゃんは「噛ませ犬」のようにＰＯになると負けますね。それだけＰＯに出ているというのは強い証拠なんですが。

昨日負けて今期は２勝と３ＰＯ負け。全部勝ってれば５勝というのは妄想としても、もう少し賞金の上乗せが出来ていてもおかしくないはず。

男子の石川遼騒動よりも、さくらファンのrobiheiとしてはそっちのほうがきになりました。