robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

WALG世界大会に向けて

2006-10-29 22:18:44 | 私的Golf
ずっと自分のゴルフのことは書くことを控えてきたが、来週からレフティゴルフの世界大会(@台湾)に出る予定なのでちょっとそれに向けてポストしておく。

年一度をめどに開催される世界大会、去年はアイルランドで開催されたらしいが、そんな遠方では縁がない大会だが11/6-10で台北で開催される今回はチャンスなので会社の都合もつかないところを無理やりつけて参加することに。

4日で300ストロークぐらいが優勝スコアになると思われるが、自分の実力ではせいぜい4日合計で340を切れれば御の字というのが実力。目標は高く330ストロークと置いているが、そのためには
■4日間同テンションでラウンドを続ける
■トリプル以上を絶対に叩かないようなゴルフに収める
→OBを絶対に避けるゴルフとする
この辺が肝だと考えている。

体力面で言えば、春からこれに参加するために基礎体力のトレーニングも増やしてきたので4日間大会(月・火・木・金)でも何とか乗り切れそうである。

現状の自分のゴルフを振り返るとアイアンの切れが割といい状況が続いているのでそれを活かせる展開にしたい。課題はドライバーの時々出るスライス→左OBなので、台湾では少なくとも左右が広くて左OBがないところ以外ではDRを持たずに、何yardでも3WでTeeを打つと肝に銘じておく。

今週末も蓼科でゴルフして、初日が90、2日目が95と遊びゴルフとはいえトホホな内容、グリーンが難しいコースであるのに加えて今日は久しぶりに一番難しいミドルで10を叩いた(T_T) 
「こういうことをしては競技では即死」と同伴の元上司に忠告されたが、その通りなので怪我を大きくしないショットメークとマネジメントが必要になる。

あとはスコアのためにはAPとパターだが、台湾のゴルフ場のグリーンが高麗なのかベントなのかも???まあ世界中から来る人々も同条件なのでそれはいいかと。
予備知識収集には限界ありなので、鉄則である「上りを必ず残す心がけ」をどれだけ守れるかについてだけ考えることにしておく。

あとは「練習でできない、したことないことは絶対に本番でやらない」がどこまで守れるかも大事。書いていると当たり前なんだけど、コースにいざ出ると状況によっては目が眩んで夢想的なチャレンジをしてしまうことがあるんだよなあ(爆)

宮里先生の唱える「静筋」を太くするよう心がけよう。2週間もすれば答えがでるのだが、終わってから今日書いたことがどれだけできたかオサライするようにしたい。

「パリーグが正しい」のではないか

2006-10-26 01:11:07 | よもやま話
去年のロッテ、今年のハム、食品系は乗ると止まらない?というジンクスを作りつつある昨今の野球界だが、ちょっと一言言わずに居られない。

今回の日本シリーズ、昨日今日は平日でもありニュースでしか見てないし、記事も人並み程度には読んでいるものの例年の集中度をもって注目している訳ではない。でも何かをヒシヒシと感じるし、その「感じ」から発して想いは巡ってしまう。

地域に暖かく応援される球団が勝つ姿はとても美しく、正しささえ漂う。去年のロッテもそうだった、今年もまた、美しいファンと球団のつながりを確認できるのは幸福なことである。

別に巨人ファンが邪だとか、阪神が過剰に営利主義的とか言うつもりはさらさら無いし、正しいから勝つということがある訳も無い・・・これもプロスポーツ興行系の勝負事を数十年見てきたスレッカラシとしては当たり前のことであろう。

まだ決着が付いた訳でもない今日の時点でのプロ野球の総括をしようとしているつもりもないが、それはそれとしてこの清清しさはなんなのだと自分自身に問うている。

このあと5・6・7と中日が3連勝することだってあるだろう。べつにそれが起こっても正しくないとか面白くないとか反駁する気もないし、それもまた勝負事。
それでもこの感じがナンなのだろうと思わずにいられない。

日ハムファンはさぞ幸せであろう。この幸せは将来につながる宝のような経験であり、ある意味道民にとって「黄金の一週間」であるとさえ思う。

地域とのつながりオリエンテッドで組成される地元密着のプロスポーツはやはりいい。その資格を持つ球団がプロ野球界にもっと増えて、それが結果としての野球の活性化につながるのが一つのソリューションとしての理想形ではないか。

少なくともロッテ・日ハム・ソフトバンクは地元を背負ってる有資格者だ。一方で異論はあると思うがrobiheiの眼から見ればもはや阪神も「大阪の巨人軍」と化していて、ブランド論的には価値を論ずる余地はある気もするが日ハムファンの幸福感とは並列で語れない変質ぶりを感じる今日この頃である。

当然のことながらシリーズがどう終わろうとも幸せな札幌市民を中心とする日ハムファンの幸福度と比較すべきは、今や巨人なんて名前は最後まで出ずに(笑)浦和レッズだったりアルビレックス新潟だったりヴァンフォーレ甲府だったりすると僕は思う。

海の向こうでも突然変異のように勝ち上がって地元民に祭りをもたらしたデトロイトの弱小球団の宴といい、プロスポーツとフランチャイズの正しい関係に想いを馳せずには居られない。

羽生vs佐藤全局集、出版

2006-10-24 00:06:38 | 将棋な私
うーむ、タイトル戦のインターバルとして約3週間は長い、ながーい。

来週半ばにならないと竜王戦第二局が指されない。対局者はそれまでぼーっとしている訳ではなく、もちろん他の対局が強い人には沢山付いている。インターバル中に佐藤は3局、渡邉は2局かな?最盛期の羽生なんかもっとすごかったりする。

今日はそんな忙しい羽生佐藤の二人が沢山指した将棋の対局集、つい最近出版された「羽生vs佐藤全局集」の紹介。

羽生(3冠)佐藤(棋聖)が、たとえ棋士最高位の名人・竜王をどちらも今現在戴冠してないとしても、棋界の最高峰の2人であることは論を待たない。

現役棋士同士の対局数としても、羽生谷川戦の153局に次ぐ対局数(掲載時点基準の今年3月末で107局(+非公式戦3局)、4月以降半年で更に9局指して116局)であり、その大半がタイトル戦で指されているというのもクォリティの高さを示している。

まあ両棋士のファンイコール将棋ファン全体といっても過言ではないのだが、それにしてもこんなマイナー本(定価2,940円^_^;)、よう買うわワシも(爆)さすが将棋連盟出版局、ファンの琴線に触れる本を出してくれます。

アマゾンの書評を借りると、

>現代将棋界の頂点に立つ羽生善治と佐藤康光との対戦が
>100局を超えた!本書は両雄の全対局(110局)を解説付きで
>すべて掲載、さらに最も印象に残る一戦を掘り下げて
>解説した自戦記、核心インタビュー、谷川浩司九段の
>羽生‐佐藤戦の分析など、見どころ満載の豪華永久保存版。

ということであり、棋界の歴史だったり当時の最新戦法の経歴書であったり、いろんな意味を持っている本でもある。

robiheiは8割方の対局をほぼリアルタイム(翌日や翌週に新聞で確認、というのも含めてですが)見ているので、「ああ、この手はもう10年前かあ」とかそういう振り返りとしても感慨深いものがあるが、今日言いたいのは文中でみつけた全く別のこと。棋譜以外にも谷川はじめとして棋界のTOPや長老筋がコメントしているなかの一つから。

2人(+森内)を含めた現棋界の最高峰3人を島朗六段(当時)が呼んで組成された、20年ほど前の当時の若手棋士の研究会「島研」の主催者、島朗八段のインタビューの中にそのキーワードがあった。少し長いが引用したい。

>羽生-佐藤戦の最大の特徴は、序盤から中盤、終盤と、
>ずっと高いレベルで貫かれていることでしょう。
>将棋の持久力がすごいと思う。
>羽生-森内が情念の戦いであるのに対し、
>羽生-佐藤戦はずっとアカデミックです。それでも随所
>に人の心を打つ指し手が現れてくるのは、やはりそれだけ
>彼らが純粋でひたむきだからでしょう。
(当然ながら、赤字フォントはrobiheiが強調してます)

うーむ、島さんいいわぁ(笑)次回是非この「情念の部分」に大きくスポットを当ててエッセイとか観戦記とか書いてほしい。この1行を読めただけで2,940円払った甲斐があったと思ったrobiheiでした。大阪の村田教授にもお薦めせねば!

ちょっと脱線したので2人の対局に話題を戻すと、実は日付が変わった今日、A級順位戦4回戦で対局が入っている、117局目。現在羽生が8連勝、佐藤6連勝。佐藤はこの数ヶ月羽生以外に殆ど負けていない。なのに直接対局ではここ最近では羽生の5連勝中。全棋士から恨まれまくるほど勝つ佐藤が羽生にだけ36-80、勝率3割ちょっと。相性という表現を超えた棋界の7不思議に近い。

明日、どちらかの連勝が止まる。止まってもまた、いずれ次の対局はやってくるのですが。棋界最多の中原-米長の187局を上回る200対局越えを約束されているとまで言われる2人の対局は、やはり棋界最高のエンタテインメントです。

週末ゴルフ

2006-10-22 19:05:50 | Golf一般
10月もこの時期まで来ると、賞金王とかシード争いとか、邪念がまざりそうな話題が増えてくる。

■国内男子(ブリジストンOPEN)

→トーナメントレコードで勝ったのは、皮肉なことにミズノの看板プロの1人、手嶋多一。今季二勝目。ブリジストンとしては所属の優作が割と頑張ったのがせめてもの救いか?まあ丸ちゃん呼んできたとしても勝つとは限らないし、難しいですけどね。
→ちらちら断片的に見てただけだけど、注目したのが最終組の中年コンビ、真板と井戸木の2人、共にしっかり粘って賞金稼いで帰っていった。井戸木は単独2位だったらシード権ほぼ確定だったようだけど、まずまずよかった。

■国内女子(マスターズGC)

→ポーラ単騎待ちは来ず、サンデーバックナインで暴発ならぬ爆発をした古閑美保が大まくりの優勝。飯島茜もいいゴルフをしたようですが、最後の最後でひっくり返った。

→最終日もダボを叩いた大山、結局オーバーパーの横峯、2日目グダグダで結局上位争いに入れなかった北田・諸見里・・・「何かが足らない」連中ばかりで、見ていてちょっと切ないですね。

週末ゴルフ:「宮里単騎待ち」・・・ですか

2006-10-16 00:03:09 | Golf一般
■日本オープン

→結果のみニュースで確認。連覇は難しいんですね。若手の矢野・星野あたりに期待しましたが、また海外勢に負けてしまった。それにしても有力若手アマのキムキョンテとかウォンジョンリーとか、ベストアマ争いも海外勢優勢・・・何とか来年は「日本オープン」になってホシイッス

■富士通レディス

→宮里藍、終盤競り負け。負けると相手は韓国勢というのがお約束になりそうな感じもある。また、大山志保がぎりぎり届かず藍ちゃんのチョイ下というのも象徴的。横峯さくらも含めて、昨日の難しい18番Hでボギーを叩くのは、技術・体力・メンタル・気合・その他諸々含めて「何かが足らない」のだと思います。

→それにしても下から数えたほうが早いところまで落ちた諸見里・不動・・・orz
「層」の厚みがないと、しばらく韓国女子勢の席捲が続きそう。今週はポーラクリーマーが来る予定なので、robiheiとしては今週の応援はポーラ単騎待ちにします(爆)

「木鶏たりえず」考

2006-10-13 00:00:41 | 将棋な私
プロ野球パ・リーグ。しびれるような試合2つを勝ちきって日本ハムが四半世紀ぶり優勝。25年前ってことは、江川の全盛期でシリーズウィニングボールを江川自身が人払いして取ったあの時以来かな?

でも話題は別の人、ソフトバンクの斉藤投手。robiheiは彼をアスリートとしては評価しないでもないが、正直言って好きでない。「闘志を表に(過剰に)出すスタイル」に強い違和感を感じるのである。

少しだけ理由を、robiheiが今まで知っている中で一番好きなスポーツエピソードがこれ、「木鶏」がキーワードである。

TOPアスリートの立居振舞上の要件として、これを筆頭に上げたいという主張である。木鶏的なアスリート、まず思い浮かぶのは松井秀喜、イチローか?ゴルフだとアニカ、先日の日本女子オープンゴルフ覇者のJJことJangJeongもそう。宮里藍もいい線いってる。コーチである父、宮里優のキーワード「静筋」も心の筋肉という意味だからニュアンス的には近い。でも日本女子ゴルフの最木鶏(そんな言葉ない?^_^;)は不動裕理。

その線で国内のプロ野球選手を評価すると、今まで見た中でrobiheiとして「木鶏度」評価が高いのは全盛期の落合・長い期間ずっとゆるぎなかった王、全盛期の短期間だったが江川。怪我する直前の桑田。最近では(特に今年の)松坂ぐらいか。「ゆるぎない自信の内包」が大前提であり、自らの力を恃むアスリートとしてどこまで自分を信じて揺ぎ無い立居振舞ができるかは、とても重要。昔の稲尾とか杉浦、あるいはもっと遡って川上哲治なんてのも、そういう目で見てみたかったな。

全アスリートでrobiheiが一番好きなタイガーにしても、「木鶏」としては2年ほど前まで評価は××もいいとこ、大マイナス。ガッツポーズが派手すぎた、あえて言おう、下品だった。

一方つい最近のタイガー、父アールの逝去後憑き物が落ちたように勝ちまくる彼にかつての激しすぎるガッツポーズはない。まだ続いている6連勝の4つめだったか、スチュワートシンクとの4Hに亘るPOを制したバーディーパットを決めたときでさえ、放心したようにカップに入るバーディーパットを見届けたあと、小さく右ひじを畳んで拳を引き寄せ"Yes."と自分に言い聞かせるように一言。それだけ。疲れていたからガッツポーズも控えめになった訳では決して無い、ただ、それが今のタイガースタイルだから。

翻ってSB斉藤。過剰なガッツポーズは自らを必要以上に鼓舞して、あたら才能と当日必要な膂力の枯渇を早めていないか?西武戦の鼻血→決勝被打、今日の最終回のサヨナラ・・・今日の試合は全く見ていないので評価として断ずるのは早計に過ぎるかもしれないが、どうにもガッツポーズや雄叫びの安売りが気になる。

彼にこの2年ぐらいのタイガーの木鶏としての進化を与えたい。松坂が去るであろう来期以降のプロ野球界で「至宝」と呼ばれる存在になってもらうためにも。

将棋新人王戦:糸谷四段優勝

2006-10-12 20:22:35 | 将棋な私
連続して将棋ネタでスンマセン。

糸谷四段の師匠の森信雄六段のblogの記事から結果判明、速っ!!

期待の大器、全棋士参加棋戦ではないものの棋歴に残る優勝、オメデトー!!\(^o^)/~~~

これでプロ入り以降の成績が19-4、すごいんだけど(前にも書いたけど)4敗のうち2敗が順位戦・・・orz これだけがなあ。

まあ、羽生善治でさえC2抜けは2期掛かったので、しょうがない。

これからしばらく(おそらく5年くらい)「ダニー」と「アマヒコ」マニアのrobiheiです。

将棋竜王戦開幕

2006-10-12 20:12:00 | 将棋な私
サンフランシスコで行われた第19期竜王戦開幕局、先手番佐藤棋聖が勝ってまずは1勝、先手サービスキープ。通常版の角換わり先手後手同型の好勝負であった。まあ棋界TOP棋士の懸案の一つを掘り下げたって感じですか。

戦前の前評判は圧倒的に佐藤ノリ、渡邉竜王自らそれを認めつつ、「私は下馬評を裏切るだろう」と不敵にも将棋業界誌「将棋世界」で宣言。その意気やよし。

先手番で負けるのと大きな違いのある緒戦後手番での負け。「悪くないスタート」と言っては言いすぎだが、先手番の次を勝てばまあ問題ない。要は2番離されないこと。

例年結構リズミカルに対局日程が設定される竜王戦が、今年は海外開幕だったこともあってか次の対局が月末までない。移動の機中で風邪を引き込んだ様子の渡邉竜王、何とはなしにだが盤上盤外で決して気後れしている風はない。しっかり直して態勢を整えられれば面白い展開になるだろうし、それを期待したい。

次渡邉が勝てば少なくとも(どっちが勝つにしても)4-2ぐらいの対戦にはなりそう。次も佐藤だと羽生に食らった「電車道」が今度は佐藤に見えてくる。

諸見里しのぶ 初勝利だが・・・

2006-10-09 18:13:50 | Golf一般
全然放送を見ていないのでコメントしがたいものがあるのですが、勝因分析

・風が強かったこと
→他の選手がスコアを落とす展開になったのは僥倖。多分コンディションが良くても諸見里はスコアを落としただろうから、比較劣位が顕在化しないで済んだのでは?と勘繰って見る
・2日間大会に短縮されたこと
・前日のスコアが良かったこと
→なんか昨日の午後がメタメタだったので、優勝に値しないプレイのように方々で言われているが、なんと言っても初日の-6の貯金が大きかったわけで、加えて普通は18/54のはずのナイスラウンドの貯金が18/36で効果を顕したというのが大きい。

初優勝の評価は保留しておきます。
年内にもう一勝するかどうかで分水嶺かな?

スイングの質と潜在能力でいうと諸見里>>>宮里>僅差で横峯という序列だが、メンタルを含めた総合力は宮里>>>>(越えられない壁)>>>>横峯>>>(も一つ越えられない壁)>>>諸見里、という状況で見ている。

年内にもう一勝できれば横峯クラス?勢いに乗ってあと2勝するぐらいでやっと来年も期待を集められる選手といえよう。

しっかし、Sundayback9が42で勝てるとは・・・トホホ
「このまま"優作"になってしまうかと思った」という息子のコメントが一番的を射ている気がした。このような印象をもったのは私だけでしょうか?

テニス:中村藍子のHPから読み取れること

2006-10-08 23:53:26 | よもやま話
人となりとかはあまり良く知らないけど、2・3年前から「もっと強くならないかな・・・」と少しだけ気に掛けながら見ていた選手がフェデラー効果もあって注目を浴びた。丁度いい機会なのでちょっと紹介。AIG女子テニス準優勝の中村藍子嬢がそれ。

本人のHPはblogでもない、専門用語的に言うと1.0的な創りながら、メール/デジカメ写真/スタッフのサポートで構成されている活動日記的なものである。出色なのはなんつってもdiary!月に多くても5・6回、平均すると1週間に1回あるかないかの更新頻度ではあるものの、その内容が見ていて面白い。

日本→タイ→インド→そのまま欧州あるいは米国・・・なんて移動はザラだし、それも3年ぐらい前のランクが低いときだとエントリしても本戦出場枠を争う予選にすら参加できない(ランクで足切のカットがあるらしい、まあ当たり前か?)ときにはそのまま現地で合宿練習!それもタイとかだよ(@_@)・・・すごいわ。

結構ゲームの立ち上がりで調子が出ずに流れをもっていかれたとか、5本もマッチポイントがあったのに決め切れなかったとか、メンタルの話が良く書かれているのは参考になる。乱暴に言ってしまえばマッチポイントをいくつももらって決めきれないのと勝負どころのショートパットを外すのは同根の原因、気力不足である。その辺が手に取るように感じられる正直なコメントはとってもいい。

時々出てくる$10000とか$25000とかってのは、てっきり優勝賞金かと思ったけどどうやら賞金総額!らしい。これも驚き。その賞金を64人とかで分捕りあう訳で、どう考えたって交通費に負ける。

これって米国武者修行、というか下部ツアーとか所属のゴルファーも全く同じ構造で、ウェイティングリストに名前を書いて、前年のQTの成績とかで優先順位が決まっていて、「今週もペケ」みたいな日々から這い上がろうとする。

タイガーやポーラのように銀の匙を咥えてプロデビューする選手は10年に1人もいないわけで、学生時代エリートと言われた選手でも、結構泣けるような「挫折→下積み→チャンスを掴んで浮上」というサイクルを経験している人が多い。

この種のエピーソードで有名なのはジョンデイリー、もう10年ちょっと前になるけど確かニックプライスが奥さんが産気づいたのでメジャーの1つである全米プロをキャンセル、繰り上がって出場したデイリーがあれよあれよと優勝してからいきなりスターになった。

これらのケースというのは、いい意味での「プロスポーツの底辺」である。この底辺付近まで行くのだってそれぞれの地域や仲間内の代表として出張っていく訳で、「近郷近在、開闢以来の天才」達が遥か上の頂点に向けてステップアップをしてする。才能や努力が全てではなく、むしろ運や人の縁の方が重要だったりするのも人生っぽくていい感じ。

テニスのWTAランクのメカニズムに明るくないのでどの程度かは???なものの、中村藍子のランクも来週以降結構な勢いで↑することと思う。すでにFED杯の日本代表にも入っている若手有望株。

ルックス的には好みは分かれると思うけど、何となく「Qちゃん」に似ているファニーフェースで愛嬌がある感じのキャラで僕は応援したくなる。出身見ると芦屋のお嬢さん?なのかと半信半疑ながら、先日母親を亡くしたりと大変な中ステップアップしているのもポイント高い。

こういう少年少女が、世界中にいて次のタイガーやフェデラーやシャラポワを目指している構造なのは当然ながら、日本の若者がへこたれずにしっかり進歩しているのはこのご時世奇跡的ではないか?とも思ったりする。

望むらくは藍子HPもblog化して、本人のPCリテラシーも上げてインタラクティブ性を上げるともっと加速度的に盛り上がるのにぃ。まあこれはスポーツマンとして本筋とは必ずしもいえないからなあ・・・

ともあれちょっとうれしかった。これからも頑張ってね中村藍子、応援するわ。俺ももう少し目線を上げて具体的なスコアを立ててゴルフの上達を目指そう(爆)