robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

将棋名人戦問題:羽生三冠意向表明と票読み?

2006-07-29 17:16:14 | 将棋な私
昨日の王位戦第二局対局後の取材で意向表明をしたらしく、道新日経とそれぞれ記事で取り上げられている。

棋界の第一人者の羽生善治の意向表明、渡邉明竜王も婉曲的な表現ながら賛同の意を実質的に表明している。

さてここで単純な数字の計算だけ紹介。羽生善治、棋士番号175、今一番若手の中村太地くんが261番、この間に欠番・引退はないので羽生後の棋士(直後は年長者もいるが)が約85名、もう少し上の世代で島146番、森下161番。

単純な構成比では島・森下あたりの中堅以下の世代でほぼ棋界の投票総数の2/3は占める。ただし、中堅でも守旧派、金権派は少なからず居るであろう。

理事会経営層のなかで米長・中原が朝日派であることは今までのシナリオからみてほぼ確実。世代間抗争の様相を呈してきているが、連盟分裂まではなさそう。最悪のシナリオは毎日継続で決着付いたのに、米長会長が「これこそ私の望んだ棋界改革の端緒と成果」と焼け太りする構造か?

ともあれ、棋士総会8/1開催まであと3日。政治の季節いましばらくである。

王位戦第二局

2006-07-29 09:37:30 | 将棋な私
夏のタイトル戦、やっと王位戦の季節らしくなってきたことろで第二局。北海道であった26/27両日での王位戦、先手番羽生王位が相穴熊からちょっと無理っぽい攻めをつないで連勝。

他の棋士に対しては鬼神の如く強さを発揮する佐藤棋聖なのだが、羽生とは相性というか羽生に対佐藤の間合いを見切られているような感じで力を出し切れずに連敗。ただこの2人の対戦は半年前の王将戦で○○○●●●○で羽生防衛という接戦を演じたこともあり、まだまだ判らない。

羽生佐藤森内がグーチョキパーになっている最近の状況。誰がグーでチョキという話ではないが、羽生ファンとしてはもう一度突き抜けた強さを見せられる様になってほしいものである。

ただ、先日放映されたNHKの「プロフェッショナル」の羽生番組を見た限りでは、番組を見た僕がそれと判るほどの「バーンアウト症候群」と見えた。キャスターのコラムにうまく整理されているのでよろしければごらんいただきたいですが、まあさほどシリアスではない感じだが、ともかく25歳の七冠王を取ったあの勢いと強さは求められないという状況。ここからは次元を変えた「円熟の強み」が必要となっている。

ともかく、勝って強さを証明してほしいものである。

ジャイアントの涙、一言だけ

2006-07-25 15:58:38 | Golf一般
既に旧聞に属するが、タイガーの全英優勝シーン。

ライブで見てなかった(17番で優勝を確信して脱落、だった26時だったしね)のでそれがとても残念だが、めったにないシーンだった様子。写真でしか見てないが、あの表情はマサに号泣と言って良いだろう。

これでメジャー11勝、球聖ボビージョーンズは既に超え、ウォルター・ヘーゲン(米国) と並ぶ歴代2位となった。ニクラウスまであと7勝、ちなみに全米アマをメジャーカウントする方式だと全米アマ分でニクラウスが+2、タイガーは+3である。

これまでは気迫あふれるプレーとガッツポーズが売りで、優勝シーンも気合のガッツポーズと満面の笑みがお約束だったタイガー。これまでの10勝とはまったく違う優勝シーンだったといえる。

ただ、実の父であったということをはるかに超えて、ヨーダとクワイガンジンとオビワンを足したぐらいの師匠でもあったアール・ウッズを失った直後の優勝だからこその今回の涙は正直言って僕はびっくりした。しんみりのシーンはこれ一回にして、次回以降はいつものガッツポーズで、冥界に響くほどの活躍ぶりを御願いしたい。

今回だけ、「アールの子タイガーの優勝」ってことで。これから今まで勝った分だけ勝てれば、メジャー20勝。あと5年以内に御願いしたい。

ゴルフな週末

2006-07-22 23:56:58 | Golf一般
全英OPENの3日目を見つつBLOGを更新している。谷原の健闘は見事だが、ここから(最終組5番プレー中)先の上位陣の伸び方は半端ではなさそうなので、5打差の5位タイって感じで予想をしておきます。

その裏でひっそりと国内女子の大きな財布の大会、全美貞を横峯さくらが追うパターンの最終日に注目、3日目までスコアしか見ていないので展開が読めないが、最終的にメンタルが強いほうが勝つような気がする。そういう意味では明日の勝敗でさくらが不動・宮里レベルの強さかどうかが見える試金石となりそうではある。

雨が続く日本のゴルフ事情はアマチュア般Pゴルファーには厳しいものがあるが、プロのメジャーでは「ここ一番」の最高峰が見える。見たからってリバプールまで行きたくはなりませんが・・・(@_@)

将棋名人戦問題:故事成語の世界?

2006-07-11 12:56:32 | 将棋な私
連盟のHPを割とこまめにチェックしているのだが、先週から今週に掛けて動きがいくつかあった。

前にもコメントしたけど、財政的には結構厳しいはずの毎日新聞、苦心の末の提案ということだろうか。誰がサルで誰が領主かと揶揄するつもりはないのだが、この条件をつらつら見ていて「朝三暮四」という故事成語を思い出した。中学だか高校の漢文だったような、おぼろげな記憶ながら、三と四を入れ替えるだけで満足して納得してしまうサルの愚かさを強く印象で持っている。

くれぐれもいっておくけど、連盟の棋士たちが8/1に出すであろう結論を「サルの短慮」と皮肉るつもりはまったくない。ただ、「5年でいくら上乗せ」という朝日の提案を皮切りに、「7年でそれよりちょっと上乗せ」という返し技を掛けてきた毎日、いずれも同じ土俵に乗ってしまったという感は否めない。

とはいえ経済合理性は判断のベースであろうから、土俵に乗らずに勝負ができないという事情もあるであろう。内部事情に詳しくないファンとしては、雨降って地固まるがいいと個人的には思っている。

毎日に投票結果が集中して、その上で「毎日さん、朝日と対抗するためのお金の提案ありがたいですが、将棋界にとってもっと大事なことがあるような気がしますが相談しませんか」という話し合いを連盟-毎日間でもう一回したうえで、お金の話も含めて結論を出していくということができれば一番いいのではないだろうか。

奇麗事では経営は立ち行かない昨今だけど、将棋界ぐらいは結界を張って奇麗事のお約束をベースに運営できないものだろうか・・・

W杯終了:煉獄に恩赦?その他もろもろ

2006-07-10 20:49:33 | 蹴球な私
いろいろあった週末、まとめてUPするには沢山すぎるが、少しずつ整理してみる。

■イタリア優勝

さっそく出たこんな記事、この歴史はどう繰り返すというのだろうか?

robiheiの理解としては、

「悪しき勝利至上主義」→「権化としてのイタリアの勝利」
    ↓
「結果としてのW杯優勝」(イタリア国民万歳、恩赦?)

という流れと、

「悪しき勝利至上主義」→「クラブ経営の暴走と牽制」
    ↓            ↓
「欧州市場を含めての自浄作用への期待(再発防止)」

というはなし、両方あると思っているんだが、、、世の中恩赦モードになって、「不正も程々なら(程ほどではないのだが・・・)勝ってしまえばよし」ということになってしまうんだろうか・・・?

robihei自身は未確認なのだが、次期CLへの参加資格、イタリア勢は剥奪という話があるらしい(欧州蹴球事情通の中学生の長男情報)懲罰降格のC1のユーべでブフォンやデルピエロがプレーするとも思えないのだが、それも含めて不整合感は否めない。

やっと判った数日前からの自分の腹の底にあった違和感の正体。あなたならどうする?ちなみに、robihei自身に今現在解はない。

■カーン礼賛

これはこれで、3位で終わったドイツの結果と言い、ふさわしい流れだったということが終わって見てよく判った。「いい感じの落としどころ」だったわけであり、天の配剤といえよう。

・新興勢力たる若手中心のチームが期間中に急成長
・「せいぜい16強」と言われていたのに躍進で国民意識が上方修正
・しかしながら結果的に準決勝敗退→カーン引退興行のお膳立てが!
・見事な勝利と引き際、3決がオリバーカーン引退試合として完成

TPC氏が良く使う「予定調和」、これを言わずにナニを言う!という感じですねえ。

■ジダンMVP?!

「巨大なギミック」を感じないかい?ミンナア!と言う感じ。

アサヒコム速報から転載。
>ジダンは2012点を獲得した。次点はイタリアの優勝に貢献した
>DFカンナバロで、1977点だった。
>3位はイタリアのMFピルロで、715点

僅差ではあるが、事実としての「MVPジダン」は残る。まるで首位打者争いを四球禍勝負で逃げ切る姑息な日本プロ野球タイトル争いにダブるぞお。

こんな例えは偉大なるジダンに失礼なのは承知の上なのだが、

ここまで厚遇されるジダンが、スケールを大きく欧州的にして、より偉大にした「清原」に見えてきた

なんか違わないか?捏造とまではいかないがこういうのを「おためごかし」というのではないか。あまりにも自己中心的な大欧州主義の中心にいる、ジュネジーヌ・ジダンと言う存在なのか?このままでは欧州嫌いになってしまいそうなrobiheiである。

オランダ人やイングランド人の有識者の意見が聞きたい、嗚呼聞きたい。

将棋棋聖戦:第三局&決着

2006-07-06 15:56:45 | 将棋な私
佐藤棋聖2勝のあとの第三局、robiheiの予想通り(って世の中の将棋ファンの人々の85%以上が同じ予想のはず)佐藤が不利な後手番、しかも中盤大劣勢から膂力を発揮して156手までで勝利。

これにて佐藤康光九段は棋聖位5期獲得、永世棋聖の資格を得た。

これを見ていただくと判るけど、永世位(王座だけ「名誉位」)を獲得するというのはわずか5期とはいえ大変なことである。現役では中原(5つ)谷川(名人)羽生(4つ)に次いで4人目、ちなみに大山康晴も5つ、これは大山が現役当時あったタイトル戦の全てである。羽生は現代7タイトルのうち4つで永世・名誉位を獲得済み、残る3つの名人・竜王・王将の各タイトルもマジック1、すなわち次の各タイトル戦の獲得=そのタイトルの永世位獲得、という構図である。

しかし、これがとーーーーい!王将は来年早々にもタイトル保持者として登場するが、竜王は今年敗退、名人は順位戦黒星スタート(これはまだいいが・・・)そうこうしているうちに森内名人が4期獲得して来期名人戦に登場確定、あと4勝で十八世名人になってしまうという状況である。

現役の獲得タイトル数で、

中原(64)>羽生(63)>谷川(27)>佐藤(9)>森内(7)>渡邉(2)

という格差のある序列にも関わらず、永世名人位が何故か遠い羽生善治。棋界の謎というにはあまりにシビアな状況に、ファンはやきもきしているのである。

ありゃ、棋聖戦の話してたのに、最後には羽生頑張れにまたまたなってしまった^_^;失礼しました。

W杯:準決勝2(JOGA BONITO?)

2006-07-06 13:14:56 | 蹴球な私
イタリアの相手はフランスに決定。決勝Tにありがちな退屈な試合といえばそれまでか?

どっちも弱くはなかったが、どっちも強くもなかった・・・気がした。肩入れしていたポルトガルの方が「ヲヲッ!」と声をあげるシーンが多かったように記憶しているが、負けは負け。

あと2試合、これで慢性寝不足からも開放されると思えばホッとするが。

■3決

ドイツが勝つ?クローゼが最後の最後でハットトリック&MVP獲得なーんてことになると少しドイツ人も溜飲が下がるかも。

■決勝

どっちでもいい、とにかく双方得点があって、両方合わせて3点以上入る試合になってほしい(相当無理な注文な気はするが)イタリアの方が強いと思うけど、ここまできたら勝った方が強いってことになる。

とにかく希望は「JOGA BONITO」である、美しいサッカーを最後によろしく。
ジダンがすばらしい選手であることは否定しないが、引退興行がここまで引っ張られることへの違和感がないといえばうそになる。それだけフランスの周囲の人間のモチベーションが高いってことだろうけど。

最後に当たらないついででMVP予想。

本命 ピルロ
対抗 ガットゥーゾ カンナバロ
対抗2ジダン リベリ
穴  ブフォン アンリ
大穴 クローゼ

美しくないけど強いイタリアが優勝して、本国に戻るとセリエAが煉獄になっているという構図はフットボールファンとしてどう整理をつければいいのだろうか、、、そればかりここ数日考えている今日この頃である。

W杯:準決勝1

2006-07-05 06:41:54 | 蹴球な私
ブラジルのいないベスト4、いわゆる「EURO2006」の対戦を喪失感を味わいつつ見る。

robiheiの周囲に居る人々のなかで一番のサッカー有識者たるT君の予言「もめたときのイタリアの強さ」4週間前に聞いたときには思わず「そーかあ?さすがにねーだろ・・・」と返してしまったが、いやはや参りました・・・m(._.)m

ポストにクロスバーにとアンラッキーが重なった延長戦のスタートに「サッカーの神の意思」を感じていたものの・・・豪州戦のラスト3分といい、あのサッカーを強いと認めたくない心の奥底の感覚はあるものの、事実としてイタリア決勝進出。

「守備が世界を制す」はまたぞろサッカー暗黒の時代の嚆矢とならないかとちょと心配。

イタリアフランスだと8年前の退屈な試合→PKでフランス辛勝を思い出してしまう。ダメもとでポルトガルを応援しますか?こうなったら。

W杯:準々決勝終了

2006-07-02 13:46:08 | 蹴球な私
2試合ライブで観て(ドイツ戦・ブラジル戦)のこりはビデオで後日のお楽しみという状況。

いろんなところでいろんなコメントがされているので、あまりみんなが言いそうに無いことだけ書いておくことにする。

監督の采配、というか「普段と違うことをしたチームの負け」が気になった。

アルゼンチン:柄にも無く(本当はズルク逃げ切るのはお家芸ながら)あの超攻撃的チームの活力を殺ぐ様な選手後退の直後に同点被弾。あの時点で実質的に終戦だったと思う。(ラームの横パスミスにはビビッたけど・・・^_^;アルゼンチンに「ロッシ」がいなくて良かった)

ブラジル:何故1TOP?何故エメルソン欠場(怪我らしいが・・・)ほぼほぼ良い所なしで負けたブラジルには悲しさだけが残った。ガーナに対する横綱相撲を目の当たりにしてまだ5日しか経ってないのに、残念。ロナウジーニョの過緊張が期待からの重圧の呪縛ってことだったのかしら・・?最後のFKは笑いながら蹴れる状況なら95%はいってたよネエ。

イングランドの終戦も残念だが、こうなったらドイツ-フランスの決勝で思いっきり派手な殴り合いの決勝戦を見せてほしい、日本蹴球協会の田嶋技術委員長の現役時代の高校サッカー決勝戦(浦和南で優勝)はスコア5-4だった。あれっくらいのやつ、よろしく!