池田勇太が好きです宣言（笑）

うーん、石川遼くんが嫌いというワケではないんだけど、僕はなんつうか、
池田くんのアナクロなチンピラスタイル（失礼！（笑））が好きです。

アマチュア時代から次代のエース級の扱いを受けていて、その通りに順調に育って
来ているという見方もできるし、蛹の間にピュッとばかりに石川くんに一気に抜かれ、
それに昨今、対峙しつつある状態まで来て楽しみな状況にやっとなってきたという
言い方もできると思う。

タイガーやニクラウスが時代のＴＯＰでいきおい優等生的な発言が求められるのに
対して、破天荒キャラでそれに対峙するという構図もなかなかである。
「気にはしてないけど、刺激にはなっている」というのが池田くんの石川評、
なかなか良いコメントではないですか。

僕自身が３タックズボンは履きませんが（笑）個性という点では全面支援します。

賞金王レースもなかなか良い感じになってきているので、秋からの高額賞金大会が
楽しみになってきた今日この頃です。

奨励会雑記

先週行われた三段リーグで最終日前に昇段（プロ入り）者２名が即決してしまう
という異例の事態に。

阿部くん20歳、永瀬くん16歳の２名が昇段。
永瀬くんは５年前にＪＴ杯の決勝の前座イベントで東京都こども将棋の決勝で
出てきたのを覚えている。当時小６、相手が小４の佐々木勇気くんで、ねじり合い
から佐々木君がそのときには勝った。

今やその佐々木君も中３で三段リーグのメンバー、永瀬昇段の１局の相手が偶然
にも佐々木君だったというのも運命の巡り合せか。
ちなみに佐々木君、次の奨励会がいわゆる「中学生棋士」称号を戴冠するラストチャンス。

もひとつ、関西奨励会でオジサン２人が編入試験を受けているようだが、その１人
の下平さんという人が４連勝の快進撃らしい。

あと２勝で秋からの三段リーグに編入。14歳から37歳までの幅で、ハタチ前後が
当然圧倒的に多い年齢層だが、知のゲームの巨人たちが半年凌ぎを削る闘いに
入っていくことになる。しばらく下平さんに注目ですね。

王位戦第５局

徳島で先週木曜金曜で指され、王位深浦が●●●○○という盛り返しでこれで２－３に。

「これで、実質五分」なんて意見もあるようだが、さてどうだか。

ただ、深浦がここんとこ調子がいいってのはある。

深浦　１６－０６　.727
木村　１４－１２　.538

まあ深浦も木村も通算７割近い勝率巧者だからそれもあるかって感じですがね。
木村の負け数が多いのが気になる。もちろん羽生と棋聖戦でフルセット負けとか
あってのこの番数ってのもあるんだけどね。

次は９月の声を聞いてから。第二週までちょっと時間がある。木村疲労を癒せ。
ただ、そのときには深浦は竜王戦の挑戦者になってるかも。ノリノリかな？（笑）

でも、あたしゃ木村ノリだよ、最後までね。

全米プロ：ジンクス破れる

タイガーの最終日トップスタートでの不敗神話については、多くのところで語られ
ているのでここでは繰り返さない。

バックナインを凝視したものの、Ｙ．Ｅ．ヤンに吹いた風は最後までタイガーには
向かなかったということなのか・・・終わってみれば。
ただ、優勝スコア－８はタイガーのスタート時点のスコア。要は「ヤンが勝った」
というよりも「タイガーが負けた」というのが今回の総括。

ちょっと、畑は全く違うけど去年の竜王戦、羽生の３連勝４連敗を思い出した。
去年から応援している「ここ一番でほぼ勝って来た人々」の負けが続いている。
こういうのってファンにはツライね。

まあ、勝つこともあれば負けることもあるのが勝負事なので、今回負けてよかった
という側面もあるかなあ・・・という気はしています。
つまり、次に「過去なかったメジャーでの最終日逆転勝ち」をすれば良い訳で。

今回勝てばメジャー25勝ぐらいのキャリアペースが見えるかな？と思ったものの、
来年以降もう一度ペースを上げられるかどうか、、、、に流れ的には見えちゃった。

結構大変だねやっぱ、プロは（笑）

ちょっといい話

もう１週間近く昔の話で、お盆とかはいってずいぶん昔のような感覚もありますが、、、
５日程前の記事↓

”ウッズ　警告に激怒で罰金処分”

「米ＰＧＡツアーがタイガー・ウッズ（３３＝米国）に罰金処分を科すことになった。１０日にツアー関係者が語ったもので、金額は公表されない見込み。ウッズは９日に終了したブリヂストン招待で通算７０勝目を飾ったが、最終日の１６番で競技委員がスロープレーを警告したことに激怒。「あれで彼はリズムを失った。不用な介入だ」と、このホールでトリプルボギーを叩いた同組のパドレイグ・ハリントン（３７＝アイルランド）を気遣う発言をしていた。」

タイガー…いいやつだなぁ（笑）

「タイガーがルールではない」というＰＧＡの権威を示そうという態度の顕れとも
見える記事だが・・・・
そのＰＧＡの大会で３日目終わって２打差の首位。
優勝したときにこの罰金に対するコメントはありえないものの、
勝つことでタイガーの存在がＰＧＡそのものを超越していることを示されるようで、
なにやら感じ入る話ではある。

世界ゴルフ：タイガーも凄けりゃＩＴも凄いという話

ブリジストンインビテーショナル、世界ツアーの今期最終戦かな？
ともかく最終日ハリントン首位、３打差２位がタイガーという興味深い位置関係から
綺麗にタイガーが逆転勝ちして通算70勝目。これでニクラウスと並ぶまであと３つ。

つおーい、タイガー。メジャー前は飛び飛び参戦で体力温存の準備傾向だったのに、
今期は３メジャーともそれで調整に不全感を感じたのか、今回の全米プロは３週
連続の参戦となる。ちなみに前２週はいずれも勝ち。これで全米プロぶっちぎりで
勝ったら来年からこの調整法が主流になりそう・・・

ところで、時間と興味がある方は、これをちょっとご覧ください。

これをみると、つくづく金をかけてＩＴでフィールドを解析すると結構手に取る
ようにあとからもプレーを振り返ることができるというのが判る。
なぜにハリントンが16番でトリ叩いたのか・・・タイガーがベタピンだったのね！
みたいな解釈がよーーーくわかる。

宍戸ヒルズで勝った五十嵐が記念参加したものの、２日目にケロケロにされた様子
とかも手に取るように判る（笑）
ああ、時々パブ選とかで打ちのめされる俺らと全く同じね（爆）

世の中、上には上がとにかくあるってことがよく判ります。さあ、練習練習。

王位戦第４局

深浦王位のホーム、長崎佐世保で指された第４局、後手番深浦が快勝で●●●○
の形でようやく初日。

さあ、次次。盆明け8/20からの対局で王位交代との予てからの予想をキープして
おきます。

大和証券杯決勝

昨年に続いてくじ運よく当選して八重洲の大和本社まで観戦にいきました。

既報の通り山崎七段が中盤の非勢を我慢良く凌いで木村の失着から一気に体を
入れ替えた感じで逆転勝ち。

ただ、感想戦を聞いた範囲では、
「優勢と思われた木村八段にあまりスカッとした勝ち筋がなく、実は難解？」
というのがことの次第だったようで・・・

印象に残ったのは木村の人格者ぶり。感想戦の第一声から、
「いや、とてもとても悔しいんですが、この悔しさをどうブツケタものか・・・」
「自然な手ってことは、ワタシは負けるべくして負けたということですかね」
とか、受け狙いも何割かありつつも、朴訥な語り口で観客一座の爆笑を買うこと
しきり、いや大盤前のNo.１エンターテナーとひそかに名づけている通りの展開。

まあ、今回負けた木村はじきに王位戦で幸せになり、勝った山崎は王座戦で厳しい
現実を見るということでバランスがとれるのではないかと思われます。

あーたのしかった。さあ、また来年も籤当てるぞー！（笑）