robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

王位戦第五局

2006-08-31 19:54:28 | 将棋な私
徳島渭水苑で昨日から開催されていた王位戦第五局、後手番羽生王位(三冠)が146手までで勝って3-2、防衛まであと1番に。

はっきり言って、「意外」

モテ光の糸色女子言周モード、とみに勝率の高い先手番。奔放な差し回し(意外な展開での角換り+振り飛車という流れ(=佐藤が好き勝手に指したい手を指している)という状況から、今回ばっかりは佐藤勝ちで、その角番から2局を羽生がどう凌ぐか・・・という展開を予想してたんだけど・・・

でも、最終局までやっぱり行きそうな気がする、と一応予言めいたコメントをしておきます。最後には羽生勝ちで防衛(7割ぐらいの確信)と見てますが、それも含めてナリチューです。

竜王戦挑戦者決定戦第一局

2006-08-29 10:38:40 | 将棋な私
佐藤棋聖-丸山九段で争われる竜王戦挑戦者決定戦3番勝負(2勝で挑戦者決定)第一局、先手番佐藤棋聖が109手までで勝ってあと1勝で挑戦者決定。

終盤ぎりぎりのところで、若干アヤがあったようだが結局は優勢の時間が長かった佐藤棋聖が押し切った。引続き「糸色女子言周」である。

この佐藤の勢いは「単に調子が良い」というより「強くなった」という表現が相応しい。この佐藤に羽生は王位戦で2-2、王座戦は五番勝負で9月から挑戦を受ける。さてどうなりますか。

まだ気が早いしrobiheiは丸山応援なので矛盾するが、竜王戦挑戦となれば1世代下の渡邉竜王22歳との対決もとっても楽しみ。まだ戴冠した事の無い年間最優秀棋士賞に最も近いところにいる感のある佐藤棋聖、こうなったらちょっと「いけるところまで行って欲しい」というのがファン心理。

軽いバーンアウト症候群の羽生善治への刺激にもなる、それが一番の願いであったりする。

週末ゴルフ:タイガー 強ッ!!

2006-08-28 13:15:17 | Golf一般
大山志保の月間3勝とか手島の久しぶりとかあったけど、ともあれ今週末は米国でしょう。

■米国女子:オチョア-24で優勝・宮里藍単独4位

→この試合を最後にしばらく帰国する宮里藍がまずまずのフィニッシュ。オチョアの優勝スコアといい、「結構易しいコース」だったことは容易に想像できるものの、この会場で日本の女子ツアーやったらどんな結果になったろうとしばし妄想に浸ってしまった。ま、大山志保は同じくらいのスコア出す気がするけど、あとは判んないや。

■米国男子:丸山9位タイ、宮里優作21位タイ

→丸ちゃん、よく頑張った。優作・・・orz

国際的に「最終日にトホホなゴルフする奴」ってアピールしてどうする!

 まあ、要するにダメだなコイツ。人間的にどうこう言うつもりは無いが、アスリートとして世界のTOPレベルに近づくことは少なくとも暫くは無いということを確認してしまった気がする。

 デビュー当時は「ライバルはタイガーです」って言ってたんだけどねえ。

■世界男子:タイガー、出場4週連続勝利

→ま、これですね今週は。

 pgatour.comの見出しが、"Déjà Vu All Over Again"

 おっさる通り。「ぶっちぎっても勝ち」「競っても勝ち」「POでも勝ち」要は「何でも結局タイガーが勝ち、またいつか見た様な感じの勝ち方」ということ。

 次週は自らホストプロのドイチェバンク選手権、例年相性がいい大会でもあり、出場5週連続の確率は50%はおろか70%ぐらいと見た。出場するのは144人もいるはずなんですがねえ・・・次元、違いすぎ。

米国ゴルフ:ちょっと事件ナ週末

2006-08-26 21:24:39 | Golf一般
厳密に言えば、まだ米国ゴルフの週末は始まってないのかもしれない。今週は世界選手権の特別週なので、ワールドランカーたちは(一部高橋竜彦なんていう部外者も混入してますが・・・^_^;)ブリジストンオープンに参加している。

そしてその他の米ツアー選手も毎週の試合の一つをこなしている。

その中で事件が2つおきたのでちょっとだけポスト。2日目にしてトップに立ったタイガーの、その2日目の最終ホールのミスショットの処置に対する顛末が1つ。

「打ちすぎたアイアンショットが18番グリーン奥のアスファルトまでいっちゃって跳ねた球がクラブハウスの屋根を越えていった」

通常の措置は「ロストでOB」で間違いナイと思う。なんだけどこのゴルフ場は「ドライビングレンジだけがOBゾーン」ということらしい。でも、タイガーでなく同伴競技者のゴアがこのプレーをしたら本当に同じ措置?どうだったろうと思っちゃう。

結局「フリードロップ=無罰の別の場所からの3打目からの処理」として、仮に前のショットがOB扱いならダボ必定、もしかしたら(かなりの確率で)それ以上の悪い結果になるはずだったこのホールをボギー。で、、、、タイガー単独トップ。

なんか釈然としないけど、ふーんって感じ。でも目の前の高い木を越えるためだったとはいえ、9Iで212yはやりすぎでしょ?タイガー。

もう一つは「宮里藍の兄」のこの快挙。まあプロなんだからピンに向かって入るように打ってるんだろうけど、こんな「イロモノ系」の話題でマスコミに載らないでほしいと思っている優作が・・・トホホって感じ。

ともあれ、とりあえず2日目終わって先週の全米プロで2位だったコイツよりエース2個分がそれぞれバーディーどまりだったとしても好スコアなのは評価してあげる。

日本より先に(実質2軍戦だけど)アメリカで勝っちゃえば?優作君。

将棋王位戦第四局

2006-08-24 13:41:54 | 将棋な私
佐賀で行われた王位戦第四局、ぎりぎりの攻防を制して後手番佐藤棋聖が2勝目、これで2-2のタイに。

新春の王将戦では○○○●●●(羽生から見て)だったが、今回は○○●●とリカバーが早い。改めて3番勝負ということだが、最後までもつれそうですね。

特筆すべきは佐藤康光の充実振り。先日の竜王戦準決勝(森内戦、中盤の劣勢を捩って戻して快勝)といい、鬼神の如く勝ちまくっている。佐藤をここまで強くしたのは、いってみれば第一人者として格の違いを見せつけてきてた羽生なので、羽生さん、何とかしないとダメでしょ。

余談ですが本局の運営担当だった西日本新聞のHPの充実が話題になっていた。年に一度のお祭りといえばそれまでだが、朝日読売毎日あたりも、この充実のレベルでやってほしいですね(robihei的に合格点は王座戦の日経と時に企画もの「プロアマ対決」とか、で良い朝日ぐらい)

やはり将棋はそれぞれの人にとって文化的イベントであってほしい。

米国ゴルフ:タイガーMajor連覇

2006-08-21 19:05:26 | Golf一般
盛り上がりまくる高校野球の陰に隠れて、今期男子ゴルフメジャー最終戦となる全米プロゴルフがシカゴ近郊のメダイナCCで開催され、タイガーが先月の全英に続く連覇でメジャー12勝目。

ニクラウス(18勝)に次いで単独2位になった勝数、ちなみにニクラウスの12勝目時点より3歳若いらしい。

7,561yと「メジャー史上最長」と騒がれたメダイナだったが、結果的にはメジャーのアンダー記録に迫る-18が優勝スコアというハイスコア大会になった。

解説の岩田さんが最終日の中継中に言っていた「タイガーがいなければすごい混戦の優勝争いなんですけどねえ」という一言が印象に残る。確かに2位とは5打差、その下はこんな感じなので、確かにそういえなくも無い。

個人的には朝早起きしてライブになった瞬間に8番Hでタイガーがバーディー取って4打差にしたときに「ハラハラ感」は一掃されてしまっていたのだが、その分冷静にタイガーのクラブ選択とか見ていたので結構収穫があった。

15番ぐらいだったか、「今日2回目のDRでのTeeです」というアナウンスがあった。全米のモンスターコースだろうが、メジャー最長だろうが、今のタイガーには例え「DR抜きでラウンドしろ」と言っても全くHDCPにならない。むしろスコアいいかも(爆)それってアマチュアと同じという説もある。

「DR曲がるぐらいなら3WとかLIとかで頭使ってコースマネジメントすれば?」ってのは全てのレベルのゴルファーに共通するってこと?レベル違いすぎますが(爆)だって5Wで270yとか3Iで250yとか、、、反則でしょ?

昔、ドライバーを曲げまくってから驚異のリカバリーで高スコアを連発したかつての世界一のゴルファー、セベ・バレステロスという選手がいました、「マタドール(闘牛士)」なんて綽名がついたほど「攻め120%ゴルファー」だった。

あれはあれで見ていてエンタテイメントだったけど、やっぱりアスリートとしては結果として勝ってほしいって気持ちがあった。タイガーはその辺のバランスが最高のレベルでチューニングされているということか。

個人的には最終組で回ったルークドナルドがいいところ無く敗退した姿に強く関心を持った。タイガーオーラの被爆被害なのか?誰かスポーツライターにでも後で記事にしてほしいテーマである。

ちょっとだけ高校野球3

2006-08-21 06:57:37 | よもやま話
球史に残る試合になってしまったみたいなコマトマ-早稲田実戦、いやー痺れましたね。

いかにも几帳面な優等生のソウジツ斎藤くんと、正反対に聞かん気の強そうなコマトマ田中君。このコントラストも盛り上げを加速させている感じ。

今日決着つけるの?ホントニ?月並みですが「もう2校優勝でどうかね?」という感じが巷にもあるような・・・今日15回またやったら、再々試合するのかね?

スカウト目線からいうと「どっちが勝ってもいいから、壊れないでくれ!」が本音かな?

個人的には「高校野球ができる日がもう一日増えてうれしい」と言った斎藤君を応援したいが・・・まあ午後、結果は出る。

ちょっとだけ高校野球2

2006-08-18 22:37:59 | よもやま話
甲子園があと2日、残るは4校、3試合である。

準決勝の結果ページを見ていて、ちょっと懐かしくなったのでまたポスト。一番下の行、審判の名前に注目。

こないだのピンと来るシリーズではないが、塁審堅田、フルネームは「堅田外司昭」と聞けばピンと来る人はそれなりに・・・いないかぁ^_^;?

昭和54年延長18回の対戦、星陵対箕島(語呂のセイか、「箕島対星陵」って言う人は少ないよね?)の負け投手、サウスポーの星陵高校のエースである。
投げた球数が208球(ちゃんと記憶しているので間違いない)ちなみに石井が236球ぐらいだったかな?(こっちは定かでない、石井の方が多かったことだけ間違いない)

ちょっとだけ(断片が多いのだけど)記憶に残っているエピソードを紹介

■監督、ホームラン打ってきます!
→12回裏、2アウトランナーなしから打席に向かった嶋田宗彦が、尾藤監督に「監督、ホームラン打ってきます!」と言って打席に入り、その通りレフトスタンドにHRを打ったというエピソードがある。

■ドラマのクライマックス、16回裏の落球
→再度勝ち越されて2-3の16回裏、2アウトランナーなしから確か背番号8の森川(2年生)が1塁側ファウルゾーンにフライをあげ、1塁手加藤選手が打球落下地点に入る間際に人工芝の継目に足を引掛けて転倒、文字通り「勝利が手から零れた」直後に再度の同点ホームランが左中間スタンドに飛び込む。

■「翌日再試合です」という放送と堅田の落胆?
→18回裏、その表に2死満塁かなんかのチャンスを逃して「ぁぁあああああぁぁーーー」みたいなモードの星陵ナインに襲い掛かる「この回で決着付かなかった場合は翌日朝再試合です」のアナウンス。果たせるかな落胆した堅田投手、投げる球に力も無くサヨナラ負けを喫した。

ちょっと長くなったけど、リアルタイムで見ていた当時をいまでもありありと思い出す。これに勝った箕島がその勢いを活かして春夏連覇となる優勝を遂げたのも「伝説」の輝度を増したといえよう。

3年前から堅田氏は甲子園に審判として戻ってきている。本人が語るエピソードや当時を知る人々の興奮の残る語りなどもあり、やはり高校球史に残る名勝負という証左がそこここにある。ちょっと探したらwikipediaにもちゃんと出ている。

こうやってみると、やはり高校野球はスポーツ系エンタテインメントの日本最高峰だなあ。少なくとも40代前後のオヤヂたちの琴線はここにある、絶対ある。

竜王戦準決勝2局目(挑戦者決定戦対戦者決定)

2006-08-17 23:46:16 | 将棋な私
森内名人-佐藤棋聖の棋界3強のうち2名による頂上対決。先手穴熊vs後手三間飛車石田流のちょっと変則なスタイルから先手番佐藤棋聖が快勝。

これで挑戦者決定戦三番勝負(2勝で挑戦者決定)は丸山九段と対戦。共にA級、名人経験者、タイトル経験の数でもいくつもあるTOP棋士であり、明らかに現竜王の渡邉明くんより格上。

最近の佐藤棋聖の勝ちっぷりの良さは、「唯でさえ強い棋士の確率変動モード」という感じで凄まじい物がある。勢いと上級者同士でもある「格の差」を考えると佐藤勝ちが順当な流れではあるものの、「竜王戦1組に挑戦者なし」のジンクスを破ってほしいと考えてrobiheiは敢えて丸山忠久にエールを贈ります。

晩成の大器、突然の軽井沢移住と帰京、元グラビアアイドルとのできちゃった結婚、20代半ばからボディビルドに目覚めたマッチョマン、時々夜に似たような人と原宿駅ですれ違うのは駅前のGOLD'S GYMに通ってるのかなあ・・・とまあ少なくとも「普通の棋士ではない」丸山忠久くん。皆さんご注目を。

データおたくの血が騒ぐ話(ちょっとだけ高校野球)

2006-08-16 11:33:30 | よもやま話
高校野球が佳境に入ってきた。さっき早稲田実業が8強入りを決めたところである。

今でこそGOLFとW杯ぐらいにしか心血を注がないものの、その昔(35年前ぐらいから20年間ぐらい)はrobiheiはオリンピックから高校野球、その他スポーツイベントと言うイベントの森羅万象を把握しないと気がすまないという感じで「スポーツ観戦、及びその記録の記憶保持と語らい」が趣味であった。

その僕の琴線に触れるデータが昨日から続いたので思わずポストしてしまいます。

昨日8強入りした東洋大姫路、20年ぶり。早稲田実業は24年ぶり。

これだけ見て「ピン」とくる人は私にメールをください(爆)一度お互いの人間スポーツDBの内容照会企画をしましょう。

20年前の東洋大姫路のエースは長谷川滋利、あのマリナーズのリリーバーである。野球系トップアスリートとしてのキャリアのスタートが20年前の8強入り、その後立命館大→オリックス経由でマリナーズに転じていったキャリアは皆さんの多くがご存知の通り。

24年前の早実のエースはあの荒木大輔。24年前3年生だった彼は準々決勝で蔦監督率いる徳島池田高校にボコボコにされて高校野球生活終了。高校生としてはピークは更に2年前の夏に遡る(準優勝)ということもある。「大輔」といえばの代表は松坂に替わったものの、その松坂の命名も「荒木大輔にちなんで」と言われているのはそれなりに有名な話。

24年前優勝した池田高校のエースは畠山準、後に南海(!)→横浜大洋と移籍してつい最近までプロ野球選手をしていたような記憶があるんだけど結構経つ訳ね。優勝時の主力だったのが江上(翌年主将で春も制覇、後に早稲田大)、水野(後に巨人)の2年生コンビ。あん時の池田は強かったーーー。未だにrobiheiの記憶上の歴代最強校ランキングの3強には入る。

で、その翌年にその最強池田をブチ破って優勝したのが清原桑田(共に1年生)のPL学園。池田のエース水野が広島商業戦で頭にデッドBを受けた影響もあったか、7-0でいいところなく負けたのは驚異だった。最強池田高校を完封したのが桑田真澄。蛇足ですが彼は1年の夏から夏→春→夏→春→夏と5季全て出場、当然清原も。3年春の準決勝敗退(負けたのは元西武の渡辺智の高知伊野商業)が無ければ「5季全てで決勝まで戦ったチーム」になれたのに、ちょっと残念。ちなみに桑田の甲子園5季での勝敗は「20勝3敗」おそらくは甲子園史上唯一の「20勝投手」今となってはありえない業績である。

そのPLのピークが2年後の桑田清原の3年時のチーム。robiheiランキングではさすがにあれが1位。ちなみにベスト3のもう一校は昭和54年の箕島高校(あの星陵と延長18回やったチーム)実は私、あの時のエース石井・キャッチャー嶋田宗(のちに阪神)と同級生なんです。

あーイカンイカン、書き出したら止まらない(爆)スポーツDBの話はまたいずれ。ともあれ、荒木大輔が24年前かあ・・・年も取る訳ですなあ(苦笑)