robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

欧州蹴球大会終了:短い春来る?

2008-07-01 13:10:33 | 蹴球な私
ドイツとスペインにそこまでの力量差はないと思っていたが、決勝戦で発揮された力量差(≠実力差)は相当ではありましたね。

幸せな結末とシャビのMVP、「攻撃的サッカーとMFの時代」来るということなのでしょうか・・・?

あまりそうは感じないんだけどねえ。「背が高くないスペイン、日本だって真似できる!」みたいなこと、多分識者とかサッカー通のタレントコメンテーターあたり言うんだろうけど、無理でしょ(笑)

やっぱりトルコだけ印象に残ったんだよなあ。少なくともあのガツガツ感が10年前の日本にはあったよね、カズとか技量は足りなくとも志というか高みを望む心意気はあった。

MFがパスを繋ぐ煌びやかなフットボールには、おそらく組織防御のワクチンがすぐに処方される、プラティニが防御サッカーの不作を指摘したらしいが、んなものイタリアの暗黒的リアリズムにかかったら1・2年でまた上手にゴールに蓋をするサッカーで台頭しそうな気がする。

MFの時代は観戦者にとって大変幸せな時期と思える。しばらく先に来る暗黒の防御サッカーの時代からそれをコジアケル破壊的なアタッカーの時代までの数年間、春を満喫したいものであります。

ユーロが終わってしまった今、最大の課題は未観戦のオランダ-ロシア戦のDVDをどうやって調達するか、でございます。だれか持ってたらrobiheiに善意のご提供を!(笑)

トルコつえー!!!

2008-06-27 13:34:45 | 蹴球な私
スポーツニュースのダイジェストハイライトでしか見ていないものの、ドイツ-トルコのEURO2008はrobiheiが見た範囲ではベストバウトである。ロシア-オランダも良かったらしいけど未確認なので。

見た感想、月並みだけど「負けたけど、トルコつえー!」である。リアルタイムで見ていたらもっと感動したと思う。クローゼとかラームとか、スンバラシイ限りのゴールをあげて最後に振り切ったドイツに一歩も引けを取らずに、終盤ぎりぎりまでガチンコの戦い。

あれでFIFAランク20位、昔JAPANもその辺に居たことあるんだけどね。

経済の低迷や人種被差別がエモイワレヌ劣等感をトルコ国民に植え込み、過剰気味のナショナリズムに煽られながらトルコのサッカーは試合の度にファンの勢いが先鋭化しがちである。ドイツという国においては失業問題やトルコ移民(確か250万人、旧東の国民と下層労務の取り合い構造)の排斥運動まで出ていたりする微妙な関係でもある。

そんな伏線はさておき、試合は両者ホントにすごかった。ビューティフルゴールが90分に計5回、こんな贅沢な試合があっただろうか・・・

日本代表があのような試合をできるような日は・・・俺の生きてる間は無理だなあと最初からあきらめモード。辛うじてトルコの2点目って、わりと大久保が得意なパターンだよね、ぐらい妄想して自分を慰めております。

ドイツ、今ブラジルやアルゼンチンより強そう。スペインとの決勝でどんなフットボールを見せてくれるか、これから先しばらくの「世界蹴球規範」が決勝戦の内容次第でフォーマット化される予感がする。

さらばイタリアの退屈カルチョ、これからしばらくはボールダッシュから1桁秒で得点する能力が競われる時代になることを予言しておきたい。

欧州恐るべし

2008-06-25 10:13:54 | 蹴球な私
ノックアウトラウンドの恐ろしさを満喫してますか?皆さん。

悉くとまではいわないが、robiheiの願望込みの要素も含んだ予想は殆ど外れている。それでも番狂わせ感がないのが恐ろしいわね。かすかにトルコが奇跡的なぐらいかね。

実のところ4試合で、

ポルトガル=ドイツ、強いけど勝ってよね
クロアチア=隠れ優勝候補なんだろ、ドイツにも勝ったし強いとこ見せてよ
オランダ!=美しく勝ちあがれよな、チームの雰囲気良いんだろ?
スペイン!=理力の暗黒面に負けるなよ(負けそうだけど)

と応援=勝つものとしていて、スペインとポルトガルは実質五分五分だがスペインはちょっと分が悪い。ポルトガルは全くの五分、と見ていたんですわ。

いやー、「Bチーム使った1位チームは今回勢い死んじゃって全滅」ってことなの?辛うじてスペインだけ残ったけど、短期決戦はホンマ怖い。

ここまで来るとロシアの伸びしろが一番気になる。つくづく感じるがヒディングはフットボールが上手いんじゃなくて試合(勝負)が上手いんだな、ありゃ。

決勝予想を再修正、というか性懲りもなくもう一度こっからの対戦読んでみる

ドイツ○3-1●トルコ
ロシア●2-2○スペイン(PK7-8)

決勝は、、、ドイツかな?1-0か2-0って感じで。

欧州8強

2008-06-19 09:54:53 | 蹴球な私
最後の椅子をロシアがゲットして、EURO2008の8強が揃った。

昔コリアジャパンで勝ったことがあるロシアが残っているのが日本人としてはビミョーに嬉しいかも(笑)といっても今の日本はどう考えてもスイスやギリシャ以下だけどね。

ここからはノックダウンシリーズ。ポルトガル-ドイツ、スペイン-イタリアは準々決勝では勿体無いと思いつつ、たからって代替の組み合わせもねえ・・・

スペインがイタリアの理力の暗黒面に吸い取られないことを願っている。
ここまでくると初戦開始日のA-Dギャップ3日間は相当大きい気が。

一応ポルトガル-オランダで決勝で4-2でポルトガル勝ちと予想しておきます。

ユーロ中間:概観ですが

2008-06-15 10:01:58 | 蹴球な私
今朝の時点で予選のROUND2まで消化。ポルトガル/スペインあたりの高下馬評の順当な勝ち抜けもあって、比較的分かり易い展開といえるユーロだが、サッカーはそう単純ではない。

まあ、最近は半可通以下のレベルのrobiheiなので、取材分析不足なのは致し方ない。
僕が思っていた中でのギャップとしては、クロアチアがドイツに勝ったり、あっさり開催国が敗退モードになったりってのは意外にサプライズ。まあクロアチアは人によっては優勝候補らしいから、知らないだけかも…という気もしますが。

そんななか、「死のG」と名実ともに言われたC組でオランダが連勝、それも得失点差+6!の強烈な展開で勝ち抜け決定。逆にイタリアフランスは自力突破が消えてモチベーションが極めて維持しづらい状況に。

イタリア、この急降下…ただ、僕個人としてはまったく違和感がない。国力の衰退が背景というのが持論なので。

世界的に、フットボールが各国国技的な位置づけになり(そのトレンドに対するUSAのKYな状況を除く)昔のエルサルバドルじゃないけど国と国の間で国民の念を乗せた戦いが行われるようになってきている気がするのがここ数年の傾向である。

その中での優劣は、「フットボールという競技に対するインテリジェンス」であることは当然として、「それを支えるシステムと国力」がバックグラウンドとして作用していく気がしていてしょうがない。

そのラインで欧州各国に補助線を引いてみると、
20年前:イタリア全盛、ボスマン判決で欧州のEC化が先駆けて加速
10年前:スペイン復活、ドイツ出遅れ、イタリア、英国含めて強国リーグの先鋭化加速
近年時:ポンド高受けて今は英国全盛期、スペイン伸び悩み、イタリア衰退、ドイツ持ち直し…

とまあこんな感じ。2年前のW杯イタリア優勝は八百長騒ぎの危機バネが作用しただけという理解をしていて、あの時からイタリアは別にあの国のフットボールで世界に君臨したわけではなかった。

でもナンバーの予想とか、見事に前回W杯覇者に媚びてたんだよねー(笑)そんなことないんじゃない?って思っていたrobiheiとしてはちょっとニヤリモードである。

で、今回。「ナポリのごみ問題で敗退する伊国」では論理の飛躍もはなはだしいが、あんな国情でサッカーだけ欧州規範になることはありえない。カンナバロ1人脱落しただけであれほど崩れるチームなら、やはり最初からダメってことよね。そういった意味では昔からオランダってのは豊かな国、やっと人種問題を乗り越えるチャンスを掴んだ?と期待してしまう。

今後、今回ユーロに出られなかったイングランドが捲土重来を果たす、あるいは今回優勝したらスペインがいい方向にまとまる(逆ならバスクやカタルーニャが大変になっていく)という展開も予見して、穿った見すぎを楽しんでいる私でございます。

岡田JAPANの負け、12時間後の雑感

2008-03-27 12:08:22 | 蹴球な私
中東の地でアウェー負け。最後の10分だけ酔眼朦朧の状態で見てシュウリョー。

今朝の新聞はフルゲートOPEN状態で岡田JAPANを叩く叩く(笑)
オシムにはインタビューで切り返され、虐められるの連続で鬱屈していたメディアの怨嗟が一気に噴出したか?!の感が。

2つ思うところがある。

■メディアの批判が活性化するのはいいことだと思う。
→チームもチームマネジメントもそれで錬度を上げていく、というのが世間的な
 フットボールチームの鍛造プロセスなんだから

■ファンもなんつうか、慣れてきたよね
→2次予選の早いタイミングでの負けぐらいでオタオタする必要はないし、その
 流れの中で総悲観論とかがメディアに蔓延しても流されない位にはファン心理
 の安定度が上がったような気がする(ってのは俺だけ?^_^;)

まあ、良くも悪くも二次予選で2位以内にも入れないようならそこまでの国ってことだし、1度3位まで落ちて少しぐらい痺れる戦いを何試合か見るってのも悪くはない。だんだんファン心理としてイタリア人っぽくなってきているrobiheiです。



J1終了

2007-12-03 14:39:20 | 蹴球な私
あまり細かく振り返るつもりはないですが、横浜FC-REDSのあの日の試合に関しては明らかに横浜に勝つ価値がある試合だったというのは確か。

ミランだってバルサだってマンUだってそうだけど、CLと国内リーグの二冠は相当の完成度(1つ取っても枯れないモチベーションを含む)があって始めて成立するってこと。まだ浦和にはその力と巡り合わせがなかったってことでしょう。

でも、あの試合だけど、
■横浜が強かった
■浦和が弱かった
どっちなのかなあ・・・?カタタウとやら、結構良くってびっくりしました、ノーマークでしたが。

蹴球狡猾考

2007-11-26 10:19:21 | 蹴球な私
何かゴルフシーズンも終わってしまって、ちょっとスポーツ観戦的には(ここから面白いラグビー、ってのはあるんだけどね)寂しくなりつつある今日この頃ですが、ここ半月ぐらいでいくつか大きな試合を見たので雑感です。

■浦和2-0セパハン(ACL決勝)
■日本0-0サウジA(U22北京最終予選)
■浦和0-1鹿島  (J1ラス前)

特に注目したのは前二つ。後半しかライブでは見なかったけど北京行きを決めた0-0の試合は個人的には日本蹴球の成熟を感じた。

勝てば尚良しなのは当然として、「負けなければOK」という試合であの強かなゲーム運びはなかなかに頼もしい。後半中終盤でのゲームコントロールもまずまず。
「イタリア代表みたいに勝ち上がる」のは個人的には全然OKである。

セパハンに持たせるだけ持たせてカウンター中心で二刺ししたACL決勝もいい。ノックダウンシリーズではとにかく「勝たせない」ことがつくづく重要と改めて実感。

・・・なんだけど!
上記の目線で一昨日の浦和-鹿島戦を「あれはあれでありよ」は浦和ファンだから憤慨しているというのを通り越してやっぱ良くない。

鹿島で一番フェアだったのがマリーシアの故郷南米出身のマルキーニョスだったのも気になった。小笠原を悪い選手、とまではいわないものの、あの狡猾がすぎる原理主義的な時間稼ぎはやっぱ良くない。

どうなんだろうね、この辺って。日本代表が南アであれやって勝っても僕は喜びを8割引してしまうんだけど。

REDSアジア制覇

2007-11-15 10:17:03 | 蹴球な私
快挙の割には扱いが小さい浦和レッズのアジア制覇

与野・浦和育ちのrobiheiとしては、横浜市に転居しようとも、子供をマリノスjrに通わせようとも(マリノスもそんときは応援したけど)一応REDS一筋で応援してきたものとして、まさしく「同慶の至り」でごじぇます、嗚呼(T_T)

今まで浦和ファンとしての自慢としては、「小野のデビュー戦を駒場で見た」だったのだけど、昨日埼スタに行けてたらそれを上回る自慢になったんだけどなあ・・・まあ次回以降の決勝に期待。

本来的にはWBC制覇に次ぐ国際試合での快挙、みたいな扱いでもいいと思うんだけど・・・まあそれは12月のクラブW杯制覇しないとダメか・・・そりゃ遠い(笑)

少しだけ真面目にコメントすると、日経の吉田誠一氏のコラムにあった「野望を抱いたことが栄冠への第一歩」というのは蓋し至言。「とるぞ」と決めて準備すれば、世界有数のサポーターの支援もあって促成栽培のような成果が得られたのも自然な流れといえば流れ。

REDSがグダグダだった95/6年あたりでも、国立競技場とかで一糸乱れずREDSコールを合唱するサポの様子には同じファンながら頭が下がったものである。よくぞサポが欣喜雀躍する場をクラブとして得てくれた、ということなのではないか。

ただ、こんなにもけが人を出して、代償を払わないと栄冠は手に入らないということ、アジアの広さ。コンディションのタフさも相俟って日本サッカーの足腰を痛めつけている気はする。

ポーランドとかスロバキアあたりに四国ぐらいの土地を国で買って飛び地でも作ってUEFAに移籍するとか、そうでもしないとこのコンディション差は大きいですな(笑)

ともあれREDS、おめでとー\(^o^)/~~~

W杯終了:煉獄に恩赦?その他もろもろ

2006-07-10 20:49:33 | 蹴球な私
いろいろあった週末、まとめてUPするには沢山すぎるが、少しずつ整理してみる。

■イタリア優勝

さっそく出たこんな記事、この歴史はどう繰り返すというのだろうか?

robiheiの理解としては、

「悪しき勝利至上主義」→「権化としてのイタリアの勝利」
    ↓
「結果としてのW杯優勝」(イタリア国民万歳、恩赦?)

という流れと、

「悪しき勝利至上主義」→「クラブ経営の暴走と牽制」
    ↓            ↓
「欧州市場を含めての自浄作用への期待(再発防止)」

というはなし、両方あると思っているんだが、、、世の中恩赦モードになって、「不正も程々なら(程ほどではないのだが・・・)勝ってしまえばよし」ということになってしまうんだろうか・・・?

robihei自身は未確認なのだが、次期CLへの参加資格、イタリア勢は剥奪という話があるらしい(欧州蹴球事情通の中学生の長男情報)懲罰降格のC1のユーべでブフォンやデルピエロがプレーするとも思えないのだが、それも含めて不整合感は否めない。

やっと判った数日前からの自分の腹の底にあった違和感の正体。あなたならどうする?ちなみに、robihei自身に今現在解はない。

■カーン礼賛

これはこれで、3位で終わったドイツの結果と言い、ふさわしい流れだったということが終わって見てよく判った。「いい感じの落としどころ」だったわけであり、天の配剤といえよう。

・新興勢力たる若手中心のチームが期間中に急成長
・「せいぜい16強」と言われていたのに躍進で国民意識が上方修正
・しかしながら結果的に準決勝敗退→カーン引退興行のお膳立てが!
・見事な勝利と引き際、3決がオリバーカーン引退試合として完成

TPC氏が良く使う「予定調和」、これを言わずにナニを言う!という感じですねえ。

■ジダンMVP?!

「巨大なギミック」を感じないかい?ミンナア!と言う感じ。

アサヒコム速報から転載。
>ジダンは2012点を獲得した。次点はイタリアの優勝に貢献した
>DFカンナバロで、1977点だった。
>3位はイタリアのMFピルロで、715点

僅差ではあるが、事実としての「MVPジダン」は残る。まるで首位打者争いを四球禍勝負で逃げ切る姑息な日本プロ野球タイトル争いにダブるぞお。

こんな例えは偉大なるジダンに失礼なのは承知の上なのだが、

ここまで厚遇されるジダンが、スケールを大きく欧州的にして、より偉大にした「清原」に見えてきた

なんか違わないか?捏造とまではいかないがこういうのを「おためごかし」というのではないか。あまりにも自己中心的な大欧州主義の中心にいる、ジュネジーヌ・ジダンと言う存在なのか?このままでは欧州嫌いになってしまいそうなrobiheiである。

オランダ人やイングランド人の有識者の意見が聞きたい、嗚呼聞きたい。