robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

丸山茂樹沈没

2008-03-31 14:59:49 | Golf一般
確か、24時間ちょっと前には首位と2打差だったのに・・・

結局そこから30Hで4打落として2日目終了時の4位タイ→50位タイまで後退してシュウリョー・・・

タラレバながら、1打も上がりも下がりもせずで20位タイ、ちょっとペースは落ちるが3日目4日目と2打ずつ伸ばせていれば2日目と同じ4位タイでフィニッシュできた。優勝するには終わり2日で7打伸ばしてPOだった、というのが結果論。

今の丸山茂樹、ゴルファー人生を時刻で言うと「夕方4時半」ってところか。冬至なら真っ暗、夏盛りならまだ陽は長いんだけど・・・どうだろう。

米国女子は女子でまたオチョアがガチョーンと最終日突き放して優勝。宮里はアンダーギリギリをうろちょろ。オチョアとは今残念ながらラウンド4枚もらっても勝てない状況。予選落ちした桃子と合わせて、ちょっと厳しい状況が続きそう。

棋王戦決着

2008-03-28 19:09:47 | 将棋な私
将棋は先手がやや有利(歴史的に先手勝率52-54%ぐらい)なゲームである。

振り駒で先手になった佐藤棋王が相矢倉から熱戦を制してまた先手が勝ち。

「振り駒で勝負つけろよ、チェッ」

という感じである。これで棋王戦は3年越しで先手番13連勝となった。

これで年度末の大勝負は終了。

棋界勢力図

名人    森内
竜王    渡邉
棋聖・棋王 佐藤
王座・王将 羽生
王位    深浦

年間最多対局、最多勝利を得て名人挑戦権も獲得した羽生と2冠保持、NHK杯優勝の佐藤が最優秀棋士賞の本命対抗。4月頭にそれは決まる予定なので、もろもろリリースが出たら、コメント予定。

岡田JAPANの負け、12時間後の雑感

2008-03-27 12:08:22 | 蹴球な私
中東の地でアウェー負け。最後の10分だけ酔眼朦朧の状態で見てシュウリョー。

今朝の新聞はフルゲートOPEN状態で岡田JAPANを叩く叩く(笑)
オシムにはインタビューで切り返され、虐められるの連続で鬱屈していたメディアの怨嗟が一気に噴出したか?!の感が。

2つ思うところがある。

■メディアの批判が活性化するのはいいことだと思う。
→チームもチームマネジメントもそれで錬度を上げていく、というのが世間的な
 フットボールチームの鍛造プロセスなんだから

■ファンもなんつうか、慣れてきたよね
→2次予選の早いタイミングでの負けぐらいでオタオタする必要はないし、その
 流れの中で総悲観論とかがメディアに蔓延しても流されない位にはファン心理
 の安定度が上がったような気がする(ってのは俺だけ?^_^;)

まあ、良くも悪くも二次予選で2位以内にも入れないようならそこまでの国ってことだし、1度3位まで落ちて少しぐらい痺れる戦いを何試合か見るってのも悪くはない。だんだんファン心理としてイタリア人っぽくなってきているrobiheiです。



さくら、咲く前に散る

2008-03-24 09:58:22 | Golf一般
昨日ゴルフ帰りの車中でチラ見しながら確認した新規大会のヨコハマゴム女子。

”女「左門豊作」”(笑)とでも呼ぶしかないシンジエがPO勝ち。

最終Hの50cmぐらいの「入れれば逃げ切り」のボギーパットを決められなかった時点で横峯さくらの勝ちはなかったのかもしれないけど、その後もPO1・2・3H目はそれぞれ入れれば勝ちのバーディーパットをかなり近いところから少なくとも2回は決めそこなったという感じだった。

結構まえから、天然キャラと見た目のかわいらしさもあり、さくらちゃんの応援はしていたんだけど・・・今回のこの競り負けはさすがにいただけない。

よく言えば性格の良さということなんだろうが、「お人よしの勝負師」は表現として論理矛盾している。

人にやさしくても良いから、自分に厳しく今回の負けは突き詰めて欲しいものである。

棋王戦第4局

2008-03-19 20:07:21 | 将棋な私
7つのタイトル戦の中で唯一将棋会館で指される棋王戦。今日指されてまた先手が勝った。佐藤が勝って●○●○の2-2に。

確か先手番がこれでこのタイトル戦は足掛け3年で12連勝ぐらいになっているはず。先手番有利が定理化している現代将棋でも、これだけ続くのは確率論的に言っても相当珍しいことではないかな。

改めて来週将棋会館で最終局。振り駒で勝敗が決まるわけではないが、後手番で羽生が勝つ、みたいなシナリオがファンとしては希望。

順位戦終了

2008-03-17 09:47:35 | 将棋な私
3/14のB級1組で全クラス終了

A級:○羽生 
   ×久保・行方
B1:○鈴木・深浦
   ×中川・島
B2:○山崎・屋敷
C1:○阿久津・豊川
C2:○村山・佐々木・高野

B2以下の降級点と降級者は省略してるが、これを見ると別の世界の勝負師の野村克也の名言を思い出す。

「負けに不思議な負けなし、勝ちに不思議な勝ちあり」

豊川・高野辺りは実力が無いとは言わないが、他の人間が上がってもおかしくない中で運もあって上がった。逆に降級者は弱いから落ちたという感じがする。

そういう意味でも、佐藤康光の残留は幕が閉じた今となっては当然の感がある。

タイガー(笑)(笑)(笑)・・・・(呆)

2008-03-17 09:26:25 | Golf一般
うーむう。

今朝ちょっと早起きして最終日の16Hから見ました。最後も見届けました。


出来過ぎ


これでベンホーガンの通算勝数とタイ記録。

今はシンボリルドルフとシューマッハーとフェデラーを足して3で割らないでそのまましておくぐらい強い。

「マスターズ勝ったら年間グランドにぐっと近づく」

という佐渡さんのコメントが本当にそう思える。一番苦手というか相性が悪くて2回しか勝っていない(笑)全米OPENが一番得意な庭であるトーレパインズなのも心強い。

この分だと秋にはニクラウスの73勝に近づいて騒動になっている可能性まである。

ちなみに、最後にバーディーをタイガーに決められてPOに持ち込めなかったバートブライアントは45歳、シニアでは兄のブラッドが今週頑張ってた。

歳も近いのでタイガーファンのrobiheiだけどちょっと心が寄った。このオヂサンには我々がゴルフのとき目指すべき理想が形を作っていた。その事だけは一言言っておきたい。

負けるやつが十分に強いから、それに勝つのが偉いと言う事がやはりある。

三段リーグ最終日:地獄の門は吉田に開かず

2008-03-11 17:22:56 | 将棋な私
3/10、三段リーグ最終日

昇段=プロ加入のマジック1だった吉田正和三段(リーグ順位32位)がすんなり、もしくは多少苦労しても最後には上がるものと思っていたのだが・・・結果次点で終了。

まあ、弱いから上がれないということである。

最後3連敗。余裕の一期抜け確実な段階から3番連続昇段の1局を逃したことになる。
厳しい言い方をすれば、

「プロになれるかなれないかでフルエるようでは、ま ダメってことね」

ということ。残酷にも○●だけが全ての世界なので。

次のリーグは早速4月から。再度注目を集める吉田三段は今度は頭はねを「食らわせる方」の順位トップに。下からは永瀬拓矢新三段15歳、なーんてのも入ってくる予定。この2人、特印付きで注目。

何年かして、「あのとき一回地獄の底の苦い汁をなめて来て、結果強くなった今があります」ってなインタビューを、例えばタイトル戦の当事者で受けるとかの吉田正和君を見たい。

棋王戦第三局

2008-03-10 11:13:09 | 将棋な私
新潟県で指された第三局、現代将棋の直近課題の1つである「ゴキゲン中飛車▲5八金超急戦」の戦いから先手番羽生が勝って2-1これで2-1に。

あとひとつで棋王位奪還だが、先手番キープが続いているという見方をすれば、まだそれほど大騒ぎの話でもない。この棋戦は先手番の勝利がタイトル戦で続いているという事情もあるし。

ただこの2人、1手間違えば確実に奈落の底という局面を厭わず両者踏み込む踏み込む。

勝った羽生は当然偉いが佐藤もエライと思う。

しかし、不動駒(初手から動かないで終局を迎える駒、数が少ない方が全軍躍動していることになる)が双方合せて10枚以上、対局者を伏せて見せれば縁台将棋かと見まがうような進行・・・「良い子は真似をしてはいけません」という棋譜ではアル(笑)

晩成棋士考

2008-03-06 17:22:32 | 将棋な私
A級最終日のカーニバルの翌日に、40余名の大所帯であるC級2組の最終局が指され、昇級者3名が決まった。

その中に1人、遅咲きの桜のような棋士がいた。高野秀行五段である。

昔からNHK杯をよくTVで見ていたら、記憶に残っている人もいるかもしれないのだけど、10年ちょっと前に記録係をやっていた。

ちなみにこの記録係で出てくる三段君(二段とか初段の子もいるのだけど、三段が多い)の選定基準は不明ながら、まあ連盟が選んでTVに映すぐらいなのである意味将来有望な「四段になりそうな子」が多い。過去にも野月・藤倉とかちゃんとプロ棋士になっているし、高野もその1人である。

で、その彼の戦跡、この春で棋士になって丸十年なのだが、

高野 秀行 330 189 141 0.5727

ということで勝率も悪くない、なのにずっとC2という順位戦の最下級クラスに留まっていたというわけである。

棋士番号226番、同じ年代の野月が221番だから、プロになったのは1年半違い(年4人しかプロにならない)
野月は既にC2→C1→B2→B1まで上がり、逆に昨期に降級して今はB2暮らし。

なんというか、年月の経つのは残酷なまでに速い。

晩成が大器とは限らないし、高野が結局C1を抜けられずにいわゆる「C級止まりの棋士」で終わる可能性も相当高いとはいえる。ただ、同じように苦労して昇級した長沼が、今期NHK杯で羽生を破って4強入り、来期NHK杯のシードを得るなんてことも起きていて、晩成棋士にも骨があることを軽く証明している。

ちょっといやらしい表現になるけど、「底辺が厚いから、頂点の高さが生まれる」ということはある種の真実である。その意味で、「市井の人」とでも呼びたい高野の今期昇級には、ちょっと味わいを感じてしまいました。