robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

王将位移動

2010-03-19 14:45:56 | 将棋な私
ちょっとガッカリが強かったこともあり、2日ほど更新する気が起きなかった王将戦の結末。

自分が2日前に呟いたtwitterを時系列に並べて振り返ってみる。

(その1)
昨日から2日制で対局してる▲羽生△久保の王将戦、業界用語だが「ゴキ中▲5八金超急戦」指し始めてから双方十手ずつ位指した段階ですでに過激な終盤戦という絶対よい子は真似してはいけないw将棋。ちなみにこの戦形、2人では5局指されていて結果は全て▲羽生の勝ちという戦績が残っている。
(その2)
しかし、星取は羽生から見て●○●●○という状況、いわゆるあと1番で失冠という「角番」この戦形は高さ百米の平均台の上を全速力で向かい合って走るような「将棋界のチキンレース」とでもいうべき戦い。一歩踏外せば即奈落=失冠という状況で平然とこの戦形に誘導しつつどんどん過激に踏み込む王将w
(その3)
しかし、2日目午後の今やっと、50手超えたという段階で(結果はまだ出てないものの)▲羽生優勢の終盤らしい。してみるとやはり「これで僕に勝てないなら王将位あげない」という声が聞こえる。「羽生さんの指し方は古傷に塩を塗るようなもの」という羽生通の深浦森下の冷静なコメントも。すげーや。
(その4)
ということでこの話のオチは「早く決着がついてくれないと、チラ見してる私としては仕事の生産性が落ちて仕方が無い」ということです(笑)羽生タンがんがれ。
(その5:終局直後)
王将位が動いた。久保が2冠になった。羽生にタイトル戦で勝つってのは本当に大変なことだけど、これで久保も最強リトマス試験紙を1回クリアした実績がつく。おめでとう!羽生さんは4月までにきりかえて、名人戦できっちり勝って、竜王戦では挑戦者になってくださいな。

うむ、吾ながらよく流れが作られてる(笑)

要は、
”一歩踏外せば即奈落=失冠という状況で平然とこの戦形に誘導しつつどんどん過激に踏み込む王将”
が本当に一歩踏み外してしまって失冠という結末。ああ、最後久保に負けても悔いは
ないんだけど、もう一番見たかったなあ・・・面白すぎなんだもんこの2人の将棋は。

しかし、数あまたの手の分岐で唯一凌げる手順が久保のために残されてたという今回の
最終盤の展開、その数手前に桂馬で合駒したものが香車であれば、その後の展開でほぼ確実
に羽生勝ちの展開になったと思われることからも、この戦型の厳しさを再確認してしまう。

その久保新二冠が今日は角番の棋王戦を対局、多分これ負けて一冠に戻ると「最短二冠記録」
と称されることはほぼ間違いない(笑)でも僕は佐藤挑戦者を応援してます。


棋王戦第三局:揺れ動く未来

2010-03-08 15:03:35 | 将棋な私
新潟で指された第三局。3番続けて後手番勝利となる形で佐藤が勝ち。
○●○で2-1となった。

うーむ、どうなのかなこの展開。

・久保に連戦の疲れが見えてきている
・佐藤、先日の順位戦といい、吹っ切れた感満載の趣
・羽生は羽生で、「最強リトマス試験紙」の役目を十分果たしそう

上記を踏まえ、大胆予想をして見ます。

今週の王将戦、久保が勝って王将奪取なら、久保が3月末には二冠になる。
逆の展開にて、羽生が勝って王将混沌化となれば、久保は残念ながら無冠になる。

さあて、今週が鬼勝負ということですよそういう意味じゃ!

でも、でもね多分、このどっちも予想がはずれて、「結局一冠じゃん」って
可能性が一番たかい訳ですがね(爆)

A級順位戦最終局

2010-03-03 14:03:50 | 将棋な私
うん、満足度60%ってとこかな。23時から25:30過ぎまでは堪能できました。

○ 藤井が残留したこと(これのみ?(笑)+50%)
  木村勝ち越し   (+9%)
  佐藤勝ったし(笑)(+1%?(笑)、証文の出し遅れも甚だしいが)

× タニー・・・orz (△15%)
  郷田・・・(T_T) (△20% 最終的に三浦挑戦でもいいからPO見たかった)
  解説がなあ、、(△ 5% もう少し力強く言い切ってよ阿久津君、渡辺君)

個人的には佐藤の快勝譜を並べつつ「B1に落ちた人の指す手じゃない」と昨日だけは
絶賛していた先崎のコメントが嬉しかった。彼なりの最大限のエールなんだろうな。
モテ光くん、親友だしね。

来期はこの面子から佐藤・井上out/久保・渡辺inという構図。
うん、これに深浦と(ちょっと時間が掛かるけど)豊島くんぐらい入れば完璧だ。

そして、来期もまた藤井猛の死に物狂いの残留争いが話題の中心になるであろうA級。
いやー、ゼロサムってほんと怖いわ。

藤井猛の引退まで順位戦の彼を応援し続けると心密かに誓っているrobiheiにして、
今から気が重い来期順位戦。今年もお世話になりました。

棋王戦第二局:一抹の寂しさ

2010-03-02 14:31:33 | 将棋な私
ほんと、最近ツイッターばかりでblog上げる気にならないです。

北陸で先週末の土曜日に指された棋王戦。後手番久保が中盤から終盤の入り口の捩り合いを
制して●○のタイに。5番勝負は改めてここから3番勝負の図式に。

うーむ。



佐藤・森内、そして羽生。磐石と見られる将棋の強さの根底にあった「磐石の終盤力」が
どうやら翳る時期が来たようである。
今回も明らかに棋譜のコメントを見ると佐藤が終盤の入り口以降、読み負け。

こりゃ、棋王強いな。無冠予想は大変失礼した、という感じ。
二冠の可能性が一番高くなってきた今日この頃である。

そして今日はA級最終日。藤井、そして郷田、頑張れ。