あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

ものがたり

2023年07月22日 | 

今読んでいる本に気になることがあります。

以下、シマウチ先生の本を参照にしました。

 

平安時代に、

「物語」の成熟と頂点はあっという間に訪れた。

伝奇物語の『竹取物語』は、月世界の住人が地上を訪れるという

荒唐無稽な設定の中に、「真実の愛とは何か」という

物語のテーマを確立させた。

帝が「不死の薬」を燃やした行為に、

「かぐや姫への愛」の尊さが謳い上げられている。

そのことが富士山の煙の由来にもなっていると同時に、

恋愛感情の激しさとその持続性の象徴となっている。

「竹取物語」が「物語のいできはじめの祖」と

讃えられるゆえんである。

 

「物語の出で来始めの祖」・・・物語のいできはじめのおや

この時代に物語が多く書かれたそうです。

 

「竹取物語」 「うつほ物語」 「落窪物語」

この三編はどれも、作者不詳なのです。

平安時代に名も知らぬどなたかが、物語を書き、

読み継がれて、注釈されて、受け継がれて、

古典となって2023年の今、読むことができるのです。

本っていいね

 

 

 

コメント
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