あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

『あの道この道』

2019年02月05日 | 

なんだかタイトルに惹かれて手にとったものの、

思ったのと違い不思議な空間に入り込んだ。

 

これはあきらかに昭和の時代、

『少女倶楽部』に作者が毎月連載していたものらしい。

 

典型的なおはなし。

お金持ちのわがままなお嬢様と

漁村育ちの心優しい少女との因縁が描かれています。

 

お金持ちの奥様が女の子を出産した直後、お亡くなりになり、

丁度同じ日に、善良で貧しいお静さんにも女の子が生まれました。

 

お静さんのお乳をもらうため急きょ預けられたお金持ちのお嬢様。

お静さんの夫が悪くてね、酒のみで乱暴で・・・

なんと!

赤ちゃんを取り換えて、お金持ちの大丸家へお返ししたのです。

 

大丸家は穏やかな漁村のみかん山側に大きな別荘があって、

そこで出産なさるという筋書きです。

 

昭和の少年少女がワクワクするおはなし。

平成でも、ワクワクして一気読みでしたよ。

 

 

コメント
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