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雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

PURPLE HAZE

2006-05-30 | 雑記
歩き煙草をしているオヤジの煙は臭い。その煙が後方に流れてくると私はしかめっ面をつくり、息を止め、煙をかわしながら早足でそのオヤジを抜かしたりする。
 伏流煙がもっとも身体に悪いんだ!バカヤロー!
 そんな暴言を心の中で呟きながら歩き去る。
 しかし、これが煙を吐く者が変わると一転する。そんなお話。

 今日もよく働き、疲れた身体をフラリフラリと駐車場から我が家へ向かわせていたところ、後ろから「シャリーシャリー」と気だるげな自転車をこぐ音が聞こえてきた。
「ん?」
 私は身をかわしつつチラとその自転車の運転者を見た。するとそれは、なんとも可愛らしい、じょっ!女子高生であった!
 彼女は短いスカートをヒラヒラさせながら私の方へ「シャリーシャリー」と向かってくる。私の胸のうちは何故かシドロモドロ・・・。そして怪しい眼差しを太ももらへんにチラチラ突き刺す。
 と、その彼女、自転車こぎながら気持ちよ~く、煙草を吹かしているのである。
 私は「オイオイ、おじさん、メッ!しちゃうぞぅ」と我ながら気持ち悪い文句を心で呟きながら、その彼女をやり過ごした。
 彼女の通った後には煙草の伏流煙が漂っていた。私はすかさず、深呼吸をし、その女子高生から吐き出された伏流煙を肺いっぱいに充たした。
 と、同時に私の脳内麻薬も素敵に充たされた。
 あぁ、一度女子高生の中に入ってから吐き出された煙は何とも甘美な匂いであろう・・・。女子高生というフィルターを通すと伏流煙もヘッタクレもない、もはや合法ドラッグだ。
 
 さすがに我ながらかなりキテるな、と思ったが、男ならこんなもんだろ?
 キモイ?