生き抜く

お世話になった方が脳内出血になり半身が麻痺して施設に入所されました。先ほどその方とお会いしてきて感心したのは「早く良くなっって人のお役に立ちたい」としきりに話されていたことです。
そういえば毎日みっちり働いてお身体大丈夫かなーと心配していたのです。信心深く、芯の強い彼女は不自由な身体になったとしてもけっして信念は捨ててはいませんでした。リハビリを克服して自活出来るようになることをお祈りしたいと思います。

人の人生はやはり老と病の苦しみから逃れることができません。私達も着実に老いていってます。それがゆっくりしたスピードだから気付かないだけで数年のスパンさえあればはっきりと事実を飲み込めることが出来るのです。
若い頃、アイドルやスーパースターだった方が現在の老いをさらけ出しているのに少し記憶とのギャップを感じます。多分、他の人からみれば自分も同じように思われているのでしょう。本当に現世とは思い通りにならないものです。

先日、ヒーリングであの世の魂と交信する外国人の方がテレビに出演されていました。感じたのはあの世の魂の方がこの世的な束縛から離れて素直で自由だということです。一様にこの世の人の「もう少しあーしてやればよかった」という思いにその必要はなく、もっと前向きに生きてほしいとヒーラーを通して伝えていました。

そう考えるとこの世の生活に埋没してしまっている自分の肩の荷がすーと楽になれます。またあの世で応援してくれている魂がどんな些細なことでも理解し見守ってくれているそうです。

今一番の自分の苦しみ。それをどう悩んでもがき苦しんでいるかご先祖様はよーく知っています。そして頑張れ、頑張れと少しでも楽になれるように聞こえない声で叫んでいるのです。そして私達がその苦しみを克服するまで同行として一緒に努力を続けているのです。

私達は一人ではありません。この肉体はご先祖様の愛と血と涙と努力の結晶です。大切に今をあきらめずに生き抜かなくてはなりません。

歴史の息吹

昨日はうっかり書きそびれてしまいました。まずその分です。

結局、チェーンソーを持っていって倒れた木を伐採しようと試みたのですがどうもうまくいきませんでした。倒れて他の木に引っかかっていて伐採時に跳ね返りそうなのと慣れていないのでどうもうまくいかず怖くなってしまったからです。
結局、何度か試みましたが倒れかけの為に圧がかかり歯がひっかかってしまうのであきらめました。自分としては不本意なのですが仕方ありません。それなので草刈りだけをして帰りました。

市の管理なので役所の文化財保護課に電話して伐採をお願いしました。しかしこの前の大がかりな境内の清掃、木の伐採整理で予算を使い果たしてしまっていることと倒れた場所が墓地でそこの管理組合に伐採義務があるとの説明をうけました。そうであるのならもうどうにもなりません。
ちなみにその電話の担当者は以前に私が会ったことがある方みたいでいつも綺麗にしてくださりありがとうございますといわれました。不本意でしたがそういわれるとまんざら嫌な気がしませんでした。意外なところでお礼を言われるのは少し気持ちのいいものです。

まあ、今回のことも嫌々逃げていればどうにもこうにも始まらなかったことです。わざわざ会社からチェーンソーを借りてきてやってみてダメだというのだからあきらめがつきます。今は毎朝、ランニングの折り返し地点としてお参りしているのですがその木に対する気になり方が昨日とは違いました。

皆さんも有名な神社や仏閣でなくても波長の合う霊的スポットが必ず自分の住んでいる近隣にあるはずです。歩いたりしながらそんな場所を探すのもとても大事なことだと思います。私も今回田舎に帰った時に車でなく走って移動したことで余計にそう感じました。その土地の磁場から出るエネルギーを身体全体に体感することではじめて感じ取れる歴史の息吹。その息吹を自分に取り込むことによって生きる力を得ることができるのです。

急ぎます。

今日は一日草刈り。暑い、暑い。そしてこれから自宅の近くのお堂の草刈りにも行きます。

私が管理する立場ではないのに毎日お参りをしているとどうしても気になるのです。そのお堂は前にもお話したようにとにかく霊験あらたかです。でも今はどこのお寺の管理にもなっておらず、市の持ち物になっています。ひと昔前までは講もできてきちっとしていたようですが時代の流れでその講もなくなったみたいです。

私は静かでなおかつなんとも言えない凄みのあるそのお堂に魅かれています。今まで幾度となく私の人生の岐路を導いてくれたと確信しているからです。

この前の風でそのお堂の境内にある木が一本倒れてしまいました。久しぶりにチェーンソーを使おうと思います。はたしてうまく切れるか。
暗くなるので急ごうと思います。

ちなみにそこには樹齢何百年のイチョウの大木があります。樹皮が女性のお乳のようにさがっているので子授けや小さな子供に霊験があるみたいです。
そして毎日お参りする神社にはこのイチョウの対になる雄の大木がお祀りされています。
多分、両方をお参りすれば恋愛成就につながるでしょう。

バランスが悪い私。

あーやはり仕事をしている方が気持ちがいいです。脳内細胞が活性化されます。
でも田舎に帰った三日間は多分すべてをリフレッシュするために必要だったのでしょう。

だいぶ秋めいてきました。私が大いにもとめてきた秋です。涼しさ、虫に鳴き声、そして草木がだんだんと静かになっていく成熟の状態。

思い返せば夏は毎年、やはり忙しいです。今回も自分的にはぜんぶ出し切った感があります。
あー忙しいの嫌だな。お盆乗り越えられるかなー。なんて思っていてもやはり一年でこの時期にこういう思いになるのもとても大切なことなのでしょう。

私はこうして健在です。そう自分でいうのもなんですが普通の人間ではありません。あの世とこの世をつなぐ特別なお役目を授かっています。
もし私のことを邪魔しようとする霊がいたとしたら用心した方がいいでしょう。返討ちにあい思い通りにはならないはずです。

この世界でそんなに中途半端に生きてきたつもりはないですから。自分でも怖いと思う一面もあります。

そんな私もこの世的なことに関してはわりとトンチンカンです。時として普通以下になってしまいます。なんとかこれを普通ぐらいにはもっていきたいです。そうすればそこそここの世で活躍できるに違いありません。

気を付けましょう。

今回の先祖返りでわかったことがあります。それは自分の実家の土地が少しお寺に似ているということです。

どうしてか。私の実家の裏に自分の先祖のお墓があります。そしてそのまま村で一番大きな墓地へとつながるのです。その墓地は売り出されているタイプでもありもともとうちの土地だったみたいです。

また家は大きくお寺のように少し暗い雰囲気がします。一人でいるのにはあまりにも寂しい空間です。母親はそこで一人（犬一匹と）で暮らしています。一人でいるのが寂しいとよく言います。兄と弟は近くに家を建てて暮らしていますが親戚が帰省したり、正月やお盆以外はあまりそろって実家には集まらないみたいです。

近くに二か所、石でできた古い祠が小高い山の上にあります。一か所には馬頭観音さんもお祀りされています。大きな大木もあって霊気もあります。
またうちの土地ではないですが近くの家の敷地には僧侶の墓があります。そこの家から大きな名山を望む崖みたいな場所はよく子供の頃に古銭をひろいに行った憶えがあります。

うちの先祖は明治から戦後にかけてある神道系の新興宗教の分教会をたちあげていました。うまれてくる子供があまりしも早世するためにはじめたみたいですがやがて布教へと信仰をひろげていったみたいです。

私のような人間がそこから出ました。私は子供の頃から感じていたことがあります。家が自分の家であってそうでない感覚。落ち着かないというのでしょうか。いつもずーとそこにいたいと思えないそんな気持ちがありました。その反面、努力をして真面目に頑張ればそのぶん何かが返ってくるようなそんな気もする場所。だから懐かしさと思い入れも倍に膨らみます。


父は本当に真面目でまっすぐな人でした。母も兄弟もやはりどこかしら真面目すぎて人をかき分けてもみたいなところがありません。私もそう。それでは発展性がないのですが・・・。真面目に生きなければ大きなしっぺ返しがきそうな気がしてなりません。

二日仏間に寝て先祖の写真を眺めました。まるでハリーポッターの話す写真額みたいにこちらに何かを話してきそうなそんな雰囲気がありました。
私がこの家に生まれたのは何かしらの意味があるのでしょう。またこうして離れて僧侶として活躍していることにも。


一つ帰りの運転中に事件がありました。事件ではないですね。今は高速道路では後部座席でもシートベルトが義務化みたいです。私も娘もシートベルトをしていましたが嫁はしていませんでした。警察にとめられて減点されてしまいました。これで5年後の免許証は再び青になります。
厄落としです。みなさんも気を付けてください。