小さな空間

最近しきりに浮かぶ映像があります。それは私が小さくて静かな和室で小窓ごしに見える緑を眺めている映像です。
重要なのは小さくて静かだということ。どうも今の自分はこのような環境をしきりに求めているのかもしれません。

もともとあまり外へ外へと広がりをつくるのがあまり得意でない方だと思います。どちらかといえば自分の十分目の届く範囲を大切にしながら生活する方が自分には合っているみたいです。
キャパシティーオーバー。つまり今の状態はそれに近いのかもしれません。

なんでもいけるいけるとどんどん自分を広げていくのもアグレッシブでとてもプラスかもしれませんが、小さなことを大切にしっかりと組み立てていくのも逆の意味でプラスになる方法ではないだろうか。

方便とはこのようなことで後ろ向きに投げたボールが壁にあたって跳ね返るようなものです。前に飛ばそうと思えば後ろを使え。すべてには陰陽のバランスがあるはずです。

静かな空間は私が私でいられる重要な場所なのかもしれません。その空間が維持できなくなれば無理がたたり身体を壊したり、精神が疲弊してしまうのかも。

少々物足りなく思われるかもしれませんがそのような自分も素敵だと思ってもらえる人とのつながりを大切にしたいと思います。