その昔、1950年代~70年代にかけて、全国にあったグランドキャバレーは、
いまのピンクキャバレーと違い、ビッグバンドが演奏する舞台があって、
100席以上のボックス席が並んでいて、そこでホステスさんとお話をしながら
歌を鑑賞するという、大人の社交場でした。
その代表的なのが、力道山が刺された、赤坂「ニューラテンクウォーター」などで、
当時はサミーデイビスジュニアやら、トムジョーンズなどが歌を披露していたそうです。
そんな雰囲気を味わいたくって、4年ほど前、私がTBSのとある町番組を制作している時に
ロケハンで鶯谷の駅前にある「スター東京」というグランドキャバレーに、覆面ロケハンを
敢行したことがあります。
中に入ると、3階席まであり、ビロードのカーテンが上がると、フルバンドが「A列車で行こう」
なんかを演奏していて、そのホールの専属歌手の妖艶なジャズシンガーが歌ったりしている
のです。そこへ一人で行った私の元へ、50歳代ぐらいの、ベルエポック時代の女性みたいな
黒髪ストレートオカッパで、キラキラとした素材のドレスを着た女性が付き、
世間話をしながら1時間過ごすのです。
しかも「もしよければ踊らない?」などと誘われたりして、なかなか異次元空間を味わいました。
聞くと往時は藤田まことなどが舞台に立ち、賑わっていたそうです。
その鶯谷に先月フラッと行ってみました。どうやらその「スター東京」は廃業したみたいです。
都内ではこれで新宿歌舞伎町のグランドハイツぐらいになってしまいました・・・。
1980年代と言うのはそういうグランドキャバレーなどの、興行の地方分権が、
ベストテンなどのランキング番組などを中心とした中央集権的な体制に移行した時代といえるのではないでしょうか?
そういう失われた日本の風景を探すのも素敵なものですね。
いまのピンクキャバレーと違い、ビッグバンドが演奏する舞台があって、
100席以上のボックス席が並んでいて、そこでホステスさんとお話をしながら
歌を鑑賞するという、大人の社交場でした。
その代表的なのが、力道山が刺された、赤坂「ニューラテンクウォーター」などで、
当時はサミーデイビスジュニアやら、トムジョーンズなどが歌を披露していたそうです。
そんな雰囲気を味わいたくって、4年ほど前、私がTBSのとある町番組を制作している時に
ロケハンで鶯谷の駅前にある「スター東京」というグランドキャバレーに、覆面ロケハンを
敢行したことがあります。
中に入ると、3階席まであり、ビロードのカーテンが上がると、フルバンドが「A列車で行こう」
なんかを演奏していて、そのホールの専属歌手の妖艶なジャズシンガーが歌ったりしている
のです。そこへ一人で行った私の元へ、50歳代ぐらいの、ベルエポック時代の女性みたいな
黒髪ストレートオカッパで、キラキラとした素材のドレスを着た女性が付き、
世間話をしながら1時間過ごすのです。
しかも「もしよければ踊らない?」などと誘われたりして、なかなか異次元空間を味わいました。
聞くと往時は藤田まことなどが舞台に立ち、賑わっていたそうです。
その鶯谷に先月フラッと行ってみました。どうやらその「スター東京」は廃業したみたいです。
都内ではこれで新宿歌舞伎町のグランドハイツぐらいになってしまいました・・・。
1980年代と言うのはそういうグランドキャバレーなどの、興行の地方分権が、
ベストテンなどのランキング番組などを中心とした中央集権的な体制に移行した時代といえるのではないでしょうか?
そういう失われた日本の風景を探すのも素敵なものですね。