先日 新潮文庫のいしいしんじ「ぶらんこ乗り」を読みました。
解説にあるとおり、確かにものすごい寓話作家が出てきましたね。
声を失った早熟な弟と、姉の物語なのですが、
弟が中で語る「物語」も、姉と弟の関係も、そして最後にやって来る
家族の物語りも、それぞれがリンクしていて、決してハッピーエンド
ではないにも関わらず、非常に有機的に結びついていて、読んでいて興奮しました。
以後ねたばれ注意!
早熟の弟が、姉をとっても慕っているというキャラクター設定。
「指の音」という皮膚病のイヌのお腹を、町の人が伝言板にしているという
設定。
亡くなった母からの手紙を、弟が死後、姉が悲しまないように作っていたという
のが分かったときの、深い姉と弟の間の愛情。
すべてが、度肝を抜かれました。
こういう、「半径3Mの青春」ではない物語をきちんと作れる人が
現れれたのは、本当に喜ぶべきことです。
解説にあるとおり、確かにものすごい寓話作家が出てきましたね。
声を失った早熟な弟と、姉の物語なのですが、
弟が中で語る「物語」も、姉と弟の関係も、そして最後にやって来る
家族の物語りも、それぞれがリンクしていて、決してハッピーエンド
ではないにも関わらず、非常に有機的に結びついていて、読んでいて興奮しました。
以後ねたばれ注意!
早熟の弟が、姉をとっても慕っているというキャラクター設定。
「指の音」という皮膚病のイヌのお腹を、町の人が伝言板にしているという
設定。
亡くなった母からの手紙を、弟が死後、姉が悲しまないように作っていたという
のが分かったときの、深い姉と弟の間の愛情。
すべてが、度肝を抜かれました。
こういう、「半径3Mの青春」ではない物語をきちんと作れる人が
現れれたのは、本当に喜ぶべきことです。
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