ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

公共の躾

2011-06-22 07:55:18 | Weblog
この度、ぞな子と甥っ子を連れて帰省した。
甥っ子の両親が帰国出来ないので、ぞな子と仲良しでもある甥っ子なら大丈夫だろうと一緒に連れて帰った。
今の所全く問題ない。
彼は9歳で、日本は3回目。でもこんなに濃い帰国は初めてだ。
彼は3人兄弟なので、女子が多い実家で彼も戸惑うこともある(と思う)。

トイレの蓋を閉めない。
トイレのドアを閉めない。

これは多分男兄弟ばかりの家ではありがちだろう。国はさほど関係ない。
アメリカのドアは、危険防止のためにも常に開けっ放しだから習慣の違いもある。
蓋を閉めないのは男だから忘れるんだろう。私はこのせいで便器に落ちた事があるので、これはすごーく迷惑だ。

移動が多い今回の旅。
公共のマナーに欠けるぞな子と甥っ子
例えば、ディズニーシー。何故かやたら登る二人。そして係員に注意されていた。私が注意する前に係員が注意してくれる。さすがディズニー。

次に新幹線。シーズンオフなのと各駅停車なのでがらがらだったけれど、彼らはやたら声がでかい。
日本人は公共の場で大声で話さないので、何度も「しーっっ。もうちょっと声小さくして。」と1000回ぐらい言わなければならなかった。
さすがに1車両に私たちだけというシチュエーション(新大阪ー岡山間)は、好きなだけ大音量で話させた。

こうやって現場で指導しないとアメリカ育ちの子供たちは公共の場でどう振る舞っていいかわからない。

面倒だけど子供のためじゃ。


商習慣の違い

2011-06-22 07:45:16 | Weblog
日本のホテルをネットで予約するとき、クレジットカード番号を聞かれないなあと思った。
書く欄もない。
no showのとき100%チャージすると書いてあるけれど、クレジットカード番号なしでどうやってチャージできるのだろうか・・・?
きっと働く側からすると日常的にあるのではないかなあ。
アメリカのネット予約だと必ずクレジットカードを登録し、直前にキャンセルすると必ずチャージされる。50%か100%かはキャンセルする時期によって異なる。

姉に聞いたら、「日本は信用によって取引が行われているから、そこまでしない。どのホテルもしてないから、仮にしたらお客さんが来なくなる」とのことであった。
アメリカは病院もクレジットカードを取り扱い、noshowだと自動的にチャージされる。
だから渡米したばかりの日本人、あるいは短期滞在社だと事情がわからないので、平気でぶっちしたりすると痛い目にあう。日系だと比較的易しい対応をしてくれるが、チャージに関してアメリカは容赦ない。
全般的に日本はお客さんに優しい。だからつけあがる人が増えるのかな。

検査終わった

2011-06-13 17:40:18 | Weblog
大腸検査に行ってさっき帰った。
準備が本当に大変で、二日間ほとんど飲まず食わず。体重が減ったのは嬉しいけれど、この手の減量は食べれば必ず戻る。体重だけは戻らなくてもいい。
喉が渇いたら口に水を含ませて、ぺっと捨てることをひたすら繰り返し、しんどいとチリで鉱山に取り残された人の事を思い出したりした(大げさ?)。

検査の前に速攻でスーパーに行って、食べたい物を片っ端から買ってきた。準備万端で病院へ。
全身麻酔だが、所要時間は約40分前後。
寝ていたので、うたた寝から覚めたら終わっていた、という感じだった。
ポリーブがちょっとあっただけで心配していた癌などの腫瘍は全くなかった。
あーよかった。一安心。

私はてっきり大腸がんかと思って、「この患者さんとの会話もこれが最後」「今年の結婚記念日が最後」「私が死んだらら娘はどうなるのだろうか」と、ここ数週間全部これが最後最後と、取り組んでいた。

腫瘍がないという事は、腰痛もただの筋肉痛、便秘もただのうんこ、ということになる。
ははは・・・・

とりあえず二日なんも食べてないので、食うぞ~!
そんでもって長生きするぞ~!

コロノスコピー

2011-06-12 21:23:03 | Weblog
訳あって、月曜日にコロノスコピー(大腸の内視鏡検査)をすることにした。
元来便秘症であるが、踏ん張っても出にくくなって苦しくなったからだ。そうなるとまるで心臓を下から押し上げられるような感覚までして動悸もする。
何もなければそれで安心するので、すぐさま予約をとった。幸い月曜日にとれたので、仕事を半ドンにして行く予定だ。

コロノスコピーはプロセスよりも準備がつらいとは聞いていたが、本当にそれはそう。
食べられないし、下剤がきつい。
今日は何も食べてない上に下剤を飲むので、腹が痛い痛い。
もう何も出ません・・・・・勘弁してください・・・・。
でも知ってる先生が私のお尻から内視鏡を入れて大腸を診る訳だから、検査中に粗相があっては申し訳ない。ただでさえお見苦しい場所であるし。
「ぞなさんの大腸は見えにくかった」
と言われても困るし。
全身麻酔で行うので、寝ている間に全部終わるからさっさと検査をしたい気分だ。

私の意志で下剤を飲んでいる訳ではなくて、病院から2日前から色のある食べ物を食べるな、流動食にしろ、この下剤を水分2リットルと一緒に、X時に飲んで、感覚は15分おき、などという指導があるのだ。
普段いい加減な私でも、お金と体がかかってるので、結構真面目に守っている。

しかし、腹減った・・・・・・・・

家族は楽しそうにご飯を食べている。

あー、食べたいな~。
いただいた柿の種、食べたいな~。
普段いかに自分がしょーもないものを、くっちゃらくっちゃら食べているか、思い知らされた。

でも、検査が終わったら全部食べよっと。


リレーカーニバル

2011-06-04 06:10:37 | Weblog
金曜日は午後から近所の高校のスタジアムで、近隣の小学校のリレーカーニバルがあった。
文字通り、リレーと少しのフィールド競技が行われた。
市内の小学校が全部集まっている訳ではないが、8つしかないレーンの都合上なのか、混合チームを含む8つの小学校が集まっての競技会だった。
競技会のことを知らされたのが約2ヶ月前で、速い遅い子が選ばれるというよりはまず生徒本人が参加希望を出し、真面目に練習に参加した子供のみが出られるらしい。せっかくの機会なのでぞな子もトライアウトに参加させた。
練習は週2回、休み時間に行われるというゆるゆる。期間限定の部活動というのはほど遠い緩さ加減だ。
それでも参加者は日に日に結束を固めて行った。先生やボランティアの父兄が活動を支えていた。

当日は仕事を早めに切り上げて会場のスタジアムに足を運んだ。
最近改装されたようで、人工芝のフットボールフィールドと陸上競技が出来る立派な全天候型のスタジアム。こんなスタジアム日本の高校でお目にかかることはない。
一応、学校ごとの入場行進みたいなのもあったけど、まあいい加減なのはご愛嬌。

全員が一周したらさっそくリレーが始まった。
1600mリレー、400mリレー、100m、200mなどなど。
黒人がぶっちぎりで速いレースもあったし、アジア人も結構活躍していた。

ぞな子は400mリレーに出場した。
ちなみに「立ち幅跳び」は私たちが待っていた所とは違う所で行われていて、気づいたときはすでに終わっていた。
立ち幅跳びはどうでもいい。
大事なのはリレーよ、リレー。

友達の子供を応援したり、我が子が出たら、
「ぞなこ~! がんばれ~!!! 走れ~!!!!」
と、声を枯らして応援した。

結果は3位。悪くないぞ。

ちゃんと表彰台にも上がった。

こういう競技を通して、勝つ事の喜びをどんどん体得していってほしい。

翌日は日本語補習校の運動会だ。
学年末になると行事が盛りだくさんだ。
何もしてない大人も何故か疲れるのであった。

自主練

2011-06-03 06:13:24 | Weblog
先日、お休みを利用して坂道ダッシュなるトレーニングに参加した。
52-3歳の女性ランナーが誘ってくれたんだが、下りの坂道を利用してスピードの練習をするそうだ。車を下りのゴール地点と上ったスタート地点に置いておかなければならないので、二人以上は必要なトレーニングだ。
さっそく9時半にゴール地点に集合した。
そこには坂道の師匠と幼稚園時代のママともがいた。

「あれー、ひさしぶりー。SさんってSさんのことだったの!?」

まさかSさんと呼んでいた人が彼女とは思わなかったのでびっくりした。そして細くなっていて2重にびっくりした。
「幼稚園のときは産後でぶよぶよだったからね~」
と、誰もが抱える産後の肥満に笑った。

「M先生も走ってるんだよ」
と、びっくりすることを教えてくれた。M先生は幼稚園の先生もしていたが、私は娘さんをバイオリニストに育てる厳しいお母さんの面の方が強く印象に残っていたので、まさか彼女が走るとは夢にも思わなかった。運動には縁がない方だと思っていたからだ。健康状態が思わしくなかったM先生も走り始めたそうだ。
皆健康を考えるようになったんだなあ。かくいう私もその口だし。

ゴール地点からスタート地点まで車で移動するが、この距離が結構長い。こんな長い距離、本当に走るの?
車内でSさんが、
「これいいよ~」
と、Garmin社のGPS機能のついた腕時計を見せてくれた。
へえ~、こんな凄いのがあるんだ。多機能だと使いこなせないので、一番シンプルなのを買った方がいいと教えてくれた。さっそく頭に刻み込んだ。
ママともの情報は本当に助かるな~。

スタート地点に行ったが、こんな場所があるんだ。坂道師匠は本当に色んなことを知ってる。
師匠は危険を顧みず、山の中でも普通の道でもどんどん一人で道を見つけて行く。
さながらランニング版満蒙開拓団か。

山道をちょっと上ってスタートした。
たまたま私がピンク、師匠が黄色、Sちゃんが青のシャツを着ていた。
朝からものすごい形相でこんなに走っているおばさんを世間はどう思うのだろうか・・・。

4マイルぐらい過ぎて、徐々に下りの坂道に入った。
「あとどのくらいあるの・・・?」
と、ゼロゼロ言いながら聞くと、
「もうすぐだよ」
と、言うお答え。でもいつまでたってもゴールは見えないんですが・・・。
そして師匠はどんどん先を行き、Sさんとの間もどんどんあいてきた。
二人とも凄過ぎるよ~。
私は転ばないように、走るのみ。スピードを出したくても出せない。

回りは優雅な風景が満載。気持ちいいけどしんどいよ~。

これ以上速く走れないので、マイペースでとことこ走り続けた。
長い・・・・日焼けで顔も痛い・・・・

そしてやっとの事でゴールに辿り着いた。
先に到着していた二人が待っていてくれた。
いやー、参りました。お見それしました。

師匠が、
「10キロって言ったけど12キロ走ってたわ~」
と、げらげら笑いながら教えてくれた。
10キロでも12キロでも私にはきつかっただよ。
こんな距離いつもやってんですか~。

後で聞いたら、師匠のご主人が、
「あのコースは普段、別のコースをちゃんとトレーニングした後、マラソン前に仕上げに走るコースなんですよ。レースもないのにそんなところにつれていって嫁はぞなさんによっぽど恨みでもあるんでしょうか」
と教えてくれた。
多分師匠は色んなコースを私に見せたくてしょうがないらしい。
以前も獣道のような山のトレールに連れて行ってくれて、私も泣きそうになったもん。

「また色んなコースがあるから行きましょう! 今度はサンタモニカのトレールランに登録しましょうか!」

と坂道師匠は笑って言ってくれた。
サンタモニカのトレールランって鬼のように厳しいとレールランじゃないっすか。
さすがの師匠も根をあげて、「もう二度と出ない」って聞いた事あるけど・・・・。

しかし、この師匠。50過ぎてこの体力はすごい。そしておしゃれ。
先輩、どこまでも着いて行きますっっ!

関西テイスト

2011-06-03 06:08:45 | Weblog
この前甥っ子の誕生日会があった。
誕生日会と言っても身内が集まって一緒にご飯を食べただけの代物だ。
義妹が甥っ子に「何が食べたい?」と聞いたら、
「たこ焼き、焼きそば、お好み焼き」
と言った。
結局メニューはたこ焼きと焼き肉、焼き野菜、となった。
でも、こんな食べ物どこで知ったの? 嬉しいけど・・・。

後で聞いたら、数年前日本に行った時、大阪で食べたそうだ。その味が忘れらなかったようだ。

顔はハーフでも、舌は日本人だ。いいぞ、いいぞ~。

という訳で、日本に帰国した際は、ちゃんと大阪に寄って、全部食べることに決めた。