ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

頭痛な1日

2005-09-30 20:44:54 | Weblog
昨日は山火事の影響なのか、地球温暖化の影響なのかめちゃくちゃ暑くて32度以上は最低でもあった。夜も暑くて暑くて窓を全開で寝ても全然寒くなかった。
一体どうなっとんじゃ。
だから昨日は娘はじじばば宅のプールでさんざん遊んで来たらしい。
一方の私は子宮鏡検査のせいか、水の摂取が足りないせいか、だるくてだるくて9時には就寝。娘と夫が帰って来たのも朦朧としてみていたような。

今日はひどい頭痛と共に起きてえらいしんどかった。これも子宮鏡検査のなごりか、はたまた温暖化のせいか? 
わけわからん。

とにかく普段とらない朝食を適当に食べ、抗生物質を飲み、頭痛薬のibuprofenを飲んだ。
頭はがんがんするけど、仕事は休めん。
とっとと出勤した。

薬と言うのはおとろしいもので、効き始めるととっても元気になる。
9時には絶好調で働いていた。
でも12時頃には頭痛が再開。
もう2錠追加。
また楽になる。

体外受精と一言でいうけど、それまでの過程のしんどいことしんどいこと。
私はまだ助走段階なのに、これを何度も繰返す人はもっと尊敬されても労ってあげてもいいはずだ。
体力・気力・財力がないとできんわ、こんなこと。

「お母さん、痛い?」

2005-09-28 21:50:11 | Weblog
3歳の娘は想像力があるのか、妄想癖があるのか、あることないこと隣近所に言いふらしている。うちのオフィスは長屋みたいにいろんな仕事をしている人が店(会社)を持っているが、いつもお世話になっている美容師さんのところにはしょっちゅう出入りをして、
「あのね、日本行くの」
と言っていた(らしい)。

「ぞなさん、日本行くんですってね」
と何人の人に言われた事か。
もちろん行く予定はありません。

ある人からは、
「ハワイに船で行ったんですって?!」
とまで言われた。
移民船じゃあるまいに、今時ハワイで船に行けるか。
クルーズさえも行ったことがないのに、一体どこからこういうしゃーしゃーとしたセリフが吐けるようになったのか。

で、先週生理になったとき、女性特有の痛くない出血があった。
お風呂に入りながらそれを見た娘が、
「お母さん痛いの? 怪我したの?」
と心配そうに尋ねてくれた。

細かい説明をしても3歳児にはわからないので、
「うんそうなの。お尻から血が出てんの。でも痛くないよ」
と言った。

「お母さん、お尻怪我したの。大丈夫よ、痛くないよ」
と娘は可愛く慰めてくれた。

しかし、敏感な私は「はっ」とした。
明日、幼稚園でこいつは、
「お母さんはお尻から血を流している」
と言いふらしているのではないか・・・・
そして幼稚園の先生は、
「ああ、痔で苦しんでいるんだ」
と、心配して下さるかもしれない。


それは、違います。

昨日も鎖骨にできた黄色いニキビを潰して真っ赤に腫れ上がらせたわたくし。
今日、娘をピックアップにいったら、同じクラスのお母さんに、

「怪我か病気したんだって?」

と首を押さえながら言われた。
確かに今日は子宮鏡をした分、腕に注射の後のコットンと絆創膏を貼付けていた。

「いや、違うんです。これはニキビ。ニキビを潰して赤くなっただけなの。」

と訂正しておいた。

痔は10年前に手術してきれいさっぱり治ってますって。

hysteroscopyその後

2005-09-28 18:37:10 | Weblog
今朝は子宮鏡検査予定日だったので、昨日夜からご飯を食べないように指示されていた。指示されずとも忙しくて1日なんも食べられず、やっとありついた遅い夕食をかき入れて雑用をして就寝。朝から喉が渇いてしょうがない。でも、我慢我慢。

いつも通り娘を幼稚園にドロップして、帰宅して夫に病院にドロップしてもらった。
早めについたので、30分くらい待たされて、下のオフィスに行ったが、いきなり病院らしい手術室。ずっとクリニック形式に慣れていたので,びびった。

今日する予定のhysteroscopyの定義は以下の通り。ある日本の不妊病院からの抜粋ですが、どの病院かは不明(HPに辿り着けなかったから)。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
子宮鏡検査は、膣の方から子宮の入り口を通してスコープを入れ、肉眼的に子宮内腔の状態、子宮内膜状態を確認するためにおこなう検査です。この検査が必要な患者さんは、不妊の原因を確認したいと希望されている、以下の方々です。

 
1) 超音波検査で子宮内膜の異常が疑われた場合
子宮内膜ポリープ、アッシャーマン症候群(子宮内腔の癒着)、子宮粘膜下筋腫、子宮内膜増殖症などが含まれます。
2) 子宮卵管造影検査で子宮内腔の異常が認められた場合
3) 子宮内膜細胞診の異常
4) 原因不明の長期不妊

 スコープで子宮の内腔を確認するだけであれば、局所麻酔でも可能な検査です。しかし、当院では、検査の後にポリープを切除したり、癒着剥離などの子宮鏡下手術を引き続きおこなうことが多いため、静脈麻酔(静脈麻酔とは点滴の中に眠くなる薬や痛み止めの薬を入れておこなうものです)をかけて施行しています。また、子宮の中に器具を持ち込んで検査、処置をおこなうため、お産を経験したことのない方の場合には子宮の頚管部が狭くてやりにくいことがあります。このため、ラミセルといって水分をすうとじわーと太くなる道具をまず子宮の出口に入れて2-3時間経過してから検査をおこなっています。朝、だいたい9: 30頃病院にきていただき、前処置をしてから2-3時間の休憩を挟んで、午後1:00頃より検査をおこないます。帰宅できるのは麻酔が覚めてからなので、 4-5時になります。日帰りでできる検査、手術ですが、丸一日は必要とします。お産を経験されたことのある方は前処置が不要になりますので、11時頃の来院で構いません。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

というのが日本の病院だが、私が行ったところを患者の立場で書きますと,以下の通りです。

まず、10時手術室横にある、カーテンで仕切られて5-6つくらいベッドがある準備室(待機室)でガウンに着替えて横になり、vitalを取った後、IVの準備。私はマイナーだがfirst degree AV blockがあるので、そのことを伝えると有能そうな看護士の女の子が「授業で心電図を山のように見せられて以来だわ~」と嬉しそうに心電図を見ていた。喜んでもらえて嬉しい。

その10時半ごろ隣の手術室にIVを差したまま歩いて移動して横になった。すぐ麻酔を注入されたが間もなく意識朦朧としてきた。完全に意識が飛ぶ事は無かったけど、なんか下でやってるな~という感じ。
痛みも不安もない。ただ眠いだけ。

15分くらいでプロシージャーは終わり、
「大丈夫だったわよ」
と言われた(らしいが)意識朦朧のため起き上がる前にもう一度伝えてくれた。

その後元のベッドに戻り30分くらい横になって休んだ。
看護士が夫にピックアップに来るように連絡を取ってくれて、起き上がろうとするとひどい吐き気に襲われた。
頭痛はなし。

帰りの車中では仮死状態。
お昼ごろ帰宅しても吐き気は続き、前日は1食、今日は0食だったので出るもんもなく、ただただ水状の唾液を吐くのみだった。
帰宅したらすぐ横になった。

気がつくと2時過ぎ。

娘をピックアップに行くのと、まだ今日の支払いをしていなかったので、もう一度病院に戻った。
大分楽になったけど、思ったよりしんどかったなあ。
先にこの病院でやった知人は、かなり元気だったから、人によって検査や手術の反応が違うんだろう(当然だわな)。

ところで、今日のお支払い$980(10万7千800円)なり。
だんだん高値を示して来た。
体外受精を決めてからの累積額$1305(14万3千550円)

まだまだ検査段階というのが怖い・・・・

気疲れ

2005-09-27 22:08:51 | Weblog
今日はランチの時間帯に某団体に所属した新会員の会合があった。私は新会員だったので、さっぱり様子がわからない。
一部上場企業のお偉方が並ぶ中、市井の人間がぽつんと居る感じ。
どれだけ緊張したか。

バブル期の駐在員とは違い、かつて華々しい生活を送られていた銀行関連の方々は姿を消し、今は製造業(特に車)が巨大勢力を誇っている。

そんなお歴々の方々とは全然別世界を形成する私。
とんだ場違いも甚だしいが、この団体も企業のランクをどうこういうている場合ではないのである。極端だが、一部上場企業も商店街も一緒に勧誘して強化せねばならない、というところまで来ている(んじゃないかなと思う)。

と言う訳で、末端にいる私でも入会出来たと言う・・・

普段、好きに生活しているので、こういう年配の方々や、いわゆる会社で偉い立場にある方々といると過剰に緊張してしまう。

まじ、疲れた。

私も外面がいいので笑顔を絶やさない方だが、めちゃ、疲れた。

会社勤めのOLや男子社員もさぞ大変なことであろう。
会社でも大人として気を使わねばならんし、仕事もこなさなければならん。

そういう気を使わないでいい職場にいる私は幸せ者だが、ある意味成長は遅いだろうなあ。

普段「お昼」の時間を特別取らない私が、3時間もオフィスを空けたがために、皺寄せが午後に来た。
めっちゃ忙しい。
おまけに受付嬢は歯痛で苦しんで欠勤。
終わったのが8時。

日本の感覚だと宵の口だろうが、こっちは遅いっつーの。
この時間働いているのは駐在員くらいってもんで。
私、駐在員ちゃうし。
でも自営業。
自営業に就労終了時間はないのだ。自分で決めな。

明日はhysteroscopy
「夜から翌朝まで飲み食いすんな」と指導されているが、「夜の12時から食べるな」ということで、そんなのhysteroscopyしなくても当たり前です。
明日はゆっくりしよう。


空手キッズ

2005-09-24 20:24:31 | Weblog
今日はお手伝いに来てくれる人が誰もいなかったので、頑張んなきゃ!と思っていたが、キャンセル&追加が上手い具合に組み合わさって十分仕事ができた。ヘルプの人がいると、それを見ているかのように来院者が増え、いなければそれなりの人数におさまるという不思議な現象。
ともかく許容範囲内におさまってよかった。

ところで最近,娘が「空手をしたくない病」になって、全然行こうともしない。
「よいよい嫌なの。行かないの。嫌いなの。」
と頑固に拒否する娘。

ちなみに「よいよい」というのは、空手で「やー!やー!」というかけ声を略したもので、よいよい=空手という意味になっている。

だから今週は道場の前の広場で遊んでばかり。
それでもってしっかり練習後の飴はもらいにいくんだから、ちゃっかりしてるわ。
こういう波は、どんな子にも見られるから、無理強いはしない。と言うより、怒る元気も無いというのが正直な所。

嫌い嫌いといいながら、昨晩遅くは空手練習ごっこをやらされた。
まず部屋に娘のお気に入りの象さんの布団をしいて、その上に正座させられた。
「よろしくおねがいします」
から始まり、
私が先生役になって、蹴りと突きを受けた(結構これがしっかりキックするんだ)。かけ声つき(なぜか私が言わされる)。
そしてまた正座をして
「ありがとうございました」
と言わされ、練習の終わりにいつも先生がキャンディーをくれるので、娘はその真似をして、
「は~い、こっちだよ~。キャンディ~だよ~」
と、キティちゃんのバッグから1円玉を取り出してくれた。


「先生、これキャンディーじゃなくて1円玉なんですけど」
と言うと、先生はおもむろに1円玉をキティちゃんバッグにしまい、立ち去っていってしまった。

押忍!

こいつは空手が好きなんだか嫌いなんだかさっぱりわからん。

裏目の日

2005-09-23 03:02:17 | Weblog
今日はよかれと思ってやった事がすべて裏目に出てしまう日だった。
本当にへこんだ。
どうなるかと思った。
でも絶対逃げては行けない。
ガチンコで問題に立ち向かわなければ本物の自分になれない、と自分を奮い立たせながら頑張った一日だった。
だから、6時になったときは気力だけで続けて、帰る時に初めて外に出て、顔に当たった外気がまるで酸素を与えてくれたくらい心地よかった。
娘の顔を見たとき、ぎゅっと抱きしめた。

体外受精今日から開始

2005-09-21 21:21:41 | Weblog
といっても今日から受精して着床させるという訳ではなく、今日からその準備段階に突入した。

これは自分ための記録でもあり、現在体外受精を考えている方々の参考になればと思って書きます(現在進行形です)。

まさに戦闘開始という感じ。料金的にも肉体的にも。

「生理が始まったらすぐ病院に連絡してください」
ということだったが、始まったのが月曜の夕方だったので連絡出来ず、昨日連絡したら今朝の朝一の予約が取れた。自分の患者さんの予約をずらしてもらったが迷惑をおかけして本当に申し訳ない。

しかし、明日あさってに伸ばせないのは、生理が始まった2-3日目に超音波と血液検査をして、ホルモン状態を調べなければならないからだそうだ。

超音波は1分以内の早業。
採血も正味3分の早業。
30分以内に病院を出てた。

採血の検査内容は
FSH and Estradiol level (blood to be drawn on day 2 or 3 of menstrual period.
TSH
Prolactin
ABO and Rh
Rubella
CBC
Antithyroglobulin Antibody (ATA) and Antimicrosomal Antibody (AMA)
Antiphospholipid Antibodies (APA)
Antisperm Antibodies (ASA) serum
Hepatitis B surface Antigen, Hepatitis C Antibody, RPR or VDRL, HIV HTLV


何度考えても割のいい職業だ。というか、この病院の手際がいいんだろう。トヨタ方式ってこんなんなんかな。

保険にもよるけれど、今日のお支払い$75(8250円なり)。
後で請求書来たらもっと怖いなあ。

次の予約は来週水曜日のhysteroscopy

麻酔をするので仕事は休めとのこと。
以前なら無理してでもやったけど、今回はお金もかかってるし、以前より確実に加齢なので、無理をしない(現在40歳。12月で41歳)。
よって水曜日は臨時休業することにした。

ありがたいことに同じオフィスの女の先生が私のために鍼治療をしてくれるという。不妊治療に鍼灸はとても効果的だ。
「いつでも言ってね」というご好意に甘えることにした。
ありがとうね。
時間を作って自分も治療してもらわなきゃ。

ようやった jet blue

2005-09-21 20:56:13 | Weblog
jet blueはロングビーチ空港からNYに行く時に利用するとても便利な航空会社だ。国内線のチェックインに1時間以上もかかるLAXとは大違いで、行き先がNYなら絶対こっちをお勧めする。

だってロングビーチ空港なんか超ローカル空港だし、駐車場からチェックインする場所まで徒歩で行けるんだよ!
jet blueも「機内食は一切出しません」を売り物にして,その分チケットを安く販売し、大成功をおさめている。どうせアメリカの航空会社なんか元からサービスなんてないんだから、出さなくていいのである。

その愛しのjet blueが今日すごいことをやってのけた。

着陸をする時に前輪が進行方向に向くはずなのに、90度真横を向いてしまったのだ。そのまま着陸すると機体ごと爆発する恐れがあるので、燃料を空にするため3時間飛行を続けた。

着陸予定地のロングビーチ空港は狭いので、LAXに変更した。

そして3時間後,見事に爆発もせず、美しいランディングをしたのだ。
もちろん前輪は焼けただれ、火は吹いたが火事にもならず、スマートなランディングだった(テレビの画面の判断)。

すごい! すごいぞ!!!

パイロットも超冷静だし、技術がすごい。

ムカデでがたがた言ってる全日空とは大違いだ。情けないよ、自国民ながら。
全日空は大好きな航空会社だけど、それはサービス。
パイロットは?的なことがある。
松山空港に着陸したとき、よたよたっとして機体が転びそうな事があった。
初心者だったのかな。

日本の会社の機体は最近やばいけれど、パイロットの腕は大丈夫なんだろうか。

悔しいけど、災害時のパイロットの対応はアメリカはすごい。
いや、単にjet blueのこのフライトのパイロットが有能だったのかもしれない。

今度からもジェットブルー乗るからね!

身だしなみ

2005-09-19 23:32:57 | Weblog
午後3時半頃、ある方が、
「あの・・・・zonaさんのシャツ・・・裏返しでは・・・」
と、気を使いながら言ってくださった。

はっとしながら自分の肩を見ると、裏生地の特徴が良く出ているではないか!

「後ろ(の襟ぐりのところ)なんか書いてますか?」

「はい、書いてます」

「ひ・・・・・・恥ずかし~!!!!!」

と、ほとんどその場で着替えた。

教えてくださった方本当にありがとう。

今日はとても忙しくて色んな方に会ったはずなのに、皆気がつかなかったんだろうか。それとも可哀想で教えてくれなかったんだろうか。
とにかく午後3時半にもなってわからなかった自分が無性に恥ずかしかったのであった。

でも最近こういうの多くて。
下着を裏返しに履いてた事も会ったし、洋服は今回でしょ。
朝,急いでいると鏡をしっかり見ないからなあ。
下着は裏返しでも前後逆でも自分しかわからないからいいけど、洋服はいかんやろ。
気をつけましょ。

そういうミスで気づいたのが逆パターン。
つまり、知人の男性によくあることなんだが、ズボンのファスナーが開いたままだったり、鼻くそがついていたりしたとき、相手に伝えるべきかとっても困るのだ。
夫なら、
「鼻毛出てるで」
とはっきり言える。

が、他人様にはとても言いにくい。
オフィス内には鏡がたくさんあるので(それもばかでかいの)、出て行く方はおそらく途中で気がつかれると思う(願う)。
しかし、例外もあるのじゃ。
そういうとき、親切に、
「開いてますよ」
とか、
「鼻くそついてますよ」
と、教えてあげていいのだろうか。
そのまま歩き続けるにはかわいそすぎるのだが。
でも言いにくい。
困った。


1ミリの誤差

2005-09-17 06:21:42 | Weblog
来週日本に帰国するLAの姉として勝手に慕っているIさん。Iさんご夫婦は横浜に新築の家を建てた。材料は断然安いアメリカで求めて、帰国するたびにそれを送ったり持参したりしていた。
日本の大工さんおよび建設会社は本当に腕がしっかりしているそうだ。彼女が頼んだ会社の方も当然しっかりしていて、あるとき真剣に言われた。

「Iさん、大変なことがあるんです」
「どうしたんですか?」
「実は,タイルが1ミリ合わないんです」
・・・・・・・・・・。そんなもんどうでもいいんです。適当にやっておいてください」
という会話があったそうだ。

おそらくタイルだけじゃなくて、他の材料だって誤差がある物が沢山あったと思う。そういう国だから。
それに家が大雑把。豪華に見えるのは、インテリアにセンスがあるからで、実は雑でちゃちい。水回りも悪い。何もかもがちゃちい。まさにアメリカと言う国を如実に表している物が家ではなかろうか。

そうなるのは職人が少ないからだ。
宮大工なんてのはあり得ないし(当たり前です)、だいたい建築現場で働く人は出来る人が一人でその下にド素人に近いメキシカンが大勢、というのが現実。技術がつけば、さっさと辞めて自分で仕事を引き受けるから、一貫性がないのだ。
だから新築でも雨漏りはする。古くても雨漏りはする。日本に居た時雨漏りなんて縁がなかったけど、アメリカでは大雨が降るとまず心配なのが雨漏り。会社でも家でもそう。

ニューオーリンズの被害だって、台風の威力に問題もあったろうが、まず水位より低い所にぼろ家を沢山建てた事自体おかしい。だから被害が増大したんだろうし。まあ、これは災害後話してもしょうがないことだし、今後一件も家を建てない、というのは現実的に考えて無理でしょう。
LAならよく高級住宅街のマリブは土砂崩れを起こすが、飽きずに建築は進んでいる。そして高値で売れる。

最近の不動産はバブルなので、家がどんどん建てられ、それが面白いように売れている。家も建ってないのにすぐ売れるので、建築会社の下請けがどこまでちゃんと建築しているかはかな~りの疑問である。どこもかしこもとても奇麗なうちだけど、場所に限らず問題は抱えていると思うんだな。