ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

平常運転

2007-05-29 23:53:12 | Weblog
28日、日曜日はANAのシステムエラーのために羽田空港は大混乱だった。
月曜日に出発予定の私たちははらはらしたが、幸い全く影響を受けずスムーズに飛行機に乗る事が出来た。

いつもANAを利用するのだが、国際線の離着陸は上手いけど、国内線の離着陸、特に着陸が下手なパイロットが多いのは気のせいだろうか・・・
着陸直前から着陸にかけて、よたよたするケースが非常に多い。
だいたいC+って感じ。
国際線はAーって感じ。
事故さえおこさなければいいのです。
大混乱の翌日だったので、スタッフの方々もとても気を使っておられるようであった。
ランディングがいまいちでも、サービスは最高よ

いつものロングフライトを終えて、LAに戻って来た。
だんだんこのフライトがきつくなってきた。
ほんま、しんどい・・・
今日から仕事だが、あえて昼から仕事開始予定。あわよくば午前中は仕事場で寝れるか、とさえ思っていた。

時差ぼけのため、午前4時から母子は起きて、目はランラン。
娘も心なしかハイな感じ。
私は出来ればじっくり寝たい気持ちであったが、娘が起きたらもう寝る事はできない。
そのまま弁当を作り、起きっぱなしであった。
朝9時前に娘を幼稚園にドロップして、そのまま仕事場へ向かった。
誰かが私を見ていたのであろうか。
オフィスに入った途端、電話がなった。
そして、自動的に仕事が始まってしまった。
オフィスで昼寝、などという考えは吹き飛び、そのままノンストップで8時まで仕事。
考えがあまかった・・・

義妹のところで見てもらっていた娘はお昼寝もせずずっと起き続けていたらしい。
大丈夫だろうか・・・・。
8時過ぎに娘をピックアップして、帰宅した。

これからまた今まで通りの普通の日が始まる。
目が覚めた

愚本と秀漫画

2007-05-29 23:52:12 | Weblog
渡辺淳一の「鈍感力」を読んだが、ありゃいかん。
内容が全くない。
あんなの読むくらいなら、そこいらのブログを読む方がいい。
時間の無駄なので、わざわざ買って読む必要はありません。
そのうちブックオフに山積みされるのがオチ。
「愛の流刑地」は日経でちょこちょこ読んだくらいだが、あの作家はもう終わりではなかろうか。
出版社は彼に一本作品を書かせるのに一体いくら払ったのだろうか。
その費用を回収するために、店頭に並べているとしか思えない。
名前で売れる作家であることは間違いないんだろうが、不倫作品ばっかりでワンパターン。
久々に出したエッセイは小学生でもわかる当たり前の事を書いている。
何が面白いんかわからん・・・・

これを読むくらいなら漫画の「イキガミ」を読む方がずっとためになる。
日本の漫画はどえらい秀逸な作品が勢揃い。
もっと深いし人生を考えることができる。

のだめにしてもそうだけど、日本の漫画レベルは高いのぅ・・・・




夫の見た松山

2007-05-25 16:45:10 | Weblog
アメリカ育ちの夫が、

「松山ってクスって思う事があるから好きなんだよね」

と言った。

「例えばどんなこと?」

と、聞くと、

「自転車に乗ったおばちゃんが傘を支える棒を使って傘をさしながら自転車をこいでいるとこ。シボレーの自転車があること。市電に『ピカソはピカソ、わたしはわたし』みたいなメッセージが書かれてある事。」

等と、例をあげてくれた。

彼は私の目から見たらどーってことない風景を一生懸命カメラで写す。

例えば、田んぼのおたまじゃくし、とか、市電の中の風景とか。

ほんとうにどうでもいい風景。

彼の目のフィルターは完全によそ者のそれである。

改めて良さを教えてもらえるからいいんだけど。

人間ドック

2007-05-23 23:35:49 | Weblog
今日は生まれて初めて人間ドックに行った。
人間ドックは日本特有のシステムで、アメリカにはない。日本からの駐在員は福利厚生の一部としてその恩恵に預かれるが、一般人にその恩恵はない。
自治体が推進することもない。
要は自分で自分の体のメンテはしろよ、という社会である。
自分で責任を取らなければならないのである。

しかし、同じことをアメリカでするなら、かるーく1000ドルは越すので、こういうパッケージプランに優れている日本でやろうと以前から思っていた。
近所の病院でできるように以前から申し込んでいたので、大変助かった。
朝9時前に自転車こいで行った。

検査項目はいろいろあるけれど、

・尿検に血液検査
・胸部X線
・子宮がん検診とマモグラフイーを含む婦人科検診
・胃のバリウム検診

が、大きな検査というところか。

お決まりの身長体重では朗報が。

今まで自称164cmであったが、驚くべきことに身長が166.5cmになっていたのだ。
日本に住んでいたときは、背が低い男性も女性も多く、背が高いこと、体格がいいことがコンプレックスだった。特に外見を気にするお年頃だったのもある。だから身体検査があるごとに姿勢をわざと悪くしたり、背が低く見えるようにしたりしたもんだが、アメリカに渡ってから私のサイズが標準であること、体格がいいことや身長が高いことが美徳であること、女性でも170cm,180cmはざらにいること、などなどがいいように働いて、どんどん姿勢をよくするようになった。
むしろ背が高い方が絶対有利。
歩き方がへんだったりするとそれだけで教養がない人間に見えるから不思議なのだ。堂々と立ち振る舞うことがどれだけ大事か。

その努力のかいあって、効果が出たということだ。
いや、実際は歩き方とか立ち方とかまだ改善の余地多いにありだが。

自分のオフィスで計ったとき、インチをセンチに計算し直して166cmだったが、実は半信半疑だった。うちの器具、超マニュアルだし、本当にあってんのかな~、なんて。
でもこれで確信に変わった。
40過ぎて2.5cmの成長・・・・
衰えることが多いのに、嬉しいじゃないか

尿検も血液検査もスムーズに進む。

妊婦さんや予約のない患者さんも多く来る産婦人科は待ち時間が長い。ここでちょっとひっかかった。
たまたま持参した「佐賀のがばいばあちゃん」を読み切れた。

それはともかく。
子宮がん検診のとき、検査台にあがるのだが、それが全然アメリカと違う。
アメリカの場合はかならず検査する相手のドクターの顔が見える。
つまり普通の台の上にごろんと仰向けになり、足を開く。
日本の場合(私が行った病院の場合)は、カーテンが仕切られて向こうの様子が全く見えない。検査台もハイテクで、最初は椅子のようなポジションで、電動で足の部分が開き、背も後方に倒れる。斜め45度くらいでとまる。
そして、誰が検査をしているのかわからないが、ちゃちゃちゃっと手際良くしてくれた。
しかし、カーテンの向こうに、たとえば100人の人がいてもわからないし、ちょっと不気味だな~。もし、患者さんを間違えたらどうすんだろ。

ともかく医療器具、医療用品・装備に関しては日本の方が数倍上回る。それは個人経営規模でも大病院でも共通すること。
アメリカだと検査台も検査器具も個人のクリニックレベルだとかなり原始的かもしれない。

初めてしてもらったマモグラフィーは優れものだったが、ない乳をさらに押しつぶされ、痛かった。
参考までに,仮に豊胸手術をした女性がマモグラフィーを受けられるのか、聞いてみたところ、中のシリコンや生理食塩水が破ける恐れがあるから、しない方が良いとのことだった。
入れることで乳がんになる恐れ大だし、発見も遅れるしでいいことないよう
な気もするが、アメリカに住んでいるとこれがまた一般的に行われているから恐いんだな。

それにしても全体的に言えることは、システムがてきばきしていること、臨床検査技師は看護婦さんが有能なことには驚かされる。
あれだけてきぱきできる人材ってアメリカでは育ちにくいんじゃないのかなあ。
アメリカは個人の差が大きすぎるが、日本は平均的レベルが高い。
まあ、これはどの分野もそうかもしれないけど。

最後にバリウムを初めて飲んだ。
思ったよりいけた。
バリウムを胃の壁に塗り付けるために、台の上でぐるぐる回る。
それにしても的確な指示には感心の一言。
でも体力的に限界のある検査かもしれない。
検査の後、後で気づいたが唇にバリウムがしっかり付いていた。看護婦さんが緩下剤と飲み物を買えるカードを下さった。

水分とるの何だか久しぶりだな~。
ごくごく飲んだが、ぼーっとして雑誌を手にしても活字を追うのがとてもしんどい。体がぐらーっとする。ぼーっとして内診の順番を待った。多分こういうしんどう状態になるからバリウム検診って最後になってんのかなぁ。

かなり待たされて最後の内科検診。
超音波で内臓を検査して異常なし。
今日、その場でわかる検査結果はほぼノーマルであった。
もちろん多少の問題はあるけど、命にかかわることでもないし、上手につきあっている状態なので、特に気にすることもない。
検査結果は後で郵送されるだろう。

午前中いっぱい使って、検査は終わった。
根本的に病院が大好きな私としてはとっても楽しい半日であった。
保険を持っていないので、全部実費。
この検査を会社がある程度負担してくれる日本人はラッキーだ。当たり前と思ってるかもしれないけれど、とても素晴らしいことなんですよ、これは。
気になるお値段は約4万5千円。

これで現状の健康状態は把握できるのなら安いもんであろう。
車検と一緒だ。
今後20年は働けるかな








日本の常識

2007-05-22 05:36:32 | Weblog
今、帰省している。

書類等手続きをするときに暴かれるのが日本の常識。
42にしていかに自分にそれが備わってないのが暴露される毎日である。

まず平成何年かわからない。今年は19年。頭に叩き込む。

姉のオフィスで書類手続きをしていたとき、印鑑を持ち合わせていなかったので、いつも通り拇印を押そうとしたら、

「ちょっと待った~!」

と強く止められた。

「日本で書類に拇印を押す人なんていないよ!!! 安くていいから印鑑買って来い!」

という有り難い指示を受けた。
そ、そうなんだ・・・・

そして、拇印は親指で押すものではなく人差し指でかるーく押すのだそうだ。
私は親指を朱肉にぎゅっと押して、印のしるしからはみ出るくらい押す勢いだった。
良かった,姉がいて・・・

アメリカでは全てが自筆サインなので、日本がハンコ社会だったことを忘れていた。
印しるしを見るのはアメリカ総領事館くらいだ。
あそこでパスポートや出生届を出すくらいか。
その場合、印のところは拇印を押す。
だって、印鑑なんて持ってる人いないんだもん。

でも、すごーく不安になったのは、書類の取りよせ等、本人の確認が万全ではないから不正がとてもしやすいのではないかと思った。
これなら誰でも個人情報をとりよせ悪事を働かせられるのではないか。
お役所様、人を信頼しすぎてはいけませぬぞ。

アメリカの場合、不正を防ぐために、いかなる書類の最後に、
「この書類に書かれた内容に嘘はなくすべて事実です。それが嘘であった場合、(自分が)処罰されることを承知します」

みたいな定番文章があり、署名を必ずしなければならない。
そして、不正が見つかった場合は、禁固刑になったり罰金を強いられたりするのだ。それも半端じゃない額で。

処罰の金額が高いので、嘘は書かない。
日本もそうすればいいのに。
戒めないと人間は甘える動物だから。

それはともかく、その後はスムーズにことは進む。

いかなる書類も私はコピーを取るので、10円払ってコピーをとる。
これはアメリカに長く住んだ者の習性であろう。
書類にコピーはつきものだ。
それがないと万が一トラブルがおこったとき証拠とならず泣き寝入りするはめになる。

しかし、郵便局にしても銀行にしても店にしても、サービスはぴか一だ。
お役所仕事のサービスもいい。
でも、法律や規制改正力は弱いし遅いよな~。
柔軟性に欠けるというか。
まあ、アメリカの政府機関のアドミニに比べればはるかに素晴らしいが。



昭和の子供

2007-05-20 21:13:08 | Weblog
実家に帰省しているのだが、街がきれいになってびっくりした。
道後温泉前は車両通行ができなくなって、道路がきれいに整備されてとても美しい景観になった。どんどん歩きやすい街になっている。

実家の裏庭は建物がないので、お花畑状態。
隣の土地もたまたま建造物が取り壊されているのだが、その分すごい広い空き地になった。
私が小さかった頃は、空き地がたくさんあって、たくさんそういう場所で遊んでいた。

今はそんな空き地を見つけることが困難だが、幸運にもうちにはそのスペースがある。
この場所でこれだけのスペースがあるのはホント珍しいんだからっ

毎日時差ぼけで超早朝に起きている私たち。
初日は午前4時半、2日目は3時半、今朝は5時。
松山に帰って来てから、二日目だが昨日今日、娘と城山に上って来た。
帰宅してもまだ午前7時前後。
今日は日曜日だったので、9時から二人のいとこが遊びに来て、道後公園に遊びに行った。
昼まで遊び、ランチは姉の家でとった。
子供たちはお絵描き等をしていたが、やっぱり遊びたくてしょうがないので、再び自宅に戻った。
それでもまだ2時前。

そこに5歳の娘と二人のいとこたちと、近所の男の子4人が遊んでいた。

虫取りかごと網を持って、昔の子供たちのような格好をして遊ぶ遊ぶ。

普段こういう遊びが皆無な娘も夢中になって遊びまくっていた。

昔はこういう生活が当たり前だったんだけど、今は望んでも望めない。
環境もないし、物騒な世の中になってしまったし。

だけど、今ここでその遊びが実現している。
贅沢な時間にちょっとぷち感動してしまった。

子供たちはこれでもか~!!!!というほど遊び倒していた。
体力あるな~。

暗くなるまで遊んで、娘の時差ぼけは完全に取れたようだ。
おまけに日本語がすごい勢いで上達している。
日本語上達には帰国が一番だ。

あ~、帰って来てよかった。

母の日

2007-05-12 23:16:00 | Weblog
今日は母の日イブ。
アメリカの休日、いや普通の日曜日なんだけど、その中でもかなり重要な休日の一つだ。
アメリカ国民総マザコンかと思われる程、あるいは形だけなのか、しらじらしいほど、形に出して感謝の意を表す。
よって明日のレストランは、レストラン側にとっては稼ぎ時。
お客さんにとっては外食をする日。
私たちも明日はランチは外で食べる予定だ。
でも、混み具合がちょっと恐い・・・・

前日の今日は、異常な忙しさで、朝トイレに行きたかったのに、夕方まで行けないという有様だった。もちろん例によってランチは無し。

セクレタリー嬢も、
「今日は異常・・・・

と、絶句気味だった。

最近の夕食は、食べれなかったランチをそのまま食べる、というパターンが多いが、金曜日は夫が買ってくれていた焼き肉弁当$4.25と$1のコーンをチンして食べたし、今日はランチのサンドイッチをばくついた。

もう、食育なんて悠長なこと言ってる場合じゃなくて、とりあえず口に入れる、というレベルだ。
娘が生きているのが不思議・・・・

この娘が、昨日は嬉しいギフトをくれた。

幼稚園で作った代物だが、黄色い紙をハート形に切って、メッセージが書いてあった。

「ママ、だいすきだよ ごはんつくってくれてありがとう」

というメッセージだった。

ごはんなんてお弁当と冗談みたいな朝食しか作ってないのに・・・・

とっても嬉しくて娘をたくさんハグした

どうやったらいいんだろ

2007-05-09 23:09:52 | Weblog
知人と話しているといろいろ勉強になる。
大学の先輩だと思っていたら学年は1つしか違わず、おまけに産まれた年は同じ64年と判明したMさん。私もむこうもびっくり。私は彼のことを随分上の先輩だと思っていたし、彼は私を随分下の後輩だと思っていたからだ。
社会に出ると本当に年齢がわからなくなる。

彼は大会社に勤務している傍ら、ある非営利団体での活動を活発にしている。
彼の地位と会社の財力があるからこそ可能な活動だ。私もその団体の会員ではあるが、とてもとても参加する余裕がない。自分がオフィスを空けるとオフィスが回らないし、即、収入に響くからだ。こういうとき超零細企業はつらい。
そこに所属しているある女性経営者は、何社も会社経営をし、次々にアイディアがうかぶとすぐ実行に移すお方らしい。
そして彼女は人材発掘と人選、そして彼らの活用においてはぴか一だと言う。

一体どこにそのアイディアと実行力があるのか、秘訣を知りたい。

そしてMさんは言った。

「こういう話はセミナーに参加して得られることじゃなくて、ゴルフや食事や遊びを通して学んでいくんだ。だからたくさん参加しなきゃだめなんだよ」

という、ありがたいお言葉をいただいた。

そうなんだよなあ。

今の私のやり方は、肉屋や魚屋と変わらない。
倒れたら終わり。
いかに優秀な人材を発掘して共に働くかは今年の課題だ。
やっとフロントスタッフが育ち始めたが、やはり慣れるまで最低で半年かかる。
全面的に任せられるのには1年はかかる。

子供が小さいということもあるが、娯楽とはかなり無縁の生活。
それが苦にならないという得な性格でもあるが、交友関係はかなり限られてるかも。

このままでええのか?


猛暑到来

2007-05-07 22:55:18 | Weblog
いきなり猛暑が来た。
今日は30度を越していた。
室内にずっといたけれど、車に乗る時はむっとするくらい暑かった。
最近、天候が不安定だったけれど、これからずっと暑くなるのかな。