ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

田母神さん

2009-02-28 21:30:16 | Weblog
明日、田母神前自衛隊航空幕僚長の講演会がある。
チケット購入をのばしのばしにして、思い出して電話をしたら通じずメールをしたらもう締め切られていた。
く、くそ~。
すぐ連絡すりゃよかっただよ。
get出来ないとなるとますます行きたくなるのが人情である。
失敗した。

彼の論文というかエッセイは、もしかしたら枚数の制限があったのかもしれないけれど、少々強引なところ、文章の内容が飛躍しているところもあるが、まあ、全般的に自国の防衛関係者なら健全な思考ではないかと思った。あれで物議を醸し出すっておかしいよ。
どこの国の人でも自分の国をこういう風に思うのは、当たり前ではないかなあ。
ただ立場的に普通の人ではなく、防衛関係者であったことがネックだったのかもしれない。

しかしこういう内容で物議を醸し出すことになるとは、日本もかなり左翼化が進んでいるのではないだろうか。
大丈夫か~。
日本の文化を考えると、はっきり物を言えないのが普通だから、本当の所はわからないけれど。

多分、日本に住んでいたら感じなかったことだが、海外に出ると間違いなく愛国心は深くなる。これは間違いない。
だから外国に住む人は、出身国に対しては右寄りな人が多いのではないだろうか。
それに、古い価値観のまま住み続けている人も多いから(渡米時期で日本の思考が停止する)、渡米時期が新しいほど、そのギャップに驚くかもしれない。

もっともっとわかりやすく書かれている良書がある。おそらく田母神さんもこういう事を言いたかったのではないかと思わせる本だ。

中條高徳の「おじいちゃん 戦争のこと教えて」致知出版社 ISBN4-88474-555-8

これはすごくすごくいい本だと思う。
おじいちゃんが孫娘にわかりやすく愛情を持って語っているのがこれまたよろしい。
お勧めです。

自己アピール力

2009-02-28 12:33:42 | Weblog
数週間前、久しぶりに姉と母と電話で話した。
親元を離れて随分たつが、女のくせにあまりまめまめしく実家に連絡をとらない。
嫁ぎ先で義妹がちゃんと電話をかけてくるのを知ってとてもびっくりした。これが普通なのかもしれぬが、気をつけねば。

それはともかく、娘にかわりつかの間の会話を楽しんでもらった。
娘の日本語の会話は意思の疎通は充分出来るが、日本に住む子供たち程、流暢ではない。
そして話が飛ぶ。
そして話がでかい。

たとえば、いきなり良い所を見せようとして、突拍子もないことをする。

いきなり電話をピアノの前に置き、

「ぞな子ちゃん、ピアノ弾けるからね!」と私の母に言うやいなや、

「ドレミーレド、ドレミーレド」

と、チャルメラにちょっと似てるようで似てない音を出し、

「ね、すごいでしょ」

と鼻を膨らましながら自慢げに話していた。

横で聞いたいた私は、

「ええええ~?!?!?!?!?!」

とひっくり返っていた。

ちなみに娘はピアノをまだ習っていない。一応、曲?は自作である。しかし、そこまで言うか?

娘は、一度かじったらもうプロのように言う。

2ー3回遊びで行ったアイススケートも同様である。

学校で「趣味、アイススケート」と書きおった。

お前は数回しか行っとらんやないかい・・・・

しかし、彼女の中ではオリンピックレベルのスケーターと同じ世界にいる。

この図々しさがアメリカでは必要なのであろうか。

しかし、日本であるならば間違いなくぶっ飛ばされるであろう。

どこかでぎゃふんと言わせなければいかんかもしれぬ・・・・・


若年寄

2009-02-27 23:17:39 | Weblog
6歳ともうちょっと上の娘さんを持つ友人がいる。
6歳の坊やはとっても可愛い顔をした子だ。
最近判明したことだが、この子がかなりいいキャラを持っていることがわかった。

友人は子供たちを楽しく勉強させるのが得意で、朝のちょっとした時間や移動の時間を利用して、漢字や日本語をちゃっちゃっちゃと教えてものにさせてしまう。
最近「小学生の間に知っておきたい表現」みたいな本を買って来て、ちょこちょこ使って教えていたそうだ。すると6歳の息子がそれをやたら使いたがるらしい。それも絶妙なタイミングで・・・。

例えば、友達が怒ったら、息子はひっくひっく泣きながら、

「そんなに怒らないで、まま・・・・(ヒックヒック)枕を高くして眠れないから・・・・(ヒックヒック)」

とか、

「ママ,それは耳が痛いよねえ・・・・・・」

とか、

「心に染み入る手紙だねえ・・・・」

とか。

かなりじじ臭いのである。

私の夫も知らない言葉を連発する。

同じ年の娘から考えると超難度の発言である。

「若年寄のようだ・・・・」

と感嘆して言うと、彼が通う学校でも「おじさん坊や」と呼ばれているらしい。

あの可愛い顔から想像ができないほど、数々の渋い発言をなさる若年寄。

今後の成長が楽しみだ。


中川さんのこと

2009-02-18 22:18:18 | Weblog
中川財務大臣の記事がwall street journalの一面を飾ったので、youtubeでチェックした。

・・・ありゃ~。これはあかんわ・・・・

無様な状態を世界に見せつけた訳だが、同時にかわいそうだなあと思わざるを得なかった。

あのテーブルにつく前、状況を把握した側近の誰かが、止めることは出来なかったのだろうか。

それとも止められないくらい状況が切迫していたのだろうか。

それとも彼自身が止めてくれる人がいないくらい孤立していたのだろうか。

それとも出てしまえば、彼は失脚すると野党が目論んだのだろうか。

一緒の席にいた白川総裁もおそらくこの事態をどう収拾すべきか頭の中はパニックだったろう。

一国の大臣があのざまを見せることの危険性を周りは考えなかったのだろうか。

野党も自民党のあら探しばっかりして、小さな池の中で争いを繰り返して、実にくだらない。

ビジネスにはビジネスコンサルタントがいて、お金を払って少しでも仕事が順調に有益に運ぶような指示をしてくれる人がいる。政治家もアメリカだったらスピーチライターもいる。
その政治家がよく見えるような働きをするスタッフがいるけど、日本にはいないのかな。
謙虚でへりくだる国民性だから「自分を上手に魅せる」という技が本当に下手だ。
「格好つけて」とか「口ばっかりだ」と言われそうな文化だからかな。

だけど国際政治の場ではそれも武器になる。

そういうアドバイザーはいないのだろうか。

あるいは、問題が山積みで、アドバイザーを抱える余裕がないのだろうか。

あの報道で手を叩いて喜んでいる国は沢山あると思うのだ。

弱体化を見せた隙に叩き潰そうを企んでいる国は確実に存在すると思う。

日本国民として外国で日本の無様を見ることほど屈辱はない。

しっかりしてくれよ、日本の政治家。





化石

2009-02-08 23:13:15 | Weblog
1時間半程離れた所にマウンテンハイというスキー場がある。日曜日、ここのスキーへ日帰り旅行に参加した。
前回スキーに行ったのは、かれこれ17、8年前だ。
バスに乗って行けばスキー場にまで連れて行ってくれる手軽なツアーを企画してくれた人がいた。こんな気軽なツアーがなければ,一生いかなかったかもしれないが、娘が7歳というスキーデビューには適齢期なのもあって、重い腰をよっこいしょと上げて、思い切って参加することにした。

せっかく夫のリフト券も近所のスーパーで買っておいたが、彼はスキーを元々やらないのと気管支が弱いので、スキー前日、げほげほ言いながら「オレ行けない」と言った。
想定内のドタキャンであるが、まあ、こうなるのも予想してないわけでもなかったから、「いいよ」とあっさり受け入れ、娘と二人で参加することにした。

大学時代スキー部にいたものの、それは20年前の話。
ずっと続けていたなら話は別だが、全然していないので初心者と同じだ。
道具もスキー靴はひびが入っていたため廃棄したし、板も古い。
今はカービングスキーだって?
苦労して190cmの細い板を使っていたのは一体なんだったんだ?
バッグに入れたままのスキーを開封したら、発酵はしてなかった。でも靴がないから使えない。

面倒だったが、近所のスポーツ店に行ってスキー道具一式をレンタルすることにした。
30ドルそこそこで靴、板、ボールを借りられる。
ボールは自分のが使えるので、靴と板だけ借りる事にした。

ウエアは古いのがあるので、普段着るダウンジャケットも着ることにして間に合わせる事にした。
今更ファッションもくそもない。
まずは防寒第一。
前日、ごそごそとスキー用品が入っていたプラスティック容器をあけたら、80年代の遺物が出るわ、出るわ。
感涙ものである。
’87乗鞍キャンプとか、その手の布のバッグがごろごろ出て来た。
よくぞ発酵せずに生き残っていたものである。
手袋も使えそうなので、ウエア関連は自前で良さそうだ。

娘は頂き物のスキーウエアがあったので、さっそく試し着してみるとちょうどいい!
多分今年が最初で最後という感じ。
必要なのは娘のゴーグルと手袋。
これだけは購入した。娘はスポーツ店ですでに興奮している。これで目的は半分達成しているのではなかろうか。

さて、スキー当日、朝7時の出発なので6時には娘を起こした。
始めてのスキーということで多少興奮している。いつもはぐずぐず言って起きないのに、今日に限っては、さっと起きて目がランランとしていた。遊びの力って本当にすごい。

7時前に、バスが発車するホテル前に行くと、参加者の皆さんがいらっしゃった。
これでレッツらゴーである。

スキー場近辺になると渋滞にはまったが、無事ついた。でも天気はさほど良くない。
子供のスキー板や靴は現地でレンタルすることになっていたのだが、それは大失敗であった。
混雑しまくっていた。しかし、今回は企画上ここで借りなければならなかったからしょうがない。
次回からはレンタルの場合は地元のスポーツ店で借りてくるべきであろう。

バスの到着が大分送れてしまったので、子供たちが参加するスキー教室は午後に延期になった。
それがわかるまで、レンタル場でトラブルがあったので、何が何だかわからないまま昼になってしまった。
スキー場では知り合いにたくさん出会った。
お休みだから、皆さん来ていたんだ。
うちなんて親子で来るのは初めてなのに、みんなマメだな~。

スキー教室が始まるまでの約1時間、娘と二人で緩い坂を滑った。
ポールを汽車ぽっぽのように握らせて、とにかくゆっくりゆっくり滑る。
それでも娘はなんとか大股を開いて,ハの字で降りて来た。
えらい、えらい。

しかしあたりはスノーボーダーばかりである。80%はスノーボーダーではなかろうか。
スキーをはいた私は、あながち昔のテレマークスキーヤーと思われても仕方がないくらい時代が変わっていた。
もう壊滅状態の絶滅品種かもしれない。
下界で必死に働いていた間に,山は変わってしまっていたんだな~。

それはともかく、スキー教室が始まったら娘はさっさと先生の所に行ってしまった。相変わらずあっさりした奴である。
その間、約2時間私はフリーになるので、初めてのスキー場を滑る事にした。
が、2本リフトにのって上に行ったはいいが、視界が悪くほとんど前が見えない。
こわいな~。

ゆっくりゆっくり降り始めた。
しかし、だ。
足が、足が、ぶるぶる震えて疲れてしまうのである。
急斜も恐い。
視界が悪いこともある。
でも足が兎に角きつい。ブーツがあたるとか、寒いとか言うのではない。
筋肉が持たないのである。
2ターンくらいしちゃ、休む。これを何度も繰り返して下に降りて来た。
恐ろしい程脚力が低下していた。
もうこれはショックでショックで。
昔の自分のイメージがそのまま残っていただけに、まさに運動会のお父さん状態だ。

20代の自分はまさに鉄人で、夏期の陸トレの成果もあっただろうが、とにかく上手くなるために何本も滑った。
今や、1本をぜいぜい言いながら滑る有様である。
これでは一緒に来ていたプロスキーヤー(本職はサラリーマン)と一緒に滑るなんてことは、申し訳なくて絶対出来ない。その前に数ヶ月のトレーニングが必要だ。
もう情けなくてしんどくて、30分を残した所でやめた。
昔なら無理をしてでもリフトに乗っただろうが、降りてくることを考えたらもういいや、と思った。
天気も悪いしな~。
まあ、学生時代以上に体力も技術も回復する訳はないので、欲は出さないようにしよう。
人生妥協も大切だ。

娘を集合場所で探したけれど、全然影が見当たらない。
やっと見つけたら,何だか上からハの字で滑って来た。
ひゃ~、リフトに乗ったんだ。
先生と一緒とは言え、大したもんだ。
お前は本当に体力とセンスはあるよ。

娘は私を確認すると、ほっぺを真っ赤にしながら、
「おもしろい、もっと滑りたい!」
と、言っていた。
でも帰りの集合時間も迫っていたので、
「今度また来ようね」
と約束して、そこからあるいてバスまで行った。

帰りのバスは皆さんお疲れのせいか、爆睡しておられた。
しかし、私はあまりのふがいなさに眠れず、暮れなずむ風景を見つめながら猛省したのであった。
あ~、認めたくはないけれど、年は確実にとってるなあ・・・・


体育の日

2009-02-01 21:26:10 | Weblog
今日はスーパーボールのある日だ。
私や娘は全然興味がない。
夫は,楽しくテレビ観戦する予定のようだ。

毎年、レドンドビーチで「スーパーボール10kmラン」というのがある。
5km、ベービーバギー、10km、という種目だ。
今年は10kmに出る事にした。
前回走ったのは8月末のハーフマラソン。
以来,全然走ってない。

大丈夫だろうか・・・・

10kmはスタートが8時半なので、7時頃には会場に到着するように出発した。
朝はまだ肌寒い。
日が出てくるとだんだん暖かくなって来た。

7時半には5kmがスタートしたが、15分くらいしたら、トップのランナーがもうゴールした。
なんて速さだ・・・・
短距離走みたい・・・・。

そんな無謀な走りは絶対出来ないので、怪我をしないように自分のペースで走ることを誓った。
会場では数人の知人にも出会った。

8時半になったらヨーイドンでスタート。
よたよた走った。

朝、ドーナツとコーヒーを食べてしまったので、途中何度か吐きそうになった。
走る前には絶対ドーナツなんぞ食べてはいけない。
食べたかったから食べたんだが、なんて馬鹿なことをしてしまったんだろう・・・・

道にも吐くこともなく、無事ゴールした。

すぐ某所に移動して、去年ご主人を膵臓がんでなくされた奥様の慰労会に行った。
といっても、大袈裟なものでなく、うちの家族と奥様とで一緒にブランチを食べただけなんだが。

お元気そうにしておられて安心した。

その後は、3時から義父と娘とテニス。
久々だ。
義父は走れなくなったものの、素晴らしい球を打つ。
さすが元全日本レベルの選手だ。

1時間交代で打って今日は終わり。

本当にたくさん運動した日だった。




謎の多い八つ子の母

2009-02-01 14:03:04 | Weblog
数日前、八つ子をある女性が産んだというニュースがあった。
アメリカで2ケース目だったから、最初こそおめでたい雰囲気のニュースが飛び交ったが、日が経つに連れて??????という状況になってきた。

なぜなら,彼女はシングルマザーで、すでに6人の子供がおり、Medicalを受けている身だからだ。
medicalというのは、低所得者に与えられる国の救済保険だ。

夫はいないため、実家で母親の両親が育てているらしい。母親のお父さんは、生活費を稼ぐため、収入の良い戦地に契約社員として働いているそうだ。

すでに6人の子持ちなのに、何故今回体外受精までしたのか、まさに謎である。

養子縁組でもするつもりなのだろうか。
代理出産?

それと体外受精はある一定の年齢まで移植は3個ぐらいと言われている(しかし、法的規制はない)
なんでこんなにたくさん移植したのも物議を醸し出している。
実ったのが8つだが、受精卵を8つ以上入れたかもしれないのだ。
体外受精をした医師もなんのために誰のために、そうしたのだろうか。

一生懸命働いているミドルクラスの人たちは、高額費用のため体外受精を断念することだって多くある。
何万ドルもかかる体外受精を何故この人が出来たのだろうか。
もう???????だらけなのである。

medical保持者の彼女がなんで・・・・。

一生懸命お金を貯めて、1回の挑戦で諦めた私としては、納得がいかないのである。

体外受精は一回150万円くらいかかる、高額な治療なのだ。皆、決意を持って病院のドアを開けるのである。

そしてMediCalの資金は納税者のお金でまかなわれているのである。
私たちが働いて納めたお金で、だ。

おかしい。

絶対おかしい。