ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

お餅が1枚

2009-12-31 15:20:28 | Weblog
うちの隣のMさんは横浜出身の素敵な女性だ。ご主人がハワイの日系人なので、自宅では英語をしゃべって3人の子供たちも英語。

今日、Mさんが、

「お餅ついたから持っていくね」

といって持ってきてくれた。
それを見てびっくり!!というか、あ、そうだったんだと思い出した。
彼女はサランラップにつつんだ四角いお餅を6つ入れてくれた。

「Mさんは関東だから四角いお餅なんですよね。うちらは丸いお餅なんですよ」

というと、

「え~!?」

とびっくりしていた。
Mさんは、どうやって丸いお餅を作るのかわからなかったそうだ。
丸い方が圧倒的に簡単です・・・・
うちは義母の家で毎年お餅つきをしていて、娘や義妹家族が手伝いに行ってくれているけど、いつもお菓子の空き箱にお餅を入れて配っている。もちろん丸いお餅だ。(今年は何もなかったなあ・・・・ま、しゃーないわ)

Mさんは、

「じゃあ、あなたはどうやって丸くしたお餅を作ったの?」

と聞かれたので、

「小さいときはおじいちゃんおばあちゃんの所にいって杵で餅をついて、丸めて作りました」

というと、

「うちは杵と臼でお餅をつかなかったからねえ」

と、おっしゃった。

もちろん杵と臼の時代は廃れて餅つき機に変わったけれど、丸めたお餅というものは、他の形など考えられない普遍の形であったのだ。

まだMさんが横浜にいた頃は、彼女のお母さんがお米屋さんに、

「お餅を5枚」

という具合に頼んでいたそうだ。
延べた新聞紙大のお餅をお米屋さんが何枚か配達するのだそうだ。
その頃にはちょっと固めになったお餅を、お母さんが、よいしょよいしょと包丁を入れて切る。
Mさんはお餅と言えば、お母さんが苦労しながら餅を四角に切る姿が瞼に焼き付いているらしい。

今度はこっちがへ~っっっっっと言う番だった。
お餅を1枚2枚って数えるの!?
1個2個じゃないの?

確かに延べたお餅なら1枚2枚。
東日本と西日本の文化は、キリスト教とイスラム教くらい違うんちゃうか?!


クリスマス協奏曲

2009-12-24 23:55:57 | Weblog
今日はクリスマスイブ。
今週はホリデーシーズンもまっただ中だが、超多忙な日々である。
イブの今日も普通通り働いたが、ランチなしのぶっ通しであった。
7時前に終わって、もうおなかぺこぺこ。
お休みをとっている人も多いが、うちは自営業。
そんな悠長なことは言っとられん。

仕事中に各家庭のクリスマス対策を聞いて、結構笑えた。
小さいお子さんがいる家庭では、いろいろな手を使っているようだ。

トナカイがパシリよろしく巡回していて、いい子にしてない家の子はサンタクロースにちくり、その家には行かないので、いい子にしていなければならない。

サンタクロースは夏ぐらいから下見をしにきていて、いい子にしていない子はブラックリストに載せているので来ない。

夜中来たときにミルクとクッキーを置いてないといけないので、ちゃんと用意し、適当にかじってミルクも飲み干さない程度に飲む。

煙突がない家でもサンタクロースは入れる。彼は人間ではないからだ。

などなど不思議な話を作り上げている。演出も結構凝っている。

昨日のディズニーランドのクリスマスパレードでもサンタクロースがいて、うちの子供も手がちぎれんばかりに手を振っていた。
しかし、彼女はその時点で手紙を書いていなかった。
内心相当焦ったようで、今日、ぞな夫と共に、メーシーズにあるポストに手紙を投函しにいったそうだ。

今年もちゃんといい子にしていたから、きっとサンタクロースがプレゼントを置いてってくれるよ。



お誕生日会

2009-12-23 23:59:16 | Weblog
偶然にも今日は尊敬する安倍 能成(あべ よししげ)先生のお誕生日だ!
1883年(明治16年)12月23日

松山出身で学習院の学長を務めた安倍先生は、夏目漱石や高浜虚子の影響を受けたというから、20数年上の同郷の秋山兄弟とも何らかの交流はなかったのだろうか。
文人と軍人だからなかったかな。
同郷だから東京で飲み会くらいなかったのだろうか。
そういう記載はまだ見たことがないけれど、誰かそういうの調べてくれないかなあ・・・・

誕生日がらみで、18日が8歳の誕生日だった娘の誕生日会を今日ディズニーランドで祝った。
3人のお友達を招いての企画であったが、他のお子さんを預かっていることもあり、引率と子守りで誕生日という企画をすっかり忘れ、ケーキもなく普通の遊びのようになってしまった。
こりゃ、しょうがないっちゃ。
しかし、夫婦揃って休みをとり、平日にディズニーランドに行けたのはある意味正しかった。
これが週末だったら、ホリデーシーズンも重なって人が多すぎて企画は不可能であっただろう。
すでに冬休みに入っていたから、平日でも家族連れも十分多かった。

8時半の花火まで見ようかと夫は思っていたようだが、6時半のパレードを見て終わった時点で7時過ぎ。
腹が減ったと言う子供たちをマクドナルドに連れて行って出るころには8時になっていた。
私も含めて十分です。
9時前にはみんなを自宅に送り届けることができたが、本当に子供たちは楽しんで遊べたようだ。
一緒に行けるうちが花だ。
散財したけど、これも今のうちだけだ。
明日は平常通り仕事。
こういう日のために仕事をしているのかもしれない。


女の子でよかったこと

2009-12-23 23:57:06 | Weblog
私の出産が遅かったこともあって、我が家は一人娘で終わり。
娘はお風呂が好きだけど、ここには日本式のお風呂がない。
よって類似した韓国サウナ風呂に行くことになる。
自宅を改造して日本式のお風呂にすればいいんだが、2万ドル(200万円)かかるので、ちょっと先延ばしにしている。
先日壊れたガレージのドアを取り替える為に、1000ドル支払ったばかりだし。

学校が終わる前後から、ぞな子から、

「ママー、お風呂行こうよ~」

とせがまれるようになった。

平日行くのは無理なので、

「学校が終わったらね」

と言い聞かせていた。

それをしっかり覚えていたぞな子は、学校が終わって冬休みが入るや否や、「おふろおふろ」と言い始めた。
私も入りたかったので、さっそく仕事を終えた火曜日の夜9時頃から韓国サウナへ親子して行った。
やっぱり広いお風呂はいいねえ~

お風呂といってもジャクジーなんだが、洗い場もあってあったかくて広いジャクジーがあるのはありがたい。
ぞな子と一緒に湯船に入れるのも彼女が娘だから可能なことだ。
女の子でよかった~。

二人でぬくぬくと湯船につかり、風呂を満喫した。
ごしごし二人で体をあらって、ぞな子に背中まで洗ってもらった。
こんな幸せが他にあろうか・・・

冬至かぼちゃ

2009-12-23 22:35:34 | Weblog
日本は12月22日(お、母の誕生日だ)が冬至だけれど、時差のせいでアメリカは12月21日が冬至だ。
冬至って英語でなんていうんだろう、という話になってWinter Solsticeと言うことがわかった(遅すぎ?)
で、同僚の先生(山形出身)が、
「冬至ってカボチャを食べるっていいますよね」
というので、
(冬至にかぼちゃ?)状態になってしまった。

いつも常識のある母や姉が教えてくれたり教えてくれてたことを私は聞いていない(聞き入れていない)ことが多いので、それは東京以北の習慣なのか、はたまた私が知らなかっただけなのか、はなはだ不明である。
ちょうどそのとき、カボチャの輸出をしている方がいらっしゃったので、

「すみません、質問があるんですが、冬至にかぼちゃは食べるんですか?」

と聞くと、

「ああ、日本は食べますよ。出荷も増えますよ。」

というお答えであった。

へ~、そうなんだ!!!

なんか賢くなった気がする。

そしてその方は、

「ちょうど車にかぼちゃを入れてるから持ってきますよ」

と言って、わざわざ3つも持ってきてくれた。
彼が取り扱っているカボチャの量と言ったら半端ない量なのだ。もう日本の食をまかなっているといっても過言ではない。こういう仕事があることさえ私は彼に会うまで知らなかった。
仕事って四季報だけに載ってるものじゃないんだよなあ・・・・
先に今の仕事を体験していたら、若い頃にもっと違う方向に進む選択肢が増えるのに、おしいことだ。

アメリカに来て日本の風習を知るというのもおかしな話だが、日本に関連する仕事に携わる方と接することが多いので、私も日々勉強になるのであった。

参考までに冬至情報をコピペで。


§ 冬至(とうじ) §

二十四節気の一つ。旧暦十一月子(ね)の月の中気で、新暦の十二月二十二~三日頃です。太陽の黄経が270度に達し、冬至線の上に直射するときである。

この日、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなります。そのため昼が一年中で一番短く、夜が長くなります。この日を境に、一陽来復、日脚は徐々にのびていきます。

この日は冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災を祈る行事を各家庭で行います。

◆ゆず湯

ゆず湯に入ると肌がスベスベになる美肌効果があったり、冷え性やリュウマチにも効くし、体が温まってカゼをひかないとも言われています。

 これらの効能は、ゆずに含まれている芳香成分――精油の働きによるもの。ゆずの精油にはピネン、シトラール、リモネンなどの物質があって、これらは新陳代謝を活発にして血管を拡張させて血行を促進。ノミリンなどには鎮痛・殺菌作用があるので、体が温まり、カゼも治るのです。

 また、ゆずにも含まれているビタミンCが肌にいいことは広く知られており、リモネンは皮膚に膜を作って、肌の水分を逃がさないようになっています。みかんの汁が目に染(し)みた!という経験が誰にも少なからずあるだろうけど、実はこのリモネンが原因です。

 他にも香りのいいゆず湯はアロマテラピーのリラックス効果も期待できます。

 でも、ちょっと待ってください、何故、冬至に風呂なのでしょうか。

 この答えは「とうじ」という言葉にあるのです。

 冬至の読みは「とうじ」。というわけで、湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけています。更に「柚(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が利(き)きますように」という願いが込められているのです。

 5月5日に「菖蒲(しょうぶ)湯」に入るのも、「(我が子が)勝負強くなりますように」という、ゆず湯と同じ「願かけ」なのです。

◆かぼちゃ

 現在は野菜が季節に関係なく供給されていますが、西洋野菜が日本に入るまでこの時期に取れる野菜は少なく、保存できる野菜も少なかったのです。かぼちゃは保存がきき、保存中の栄養素の損失が他の野菜に比べて少ない。そのため、冬至の時期の貴重な栄養源でもありました。

 かぼちゃは、中央アメリカから南アメリカ北部を原産地とするウリ科の植物で、日本かぼちゃと西洋かぼちゃに大別できます。

 日本かぼちゃは、16世紀中頃ポルトガル船によってカンボジアからもたらされ、「かぼちゃ」の名は、このときの伝来先に由来しています。

 江戸時代に普及しましたが、江戸時代中期から風邪や中風の予防にかぼちゃを冬至に食べる風習が根付いたといわれています。これは、当時、冬場に野菜がとぎれてビタミン類が不足することからで、これは、日本かぼちゃしかない時代に始められた風習です。

 西洋かぼちゃは、肉質がほくほくしているところから栗かぼちゃとも呼ばれていますが、西洋かぼちゃは、幕末にアメリカ人が持ち込んだのが最初で、その後、明治初期に開拓使によってハッバードなどの品種が導入され、その後、甘みの強い「えびす」や「みやこ」などの品種が育成され、現在では、このハッバード系のかぼちゃが全消費量の多くを占めています。

 かぼちゃの栄養成分の特徴は、なんといってもカロチンを多く含んでいることです。カロチンは、体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし、感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれるのはそのためです。

少年野球

2009-12-23 20:49:05 | Weblog
どこの国でもそうだが、良い所も悪い所もある。

先日少年野球をさせている親御さんと話す機会があったが、少年野球のショートは監督の子供が占めるポジションであるということが常識なんだそうだ。

「じゃあ、その子がドヘタだったらどうするんですか?」

という私の素朴な疑問に対しての答えは、

「親は監督にならないでしょう」

ということであった。

ひいきOKということであろうか。

だからそこの息子さんは真剣に野球をやっていて、ピッチャーをしていたんだけれど、この監督の元では(というかアメリカのシステムでは)彼は日の目を見ないことを早々に悟って(中2でだ)切りのいい所で帰国してしまった。
子供でもアンフェアなことわかるぞ~。
まあ、野球だけが帰国の理由ではないけど。

日本で高校野球の途中まで経験して渡米した別の男の子は、

「こんな甘っちょろい馬鹿なことやってたら絶対レベルが落ちる」

とまで言い切っている。
馬鹿なことというのは、なんでも「good job」的にほめるので、失敗してもいいような雰囲気になることだ。
褒めてのばすアメリカならではだ。
日本だと三振してどつかれ、エラーをしちゃどつかれしてうまくなるが(今の時代は知らぬ)、それはアメリカにはない。
けなしまくるのもよくないけど、できもしないのに褒め続けるのもどうかな・・・・
節度っちゅうもんがあるだろうに。

野球に限らずあらゆるスポーツでも一般社会人でもそうだけど、大衆のレベルは圧倒的に日本の方が高い。
でも突出した一部、本当に本の一部に限ってはアメリカは優れている。
だから日本はアメリカの真似をせず、日本独自の平均値を上げる努力を続ければいいのだ。それで十分やっていける。






子供の日本語

2009-12-16 21:45:05 | Weblog
最近また子供がいいことを言ってくれた。

以前は、「一口(ひとくち)」をイチローと読んで笑わせてくれたが、今回は、漢字練習帳の例文に、

「ゆ船にのりました」

という文を作っていた。

先生が赤字で、

「バスタブのことだよ」

と書いてくれていた。
個人的には好きな解答です


坂の上の雲

2009-12-14 20:34:59 | Weblog
「坂の上の雲」の1と2を家族で観た。
待ちに待っていた番組だ。
私には身近な場面がたーっくさん出ている。
言葉もそう、松山城もそう。

嬉しくなった。

じーっと見入っていたら、夫が、

「何を言っているか全然わからない」

とか、

「ぞな子にもちゃんと説明してあげて!」

と、いらんことばっかり言う。

ぞな子に説明しろということは、自分に説明しろと言っているのと同じことだ。
あーうっとうしい

黙って見とれ!!!!!

無視して観た。

ぞな子は、彼女も上った松山城や港(砂浜)を想像して一生懸命観ていた。わかったかわかってないかはわからないけど。

しかし、なんて素晴らしい人材が故郷、それもご近所から輩出されていたのであろうか。

もう嬉しくて嬉しくてたまらない。

秋山好古のようなパーソナリティーは男として私の好むところだが、このような吾人になかなかお目にかかることはない。
男としては好きだけど、現実的に嫁にはなれん。
でもこういう人が自分の好みなんだよなーというのがよーくわかった。
現実と理想は甚だ異なるのがこの世の常である。

秋山好古はその昔、母校の校長先生をしていた。

私が高校生の時の文集には必ず彼の軍服姿が載っていた。しかし、当時は、

「この人は軍服なんぞ着て厳つい顔をして、何をした人やったんじゃろう・・・・」

というレベルの馬鹿学生だったのであった。

すんませんでした~!!!!!!

しかしですね。
高校も質実剛健。
大学のカラーも質実剛健。
おかげで私も質実剛健な女になれました。

松山はほんまにええとこじゃ・・・・・



うさこちゃん

2009-12-06 23:50:17 | Weblog
12月6日45歳になった。
娘が、初めて縫ったぬいぐるみもどきをくれた。
もちろん形もいびつな、へんてこなぬいぐるみなんだが、彼女なりに一生懸命考えて作ったすばらしい作品だった。
よくこんなの作ろうなって思ったよなあ・・・・
すごーく嬉しかった。

コンピューターが・・・

2009-12-04 16:23:11 | Weblog
夫がコンピューターをアップグレードしたが、以来メールもおくれず、しまいには受け取りもできず、外部のコンピューターからしかアクセスできなくなってしまった。
こういうとき日頃いかにコンピューターに頼った生活をしていたか思い知らされる。
本当に不便。

ということで、用事を電話で済ませた。
電話もそんなに使ってなかったなあ・・・・

夫よ、一体いつ修復できるんでしょうか・・・