ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

嬉しいランチ

2008-09-30 20:53:42 | Weblog
家族づきあいをしているJちゃんが、慰労ランチをごちそうしてくれた。
父が倒れた時や亡くなった時、いつも気にかけてくれた。
のびのびになっていた企画であったが、今日やっと実現した。
近所のお寿司屋さんでごちそうしてくれるという。

「大丈夫~?」

と不安げに聞いたら、

「ランチだもん」

と言ってくれた。
そっか
お寿司屋さんのランチは10ドルから15ドルくらいでまとまる値段でオファーしているので、庶民でも手が届くのだ。

お言葉に甘えて、
「ごちそうになりま~す

と、言った。

普段はオフィスでランチの時間を取らないので、去年は丸1年朝昼食べず、ごはんは夕食だけという日が続いた。忙しくて忙しくて気がついたら夜7時なんてざら。体重も軽々5kg減だが、そういう不健康なことが続いて体にいいわけがない。気力で持たせていたけれど、さすがに限界を感じて、空いた時間に無理矢理食べ物を腹に入れるようにしたら、馬力だけは戻って来た。
そういう時間の過ごし方をしていたので、思い切って時間をとって友達とランチを食べるなんて、本当に夢のような時間だ。
だから食べて食べてしゃべりまくった。

久々にじっくり話した内容は本当に面白かった。
子供の教育のこと。
将来の自分たちの仕事のこと。
などなど。

面白かったのは、彼女はオーストラリアの帰国子女でご主人はどこぞの外国の帰国子女なんだが、二人して風水とか占いや厄年を信じているということだ。
Jちゃんの家は現在で3軒目だが、その都度風水の先生に診てもらい、その通りしていたら運が上昇したというのだ。
後でわかったことだが、その風水の先生はハリウッドやいろんな店舗などでも活躍しているそうだ。
たまたまJちゃんの娘がモデルの仕事をしたことがあって、その撮影場所に風水の先生の足跡らしきものが感じられたと言っていた。あるパターンがあるらしく、その撮影場所に彼の指示と思われる形跡がここそこにあったそうなのだ。
風水とハリウッドって結びつかなそうで結びついてるんだ・・・・

Jちゃんもご主人も同い年で、ご主人はこれから前厄に入るそうなので、

「おとなしくしてようと思って」

と、言っていた。

私ら、その時その時が必死だったので、厄のことまで考える余裕もなかったよ。
気がついたら終わってた、というのが本当の所だ。

風水の値段は家の面積で決まるそうだ。
面白そうだが、絶対夫には言えないので、彼がいないときに是非頼んでみたいものだ。
しかし我が家の場合は、最初にお片づけをしないと運も入ってこないであろう。
風水が先か、お片付けがさきか・・・
悩まんとさっさと掃除せいっちゅうねん

初めての漢字テスト

2008-09-30 20:15:56 | Weblog
この前の土曜日、日本語学校で初めて漢字テストがあった。
短い文章に一マス空白があってそこに漢字を書き込むとても初歩的なテストだ。何をテストされるかは前の週に出されているので、練習さえしておけば満点をとれるしくみになっている。
しかし、テストというものが初めての娘はどきどきだ。
前々から教えても忘れてしまうだろうと思ってきりぎりまで待ったら、金曜の夜は本当に時間がなくなってしまい、急遽一夜漬けでしこんだ。

そして、翌週の土曜日テストが返された。
唖然・・・・・

7点中3点。たったの3点である。

失った4点は、すべて漢数字だった。

「一」「二」「三」「四」

すべて全滅。
間違えたんじゃなくて、空白だった。
どうしたら「一」を書けないんだ?
「犬」や「大」を書けてなぜ「一」が書けんのだ?????
もう私の頭の中は??????????????????????????だらけである。

理解するために無理矢理考えた理由は、この子は漢数字の、
「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」「いつつ」「むっつ」「ななつ」「やっつ」「ここのつ」「とう」

が一切わかっていないということだ。

ちなみに風呂にはいってテストしたら、やはり全くわかってなかった。

急遽、数え方の練習である。

本当に全然わかってない。

「九」「十」は「ココナッツ島」になっていた。

翌日も風呂で練習したら、「やっつ」が「はっつ」になっていた。
三日目もまだまだすらすら言えない。

子供がわかっていると思い込んでいたら大間違いだ。
日本にいたらテレビや人の会話、街のざわめき、空気、看板、などで嫌でも覚えて行く言葉をこの子たちは全く知らない。
友達とも話したが、お互い教育ママになるつもりはないけれど、日本語をキープするためには、ほっといたら絶対覚えない。ほっといたら英語しかわからない子供になる。日本語をキープするためには、親の忍耐と努力が必須なのである。
先は長いぞ



何回出たら許されるのか

2008-09-19 05:48:06 | Weblog
オリンピックは1回出ればいいもの、1度でもメダルを出れば一生安泰かと思っていたが、今はそうではないらしい。
2回3回出場、連続メダル取得も決して珍しいことではなくなってきた。
出場してもただの人。
メダルととってもただの人。
谷亮子が5回出場して全部メダルを取ったからだろうか、日本のメダル評価がかなり厳しくなって来ているような気がする。

浜口京子のトレーニングを追った番組を観ていたら、こっちまでつらくなってきた。
そこまでするんか・・・・
もう辞めてもいいじゃん。
あなたが頑張りやなのは十分わかってるから。
そこまで辛い思いをしなくてもいいんじゃないの?
もう苦行僧の世界である。

ショービジネスやプロスポーツが成り立つスポーツはまだいいが、そうじゃない純粋な競技もまだ多い。
女子レスリングはジャンクスポーツなど、取り上げてくれる番組があるから多少報われるものの、一切放映のない競技だってまだまだたくさんある。
スポーツタレントで生き残れる人たちなんて、ほんの一握り。
そういう人たちが増えてくると、これまたフィルターにかけられ、その分野での行きの頃競争も発生してくる。まあ、それはどのプロフェッショナルでも同じ事だが。

ただ勝つため、メダルを取る為に、4年、8年、12年を練習に費やすのは資金的にも厳しいし、モーチベーションをキープするのも至難の業だ。
なのに、多くの人が現役続行を表明した。
すごすぎる・・・・

あれだけの辛い練習を4年続けるのであれば、同じ死ぬような努力をして、まともな大学に入るとか、弁護士資格にチャレンジするとか、医学部に入るとか、公認会計士になるとか、もっと収入に直結した別の進路を考えてもええんじゃなかろうか・・・
勉強しつづけても、疲労で脳が爆発しそうだとは思うことはあっても、物理的に脳は張り裂けないし、息切れもしない。
テレビで観ている人たちのスポーツの厳しさと比較すると、淡々と勉強する事の方が最初は退屈かもしれないけれど、楽である。
もちろん好きで継続する分には全く問題ない。

基本的に世界的レベルでトップに立てる人たちの根性を勉強に移行することは難しくないと思う。あれだけ頑張れる根性があれば勉学にも行かせると今でも信じている。
ただ彼らに勉強癖がついてないことと、特に日本は運動が出来る子供に勉強もさせる環境が整ってない。
もったいないなあ。

エリックハイデンは冬季オリンピックに出場してメダルを取ったら、医学部に入って医者になった。整形外科になって今は医師として活躍している。もちろん彼の過去の経験を大いに生かしてオリンピックチームの公認Dr.にもなっている。

今は現役続行を讃える風潮が多いけれど、生活のためにもその根性を知的キャリアに移行させるトレンドが出来ればいいなあ。

それでもって女性選手は普通に恋愛をして結婚をして出産をして、普通に競技が出来るようになればいいなあ。
いや、実はそれが一番大変なことだったりして

アルバム委員

2008-09-17 22:00:37 | Weblog
うちのお隣のお兄ちゃんは高校の最終学年。部活は水球。その他にも卒業アルバム委員や生徒会活動も活発に参加している。学校内だけじゃなく、この辺りの市の高校の生徒会役員の総括委員までやっている。
ちなみにアルバム委員になっていると、大学入学にはかなり有利だ。
課外活動の中でもリーダーシップの得点が高い。

いつも彼には娘、および友人の水泳の先生も頼んでいる。

先日、彼が、

「卒業アルバムに載せる広告を一口買ってくれませんか?」

と依頼してきた。

値段のリストは大きさに寄って異なり、名刺サイズが$50からで1面が$200。
アメリカは、バレエの発表会とか野球の試合のプログラムとか、広告を載せるのが一般的で、その資金集めは委員会の生徒の仕事の一つだ。集金力がその生徒の評価につながることもある。

日本の高校生が卒業アルバム作成のため、広告集めに奔走するなんてことはまずない。教育上好ましくないと言われるのがオチであろう。
しかし、アメリカの高校生は、こんな年から物を作るのには金がかかる、従って自分たちが集めて来なければ作成すら出来ないという精神を叩き込まれるのである。

恐るべし、独立精神。

で、隣だし、人助けもあるので、一口買うことにした。

娘も高校生になったら、こうやって活動するんだろうな・・・・

リーマンショック

2008-09-17 07:06:28 | Weblog
リーマンブラザーズが潰れて、メリルリンチがバンカメ(Bank of America)の傘下に入った。AIGもWachoviaも危ない。

うちは直接被害はなかった。いや、今の所というべきか。
AIGの生命保険は掛け捨てだから大丈夫。夫がWachoviaにチェッキングアカウントがあるらしいが、こっちは解約しなくてもいいんだろうか・・・・

保険・不動産・投資会社を持つ方は、ものすごい電話だったとおっしゃっていた。

間接的に被害を被っている人がぼちぼちいる。

リーマン関連の仕事をしていた同郷のカオリちゃん。

潰れる数日前メールしたら、

「やばいっすよ」

という返事が来た。

兄の勤める銀行も34億円の損失。
愛媛新聞でその事実を知った彼は、田舎銀行が何をしとるかと憤慨していた。
ボーナスカットになればマンションのローンも払えなくなるし、生活苦を強いられるのは必然。

アメリカが風邪を引くと、松山の実家まで影響が出る。

えらいこっちゃ。



鬼母

2008-09-14 21:09:14 | Weblog
日本語補習校は2学期になって宿題がどっと増えた。

漢字5つ(5ページ)とカタカナ3つ。
国語の音読
算数プリント
絵日記
漢字テストの予習

これがコンスタントに出る。
プラス、現地校の宿題も出てくる。
週末に少しでも片付けておかないと大変なことになる。

本当なら週末はゆっくり休めるはずだが、日本語をキープするためにはどこの家庭でも親が鬼になって子供の尻をたたく。

我が家も例外ではない。

国語のドリル5ページをさせるのに、机を叩きながら、あるいはおだてながら、進める。

かつて私自身が母親からされたことを娘にしている。

血ってこわい・・・・

ぐずる娘にいらついた私は、
「なんでわからんのじゃ~!

と、机をたたく。

もう鬼母である。

ちなみに私は末っ子だったので、中1の時は、高校生の兄が頼みもしないのに、物差しを持って数学を教えてくれた。

ひっかかるごとに、物差しで机を叩くので、

「もう頼むからあっちに行ってくれ・・・・・教えてくれと頼んだ覚えはないんじゃ・・・」

と、半泣きで思ったことを思い出す。

当時は恐くて口には出せなかったもん。

そんな思いを娘もしているのかもと我に返り、

あ、いかん・・・・

と思って、ちゃんと出来たらこれまた大袈裟に褒めまくる。

私がこの子の頃、勉強のべもしてなかった。
この年でこれだけの課題をこなす子供の方が偉い。

でも、日本語は絶対キープせねばいかんのじゃ。

後で絶対役に立つから、どうか今頑張ってくれ!


ケアハウス

2008-09-14 20:45:25 | Weblog
ちょっと気温が下がって来ているとはいえまだ泳げるので、日曜日の今日の午後、娘と友達計3人は、お隣のお兄ちゃんに水泳を教えてもらった。
待っている間、ママ友Jと話していた。

Jのご両親は東京にお住まいだが、夏期は東京の暑さを避けてよくアメリカに来られる。
海外生活が長かったので、英語も問題ない。

Jのお父さんは築地で食材を仕入れる程の美食家だが、一方のお母さんは子供が巣立ってから一切家事を放棄したため、食事を作らない。

先日、このご両親と食事をする機会があったのだが、それまでにもちょこちょこ接して感じたのが、娘であるJとお母さんが全然タイプが違う。
Jはさっぱりして、いい意味で大雑把。気取らず垣根を作らない。
お母さんはどっちかというとうじうじタイプ。
小さな事を気にする上、心配性。
病気を引き寄せるようなタイプでもある。

今回の渡米で、ご両親はJの家でほとんど寝ていたそうだ。
夏の疲れもあったのだろうが、Jは両親の老いを痛烈に感じたそうだ。

そして、ご両親の帰国前、

「まだしっかりしている今、ケアハウスのようなところを探した方がいいんじゃないの?」

と話したら、かなりむっとされたそうだ。

義理のご両親はかなり前向きで、人生をエンジョイなさって、お義母さんは、

「とってもいいケアハウス見つけちゃったの

と、逆にびっくりするようなことも言う方だ。
ご主人の両親と自分の両親の生き方の違いに頭を悩ませている。

陰と陽

確かに、Jのお母さんは心配することが趣味のような方だ。
そして愚痴や文句をうだうだ言う。
だからJは母親が惚けるのをとても心配している。
その気配がなきにしもあらずだからだ。

誰かがびしっと言わなければならない時は、立場的に娘が一番言いやすい。
ということは、息子しかいない場合は誰が言うのだろうか。
嫁は言えんだろうなあ・・・・

幸い私の母親は、碁に俳句と趣味の輪を広げておつきあいして下さるお友達もいる。
くよくよ悩む方でもない。
どっちかというと外交的で楽天的。
これだけでもどれだけ幸せか。

人生一度っきりだ。
心配しても泣いても笑っても一度きりだ。
Jのお母さんの性格はおそらく一生治らないと思うが、私の義母も実母も大いに楽しんで、毎日を笑って欲しい。







歯医者

2008-09-09 23:27:09 | Weblog
左の上の奥歯が痛かったので、歯医者に行った。
歯はいい方だが、最近冷たい水を飲んだり歯磨きするととっても敏感な歯が出て来た。早期発見早期対策だから早速予約をいれた。
予約時間は朝7時半。ここは7時から開いている。

X線検査の結果、エナメルの表面が削れて神経が表により近くなっていること、歯茎がだんだん上に上がって来て歯の露出が大きくなって神経過敏になっていること、などが原因で痛みが起こっているとのこと。歯自体、虫歯だとか、ひびが入っているとか、悪いことはなかった。
要は老化か。

先生がマニュキアみたいなので歯の上をコーティングしてくれた。

所要時間30分。

お会計、$185(約2万円)。

歯科保険に入ってないからしょうがないけど、高いな~。


日本語学校も始まった

2008-09-06 23:04:40 | Weblog
夏休みが明けて、日本語補習校も始まった。
宿題や教科書が配布されて、パックパックも重い重い。
夏休みの宿題も無事全部終了して提出。
お約束の朝顔の観察絵日記もある。

持って帰った宿題も早々に片付けないと量が増えている
カタカナと漢字のお勉強も始まった。
週1回で日本で授業を受けている子供たちと同じ量を消化しなければならないから、子供も大変だ。3年生になると相当差がつくだろうなあ。
お金がかかっても毎年帰国している子供は日本語の力が強い。
うちも頑張って帰国させないかん。

徐々に普通の生活に戻って来た。
頑張らなきゃ。