ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

しもたっ!

2008-07-31 19:11:12 | Weblog
週一、オフィス近辺の路上はストリートスウィパーといって、でっかいブラシがついた車が路肩を掃除する。
だから2時間程駐車禁止になるんだが、今日は全く曜日の感覚が欠けていて、そのことをすっかり忘れていた。

帰宅時になって、車に行くべく歩いていたら、はっと我に返った。
今日は駐車禁止の日じゃなかったっけ・・・・?
私はチケットを切られるところに駐車してしまったのではないやろか・・・

と、思いながら歩いていたら、やっぱりチケットを切られていた。

$40(4000円)也。

あ~、あほや、あほっっっっっっ

警察に寄付したと考えよ。

ちなみに、$1=100円として、

標識や何らかのサイン無視     $65(6500円)
トレーラー放置          $50(5000円)
ストリートスウィーピング     $40(4000円)
カスタマー パーキング オンリー(顧客専用駐車場に停めてた場合。通常通報されなければわからない)           
                 $50(5000円)
間違った側に駐車         $50(5000円)
消火栓から15フィート以内の駐車 $65(6500円)
公道の通路妨害          $50(5000円)
歩道妨害             $50(5000円)
駐車許可証が不所持        $100(1万円)
身体障害者のためのスペースでの駐車違反 $429(4万5千円くらい)

$40の小切手を同封して市役所に送らねばならない。
こうやって市は小銭を稼ぐのである。

ぐやじ~。

駐車違反にはくれぐれも気をつけましょう

平等の国と言われる国の不平等

2008-07-28 23:02:07 | Weblog
カリフォルニアで交通事故を起こした場合のある話。

その1

自分が不法移民で被害者であった場合、自分が不法移民という違法な存在であっても、相手を訴訟出来る。不法移民という根本の問題はさておき、交通事故という問題において自分は被害者だから相手から医療費や車の修理費は得る事が出来るのだそうだ。
なんかおかしないか~

その2

渡米した日にある青年が交通事故に巻き込まれた。
当てられた車に乗っていた4人の青年たちは、(当然だが)相当パニくった。
渡米したばかりの青年は、到着日だから当然アメリカの保険は持っていない。
相手は逃げた。
しかし、ラッキーな事に真後ろに覆面パトカーがいて、逃げた車は御用となった。

後日、ポリスレポートを取得して、がっくりきた。
当てた相手は無保険。
おそらく捕まった時点で、jail行きであろう。

しかし当てられた車の運転手も保険はあったものの、期限切れであった。
つまり実質無免許と一緒である。

この場合、どこからも何も出ない。
当てられて体を痛めた人が自腹を切って治療をしなければならないのである。
相当おかしないか~

どうして無保険者が運転できるのか。
しかしこれは今更驚く事でもないのだ。
そして、事故でも起こらない限り、それを見つける手段が全くない。
たとえ逮捕されても数日後には釈放される分けだし、加害者の人生に屁のような記録は残っても、被害者には何の保証もないのだ。
ないものが強いだけだ。
絶対おかしいっっっ

これじゃあ、無保険者の運転手にひき逃げされたら、死んだ人間はどうなるのだ?

そして、それをおかしいとわかっていながら、現実を変える力も政治力も持ち合わせておらず、ただただ現実を話さなければならない私の仕事って何よ?



下痢

2008-07-28 22:23:26 | Weblog
とってもおいしいサクランボを独り占めして一皿食べた。
数時間後に下痢、また、下痢。
もうこれ以上体から水分が出ませ~ん、というほど出たが、まだ出る。
罰が当たりました

ちなみに、運動で汗をかいたら人間は喉が渇くが、下痢をして大量の水分を失っても喉は乾かない。
従って、リットル単位で水を飲んでおかないと足がつる。
不思議でしょ

今年はおかしい

2008-07-27 09:05:31 | Weblog
今日はお休みのはずのオフィスのスタッフが昼頃立ち寄ってくれて、明るい彼女と大笑いして、すぐ彼女は立ち去った。

その2時間後、彼女は、

「義母が急逝したからすぐ帰国します。多分2週間は帰れないかもしれないので。」

と、とても慌てた声で電話があった。
ええ~?!?!?

外出先から帰宅したら留守番電話にメッセージが入っていたんだそうだ。

留守電にこの手のメッセージが入ってたら相当凹む。

肝臓がんとは聞いていたが、早かったんだ・・・・

合掌。



今年はおかしい。

5月、6月、7月と立て続けに身内や知人の親族が亡くなっている。

酷い時は2週連続ということもあった。

残された方は悲しいけど、少しずつ行事をこなしながら、時間が解決してくれる。

病気で苦しんだ人は確実に楽になったと思う。

そう思うようにしている。

黄泉の国は今、大人気、というか、混雑してないだろうか。

むこうで歓迎パーティーばっかりやってるかもしれないな。

お父さんはきっと蓮の花の中で、ちびりちびり楽しんでいるだろう。


葬式の話

2008-07-25 07:41:52 | Weblog
60に近い男性と話していたら、やはり最近あった葬式の話になった。

彼も随分前にお父様を見送られたが、そのとき、お葬式を2社、見積もりしたというのだ。
お葬式って見積もり取れんの?!?!

彼曰く、お葬式なんてもんは値段があってないようなものだから、その辺は搾取されたくなかったとのことであった。

「でもすごーく嫌な顔をされましたよ。」

そりゃそうでしょ。

彼は東京の人だから、そういうしがらみがなかったのかもしれないなあ。

うちの地元ではそれは出来なかっただろうし、そんな余裕すらなかった。
余裕がないというのが一番の理由だな。

引っ越し屋のように数件見積もりを取るということが、葬儀界でも出る程、地方では競争が激しくない。

おまけに彼の従兄弟が僧侶でそれも女性なんだそうだ。

じゃあ、尼さんってこと?

まだ若くて人生経験が浅かった尼さんさんは、その男性から、

「そんなカラオケ歌うみたいに説教するな!」

と逆に説教されたそうだ。

今は立派な尼さんになられているだろうか。

多分知らないだけで、お葬式に関しては山ほど話があるんだろうなあ。







Build-a-bear

2008-07-23 23:33:42 | Weblog
娘は夏休みの毎日、YMCAのデイケアに通っている。
お勉強はなしで、遊びの毎日だ。
今週月曜日は「build-a-bearをする」と予定表に書いてあった。私はこの意味がさっぱりわからなくて、皆で熊さんを大工さんさながらつくるのか、クラフトで作るのかなあ、なんて思っていた。
月曜日の夕方、自宅に帰った娘は大きな箱とくまのぬいぐるみをだっこして帰って来た。

「なにこれ?」

と聞くと、

「ミミちゃん

とラブリーな声が返って来た。

夫に何の事か尋ねると、build-a-bearというのは、熊のぬいぐるみと洋服を売っているチェーン店で、要は着せ替え人形をさせる所だと言うのだ。子供たちで店にいって、くまを選び、後から個人個人で店に出向きくまの洋服を選ぶというしくみらしい。

で、昨日、夫と娘は店に出向きさっそくくまの洋服を選んで来た。
洋服を着たくまをみて大笑いした。

これってぞな子そのものじゃん!

コじゃれたTシャツにジーンズスカートにサンバイザー。御丁寧に花柄のゴムが耳にひっかけられている。

こういう格好を好むんだな~。

という訳で、ミミちゃんを真ん中に娘と私で川の字で寝た。

「ミミちゃん、おやすみっ

ラブリーな声を出し続ける娘であった

http://www.buildabear.com/

ロッククライマー

2008-07-22 05:32:01 | Weblog
日本の家のように同じ学校に通う子供たちが自由に遊ぶ約束をして、放課後や夏休みに子供同士で遊ぶということが出来ないアメリカでは、必ず事前(数日前)に遊ぶ約束をしておかなければならない。
家同士の距離が近いと行っても車が必要な距離だから、運転手でもある親なしでは行動できない。
自転車に乗れない子供もいる。
なにしろ誘拐や犯罪が恐いので、子供だけで行動することができないし、一人でなんぞ歩いたりしてはいけないのである。

この前の日曜日は、何も予定を入れてなかったので、案の定午後になって娘が友達と遊びたいと言い出した。

でも当日連絡しているかどうかもわからない。

「じゃあ、だめもとで電話してみるか!」

ちょうどお昼時だったが、電話してみると偶然友達は家にいた。

「もし今日時間があったら一緒に遊べない?」

と、聞いてみると、むこうはこれから博物館に行こうかと言っていたところだった。向こうの女の子はサマースクールも取っていなかったので、毎日うちの娘と遊びたがっていたらしい。だから大喜びだ。

「行き先を決めたらまた電話するね」ということで、準備に取りかかった。

10分後、「サイエンスミュージアムに決まったから30分後家にピックアップに行くね」と、連絡があった。

この地に住んでいながら私が訪れた博物館は片手以下。
その昔日系人博物館でボランティアをしていたことはあったが、他の博物館にはほとんど訪れた事がない。
子供たちはフィールドトリップでこれから色々な所に行くだろう。

ダウンタウンにあるミュージアムに行った。
そこは「人体の不思議展」をやっているところだ。
不思議展を観るには料金が必要だが、それ以外は寄付のみで観れる。細かいお金がなかったので、娘のお小遣いから$1をもらった。
ありがとう、娘よ・・・

中に入ったはいいが、娘は暗い展示場を怖がって全く入ろうとしない。
ほとんどの時間を廊下で過ごした。
こういうのはやっぱり大人が来る所なのかな~。
とはいえ、夏休みということもあって、家族連れが圧倒的に多い。

ざーっと観て、子供たちが体験学習をしている間、私たちは座っておしゃべりをした。といっても短い時間だが、お互い働くお母さんなので、親同士がゆっくりしゃべる機会はない。こんな時間が私に取ってはとても大切だ。

不思議展は一人で来てじっくり観る方がいいや。
でも一人でここに来る時間などあるのだろうか・・・かなりの難題である。

場所を移動して、ロビー入り口にロッククライミングをするところがあったので、連れて行った子供たち3人にお金を払って登らせてみた。

すると、あーらびっくり。

娘はお猿さんのように天井のてっぺんまで登ってしまった。
恐るべし脚力と腕力。
娘はてっぺんにあるブザーを鳴らして、ふゅるふゅるふゅる~っとロープで降りて来た。
お母さんはびっくりしたぞ

降りて来た娘にハイタッチをして喜び合った。
しかし・・・・私たち何しに来たんだろうね

そのあとお土産売り場に行って、サイエンスとはまったく関係のない、$2くらいのくらげみたいなヨーヨーを買った。
まあ、私たちのレベルはこんなもんであろう







冒険野郎 健在!

2008-07-21 20:58:52 | Weblog
私が冒険野郎と分類するおじさんと会った。

1年ぶりに出会った彼の風貌がちょっと異なっていたので、年齢からも病気でもしたのかなあ~?と思ったら、7キロ減量したのだそうだ。
それも今年に入ってから毎日ジョギングをして自然に減量したとのこと。
お見事

この人のことだから大陸横断でも企んでいるのかと思い、そう伝えると、

「じょ、冗談じゃないですよ! ただ健康のために走ってるだけです。年末パーティをしていたら、知人の女性に『あなたはただのアル中のデブ』と言われて、このやろ~と思って翌日から走り始めたんです」

という事であった。

今、彼は彼女に感謝しているに違いない。

人生と体型を変えるくらい痛烈な言葉を浴びせさせたんだから。

彼は決してデブでもなかったが(ただしアメリカ基準で)、このままではやばいとは思っていたらしい。
速攻行動に移したところがえらい!!!

で、大陸横断の話をしていたら、

「あ、そうそう。Hさん(冒険野郎仲間)がこの前サンフランシスコからロサンゼルスを自転車で走破しようというプランを立てて実行したそうなんですよ。結局二日目に膝が壊れてHさんはリタイアしたけれど、他の二人は完走したんですよ。」

と、教えて下さった。

彼らは大学生でも20代の男性でもない。
50―60代のええおっさんたちなのである。
飲み会の企画のように、自転車縦断の企画を企てるだろうか・・・・?
不思議なグループである。
でも、今度は何をやらかしてくれるのか、お会いするのが本当に楽しみで楽しみである



お墓の話

2008-07-19 23:58:59 | Weblog
台湾出身のHさんと話していたら、葬式の話になった。
彼もお父さんを5月に亡くしたばかりで、そのためにご家族で帰国されていた。
Hさんは滞米22年程で、台湾人の奥様との間に二人の娘さんがおられる。
財力は天と地の差があるが、滞米期間や同じ人種の配偶者がいること、娘がいることなど共通点も多い。
何より本当にナイスな夫婦なので、私は彼らが大好きなのだ。

「うちも6月がお葬式だったんですよ」

というと、

「僕たちの年はどうしても多くなるよね」

という話から、自分たちの時はどうするか、とか、クリスチャンのお葬式はどうだ、とか、この近所の墓地の値段はいくらか、などという具体的な話をした。

彼はクリスチャンなので、台湾でもクリスチャンのやり方でやったそうだ。

「小一時間ほどで、とても簡単だったよ」

とのことだった。

「うちは仏教で、いろいろな決まり事があって、費用もすごーくかかったんだよ」

ということを説明した。

「じゃあ短期間でそうとう学んだでしょ?」

「はい、相当学びましたわ。あなたが亡くなったら台湾のお墓に入るの? こっちのお墓にはいるの?」

「死んじゃったら自分がどこにいるかわかんないからどこでもいいよ」

これは夫と全く同じコメントである。

まあ、そういっちゃそうなんだが、墓守はおらんのか、墓守は。

以外と日本の地方は旧態依然としているのかな。
しきたりがわかるくらいの日本語能力があれば十分生きて行けるぞ。夫よ、娘よ。







オリンピックはいつ?

2008-07-19 23:56:36 | Weblog
日本にいたときは連日「オリンピックまであと何日!」的な番組が多くて、いろいろな選手に焦点をあてて盛り上がっていた。

アメリカに戻って来たら、「いつがオリンピック?」というほど、報道がない。いや、報道はあるけれど単に私がテレビを観てないだけなのかもしれないけれど、日本ほど盛り上がりはない。

大統領選挙と同じ年にオリンピックがあるために、よっぽどここがホスト国にでもならん限り盛り上がらんのだ。
ニュースはもっぱら選挙のことばっかり。
人によっては、今年8月にオリンピックがあることすら知らない人もいるのではないだろうか。

日本や他の国のように小さくても「おらが村」を代表する選手がいると絶対盛り上がるけれど、移民で出来たこの国は、すでに突出した能力を持った選手がいたり、他国からリクルートして国籍を取らせて出場させるので、体格的に不利になる日本人ともなると、その努力すらしようとも思わないのである。
ここにいたら陸上やバスケットでオリンピックに出れるとは思わない。
それは黒人スポーツだから。
だからファイナリストにアジア人がいると、本当に尊敬する。
それでもって無茶を承知で人生を賭けてトレーニングできる環境が最高にいいではないか。

自分の国だからこそそういう無茶なチャレンジができるのかもしれない。

頑張れニッポン!