ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

泣ける幸せ

2006-08-25 22:43:55 | Weblog
何かのビデオを見ていた時、ふと思った。

「泣ける」ことは、受け皿がないと安心して泣けないもんなんだなあ・・・と。

悔し泣き、嬉し泣き、テレビや映画で自然に出る泣き、感動の涙、などは一人でも泣けることなんだけど、我慢しなければ、あるいは、我慢ができる程度の泣きというのは、誰かがいると、あるいはいなければできない行為のように思った。
ということは或る程度「泣く」意識がないと後者は成り立たぬ。

強烈に覚えている泣くに泣けない状況を2つ思い出した。

一つは現役で大学受験に失敗したとき。
落ちるべくして落ちた高校3年の受験生活を送った私。
合格発表を見に行ったら案の定落ちていた。
帰りの電車の中で、一人、本当にわんわん泣きたかったけど、そこは誰も知り合いがいない東京の電車の中。
喉がじんじんしたけど、ぐーっと腹に力を入れて、泣くのを我慢した。

すると隣に座った親子連れの女の子がしくしく泣き出してしまった。

多分この子も受験に失敗したんだろうな・・・・

お母さんらしき人が励まして、車内は或る意味和やかな雰囲気が流れていた。

同じ立場なんだけど、こうやって親に甘えて泣いている女の子に強烈な嫉妬というか卑下にも似た感情を抱いた。

自分だけ可哀想に思うなっっっ

甘えんなっっっ!!!!
私だって泣きたいんだよ~っっっっっっ!!!!

誰も頼れないという地方出身者の現実を嫌と言う程思い知らされたのであった。

1年後、大学には合格して普通の大学生活を送った。

で、大学の4年間よく病院にお世話になった。西新宿にある大学病院では、当時通っていた大学の学生証を見せれば無料で検診・治療をしてもらったので、それこそそれに甘えてたくさん怪我もした。

大学2年か3年か忘れたけど、高熱が三日続いて夜中にタクシーで例の西新宿の大学病院に行った。
そして点滴をしてもらった。
一人で点滴がポトンポトンと落ちていくのを見ながら、ぼーっとしていた。
カーテンを境にして、隣では恋人同士らしき二人がいて、女の子が病人でしくしく泣いていた。
男の子が一生懸命慰めていた。

お前ら~、いい加減にせえよっっっっ

こっちも高熱で点滴打っとんじゃっっっ

それくらいで泣くなっっっっっっ!!!!
ぶぁか~っっっっっっ!!!!!!!

と、顔は平静ながら心では叫んでいた。

あれからもう20年たった。

今、外国生まれは全員「地方出身者」のアメリカで生きている自分に妙に納得出来るのであった。

超カルチャーショック!

2006-08-24 07:36:42 | Weblog
今,日本から2週間の予定で20歳のインターンの女の子が来ている。
彼女は日本の医療保険を学んでいるが、アメリカとの医療保険の違いを学びたいということで超短期間であるが、お手伝いしていただいている。

英語を書き慣れていないので、宛名をタイプしてもらおうと、

「タイプ打っといてくれる? わからなかったら言ってね」

と言葉を残し、仕事に戻った。

しばらくして、彼女の所に戻ったら、

「すいません、使い方がわかりません。というか、この機械初めて見たんですけれど、何ですか?」

と言われてしまった。

え?・・・・・・・・・・・・

言葉を失ってしまった。

彼女はコンピューターもワープロも打てるし、タイピングも速い。
しかし、旧型のタイプライターは見た事が無かったのだ。
20年前って80年代だもんなあ・・・

「封筒をこうやってここにいれて、くるっと回して、ワープロ同様タイプを打って、改行キーもコンピューターと一緒。」

などと、ガーンとなりながら、手短に伝えた。

蓄音機を知らない子供だっているんだし、東条英機を西城秀樹と言った馬鹿もいたし、時代の流れから言えば当然と言えば当然なんだが、今まで当然と思っていた事だったので、自分自身ショックだった。

「世の中は進んでいるんですよ」

という、二十歳の女の子の言葉にがっくり肩を落とした私であった。

日本人ってすごいっ!

2006-08-23 08:15:26 | Weblog
今朝の日本語放送を見てプチ感動してしまった。

ANAとJALがガソリン高騰の対策として機内のスプーン、フォーク、座席の軽量化を量り、燃料を節約するというニュースだ。

こ、これはすごい・・・・。

いや、もしかしたら日本に住んでいたら当然のアイディアかもしれぬ。
ところがアメリカにはこのような概念がないのだ。
ガソリンが高くなった。
それに対して飛行機会社はどうするか、なんて絶対考えない。
取りあえず、運賃値上げでしょ。
そして文句ばかり言うアメリカ人。
決して自分から何が出来るか、ということを考えない人種だ。
だからアメ車から電気とガスで走る車なんてのは、まず思いつかないと思う。
そういう土壌が無いからだ。

日本人はこういう工夫にかけては一番優秀な人種ではないかと思う。

節約が日常的に行われているし、主婦雑誌ではどうやって節約しているか競っている嫌いさえある。
テレビ番組では「伊藤家の食卓」(2-3回しか見た事無いけど)生活の知恵を競っているし。
ああいうプチ工夫がアメリカにはまーっったくないっっっ!!!!!!!!

もし穴があいたらそれを塞ぐ。
はげたら其の上に上塗りをしまくる。
お金がなくなったらクレジットカードで払い借金を増やす。で、自己破産。
節約して我慢する、という概念が全くない国。

アメリカの航空会社は、ただでさえサービスがないんだから、せめてもの償いとして、自社のFAの体重軽減を必ず実行し、デブFAは乗せない規則を作るべきだ。
確実に燃料は節約できる。

アメリカはつぎはぎ経営ばっかりしとったら、そのうち罰あたるぞ!

ある駐在員の妻の立場

2006-08-19 23:34:21 | Weblog
最近ずっと会っていなかった友達と会う機会があった。
近況を聞いたら、「帰国が決まった」とのこと。
ということは、ご主人の立場からすると「栄転」であるが、彼女一家はずっとアメリカに留まりたいと望んでいた。

まず友人は高校からアメリカ留学をし大学卒業までずっと滞米しつづけ、働き、そして駐在員の男性と結婚をした。
子供たちは二人いて、上のお嬢さんは日本生まれ、下の男の子はアメリカ生まれである。

ご存知のように(会社にもよるだろうが、一般的に)駐在員は手当が非常に良いので、かなり裕福な生活ができる。
例外無く彼女もその恩恵を受けていた。
永住権があるわけではないので、彼女は「学生ビザ」「H1」「駐在員の奥さんビザ」で滞米している。

ちなみに留学生活が長い外国人にはこういう人もけっこういる。
たいていは現地の人と結婚するが、独身の人もいらっしゃる訳で、そういう人は自国に帰っても、もはや順応できず、ずっとずっと学生ビザを取り続けるということにもなる。必然、学歴が高くなり,最後はもうそれ以上の学位がない、というところまで通うのである。

アメリカの幼稚園の送り迎えの場合、「そのまま起きて来たんかい!」という母親も多いが、娘が通う幼稚園は駐在員の子弟が多いので、お母さんは小奇麗な方々が多い。
細身の身体、流行の洋服やバック、スカートまではいている女性はここでしか会えない。
其の中でも友人はピカリと光っていた。つまり、常にブランドもののバッグを持ち、とても奇麗な格好をしていたのである。ここまでする人は逆に稀であるが、決して傲慢というのではなく、そういう家庭で育って来た方なんだろうな~と想像するのみである。
野武士のような私と友達で居てくれている事自体、不思議である。

通う幼稚園を現地の授業料の高ーい幼稚園に変えて以来,全然会う機会がなかったんだけど、会った途端「帰国命令」の話をしてくれた。

おまけにご主人のお父さんがガンで入院。
ご主人の帰国は絶対だが、友人は全く帰るつもりはない。しかし、帰国しなければビザもなく、違法滞在になってしまう。

「そんなにここって魅力的な場所なのだろうか・・」

とふと疑問を抱く私であったが、おそらく期限付きの滞在であれば「もっといたい」と思うであろうし、無期限の滞在なら「帰りたい」ともうのが人間であろう。

もし友人がビザのスポンサーをしてくれる会社を見つけて、子供二人を養いながら別居生活をするとなると、今後彼女は「生活のために」働かなくてはならない。
今までのように「自分のために働く」ことは、なくなる。
ご主人はご主人で自分の生活、キャリアアップに必死で働かなくてはならないだろうし、別居を選んだら、それなりの覚悟で生活しなければならない。
そこまで犠牲にして彼女はここでの生活を選ぶだけの覚悟はできているんだろうか。
あの裕福なお嬢さんが、そこまで生きるための稼ぎ頭になれるのだろうか・・・

いや、意外となれたりして・・・・。

会社は「奥さんも早く帰国してください」と促しているようだが、家庭状況を見ても、会社への義理を果たすためにも、一度は帰るのがすじというもんだろう。
ここまで良い生活をさせてくれたのは会社あってのことだからだ。

それで、本気で滞米生活を望んでいるなら事業を起こして渡米するしかない。実際そうやって頑張っている人もいるし、そういう人は人間の幹が太くしっかりしている。

多分、どんなにもめても最終的には帰国するとは思うが、日本で家庭生活を初めて送ることになる友人家族。
素敵な家族なので亀裂なんぞ入らぬよう祈るばかりである。



心筋梗塞のお値段

2006-08-18 23:02:03 | Weblog
知人のお父さん(64歳)が心筋梗塞で入院した。
ちなみにアメリカでは65歳からメディケアという老人保険が適用される。ただし全病院で使用出来るわけではなく、メディケア取り扱い病院・医院のみで利用できる。
知人のお父さんは保険に加入していなかった。そしてメディケアがもらえるまで、あと4ヶ月を残していた。

すぐERに運ばれ入院。
入院期間中angiogramの検査。
三日後退院。

後で請求書をもらったお父さんは再び心臓発作をおこしそうになった。
請求額は$97,000.00(約1千万円か)。

一体何がどうなってこの値段になっているのかは不明である。
命は助かったが、経済的打撃は相当大きい。
息子が病院とネゴーシエーションをするが、全額は払わなくていいと思うが、こういう話を聞くと、健康維持にお金を多少かけても安いもんだと思うのであった。

テロ騒動

2006-08-11 21:27:03 | Weblog
イギリスで21人のテロ関与者が逮捕されたとのことで、ここLAXでも警備は最高から2番目のalertとなった。朝からラジオではこのことでもちきりで、どれだけ空港が混雑しているかを報道していた。
折しも夏休みまっただ中。
ただでさえ込み合うLAXなのに、さらなる警備でもう空港は機能してないんじゃないかと思う。
私みたいにたまーにでも海外に行く人は(厳密には帰省になるが)とても多く住んでいるLA.
国際空港がバス停みたいに利用されているので、こんな事件がおこると被害を被るのが一般乗客。
2-3時間のフライトならともかく、10時間前後飛行機に乗らなければならない乗客など、飲料水の入ったボトルも持ち込み不可というのはかなりきつい。
ビジネスクラス以上に乗れるならまだしも、エコノミークラスだと水やその他の飲み物が常時なされるというギャランティーはなく、バッグにでも入れておかないと脱水症状になってしまう。
幼児が一緒なら苦痛なフライトでしかないじゃろうに

9/11後に導入された警備のTSAも形だけで税金の無駄使いとしか思えない。
あんな形だけの警備でどうテロを防ごうというのだ。

テログループは頭がいい集団。
液体が爆発するような小型装置なんて映画だけの話だと思っていた。
私なんぞテログループにさえ就職できない。
そんなゲリラ的グループに対して、大した仕事もできない人達の寄せ集めであるTSA集団。
このギャップをどう埋めろと言うのだ。

トラブルがあると大金を投じて形だけは整えて細微が疎かになるのはアメリカの典型だ。
どんどん税金を投じて、役職を作って、喜ぶのは仕事を大してせずして給料をもらっている公務員達だけだ。

おかしくてしょうがない。
でもこれが現実。



日本語には聖子ちゃんが入る

2006-08-11 06:26:27 | Weblog
普段日本語をしゃべるときはウグイス嬢ばりにしゃべる女性も、こと英語をしゃべるときは低音でドスをきかせるような声になる。
以前から思っていたことなんだけれど、それが一人や二人ではない。
人格が変わっているのかもしれないし、そういう風に聞こえる言語の特色かもしれない。
日本語だったら、物が落ちても、

「あ~、落ちちゃった~

みたいに、ちと聖子ちゃんが入る要素が大きいのだが、英語だと、振る舞いまでもがかなりドライで大雑把になるから不思議。

電話の応対をしてもらうときも、そんなけんか腰にしゃべらなくても・・・・
とこっちがはらはらする同僚もいるんだが、本人はかなり普通の営業トークらしい。
となると、これはその言語が持つ特徴としか思えず、英語がそういう直接的に物を伝えることに優れている言語だからけんか腰に聞こえるんだろうし、それがいかん、という訳でもない。
よそもンで構成されている国だから、回りくどい良い方だと誤解ばっかりが生まれるんだろうなあ。だからはっきりぱしっと言わねばいかんのだろうなあ。

でも、相手が丁寧に応対しているかしていないかは、言語に関わらず物の良い方でわかるので、やっぱりどんな言葉をしゃべるにしても丁寧に応対してもらうに越した事は無い。

あっぱれ! お達者倶楽部

2006-08-07 22:15:41 | Weblog
先々週だったかあるセミナーで半日講師をさせてもらった。私が講師をするくらいだから、レベルも知れたもんだが、午前中はれっきとしたK大医学部出の血液専門医がご講義をされた。
このギャップもまた良い。

午後は私の部で、まーランチの後だし参加者が眠らないようにとにかく参加型でやるっきゃない。
一番前に座っていた妙齢のご婦人達。
アメリカ生活が長い女性特有の濃い化粧で年齢がさっぱりわからない。
若くはないがそう年とってそうでもない。
でも、それなりに一生懸命聞いてくださっている。
こういう方には本当に救われるので、こっちも一生懸命になって、復唱して簡単に覚えられるようにする。

若い人は留学生でも英語がしっかりわからないと授業についていけないから(卒業する頃には英語に不自由しなくなる)、資格取得後は英語のセミナーに出席する傾向があるし、其の方が最新情報も得られる。でも、老年の先生方は誰でも資格を取れた時代に取得したために、英語に不自由がある。
いわゆる残された方々の面倒を私たち若い者が見なければならないんだが、それでも彼らは一生懸命だ。
おそらく平均年齢70くらいじゃなかろうか。

それはともかく、最後は治療大会みたいになって、一番前に座っていたご婦人が、吹けば飛ぶようなおじいちゃん先生に、

「あなた、ここに寝てご覧なさい!」

と半強制的に寝かせてマッサージを始めた。
おじいちゃん先生は痛みのためか、足がぴくんぴくんを上に上がっている。

大丈夫か~。

そんなことは全く気にも留めず、厚化粧先生は揉みまくる。

そして、

「あなたまだ若いんだからもっと頑張んなきゃっ!」

と、おじいちゃん先生に発破をかけていたのである。

えっっっ?! おじいちゃん先生がまだ若いって、一体そういうあなたはおいくつなんですか?

「78歳よ」

ひえ~っっっっっっっっ

父と同い年ではないかっっっっっ!

信じられない・・・・・
彼女のこの若さとエネルギーは一体どこから来てるんだろう。

おじいちゃん先生はその物腰で85から90歳くらいに見えたが、意外に若くてびっくりした。78歳と76歳の会話を聞いて、ただただあっけにとられる私。
一方で腹がよじれるくらい(心で)笑った。

「何でそんなにお若いんですか?」

と、いう素朴な疑問に、

「韓国ドラマを見てるから。あとは生活の心配が無いから安心して働けるのよ。娘が生活費を送ってくれるからね。仕事は昔みたいにばりばりやってないけど、まだ続けてるわよ。」

と、答えてくださった。

そうか、韓国ドラマと現役生活と安定した生活か・・・・。

未だに「冬のソナタ」も見た事が無い。
早く追いつかねばいかん。

まだまだ仕事をしているから若いし、何よりも彼女自身人に対して感謝の気持と敬意を表していることが話していてい感じられる。

アカデミックな知識そのものより、人生の年輪を重ねて来た彼らに対して、

「ありがとうございます」

「申し訳ない」

「恐縮です」

「もったいないです」

という言葉が自然に口をついて出て来た。

このセミナーの前日は気持が酸っぱくなるような嫌な事があったんだけど、このセミナーでの人々の出会いで、ぱーっと辺りが明るくなった。
すごく気持が爽快になって洗われたというべきか。
有り難い出会いをさせていただきました。

滞米期間の密度

2006-08-07 07:41:53 | Weblog
私の滞米期間はたまたま18年くらいになってしまったが、あんまりそんなに長いこといる感じがしない。密度でいうと薄い方だと思う。
いや、大学に通ったりその内容を考慮すれば日本にいたときに比べれば相当濃いが、一般社会生活内容は薄い。

居る割には知らないことが多いし、観光名所やショッピングの裏技的情報は短期しかいない駐在員の奥さんにはかなわない。
彼女達には強力な口コミがあるため、どこに何があるかはしっかり把握しているのだ。
滞在期間が3-5年と制限付きであるために彼らは貪欲に動き、旅行する。
こうでもしなければどっこも行けないもんな。

私といえば、かつては自宅と学校の行き来のみ。今は自宅と仕事場の行き来のみ。
いる場所も2カ所のみなので、携帯の必要性が無い。
使い方もかけるだけしかわからないので、昨日夫にメッセージの聞き方を教えてもらったら、

「おまえ全然メッセージ聞いてないぞ。去年のまではいっとるぞ。」

と全部消してくれた。しかもほとんどが夫の、

「ちょっと~、いつ帰るの~?」とか

「今日のご飯は~」

みたいなくっだらないメッセージばっかりなのだ。

夫は妻に残したメッセージを自分で消していた。ぷぷぷ・・・・

受付嬢とも話した事があるのが、

「こんなに携帯オンチだと彼もできやしない」

ということであった。

まあ、作るつもりも無いけど。

今までは「携帯にかけても(メッセージを聞けないので)応対できませんから連絡は会社か自宅にお願いします」と伝えていたが、メッセージを聞けるようになったので、かけていただいても大丈夫だ。

話は戻るが、先々週に帰国した企業留学生の知人は、滞在期間1年の間に、大学の授業のみならず、高等裁判所呼び出し2回とか、警察に捕まったとか、普通の人が経験しないことを何度も経験して帰国した。
どれも交通違反関連だが、以前チケットを切られた時にも話題になった彼女である。
彼女の場合、起こさなくても良いトラブルを自らの不注意のために起こしてしまったというのが私見であるが、トラブルを起こした際の彼女の言動がすごい。

とにかく戦うのだ。

私を含める一般の方々なら、言い合いをするストレスや多少なりとも鬱になる「負」の部分を考えて、面倒だからいいや、と諦めたりお金を払って済ませたりする事が多いかと思う。
しかし、彼女は無駄な時間とわかっていながらも戦い、逆に勝利をもぎ取ってくるのだ。(お金はリファンド程度で報酬があったケースはゼロ)。

彼女は留学期間中にアメリカの不合理を肌で感じ体得して行った。

将来、彼女の会社が村上ファンド(もうない?)か、楽天に合併されるようなことがあれば、彼女を先陣に立たせ戦うのが有利かもしれぬ。私はおすすめするね。
でも部署があまりにも違いすぎるか・・・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。

昨日の午後、あまりに娘が暇がっていたので、友達のうちに遊びに行った。こういうことってもしかして始めてかも知れない。私も忙しいくて友達のうちに行くということが皆無だし、娘もなんやかんやと忙しくしているからだ。

Jちゃんというお宅に、日本からMという友達が子供連れできているので、その子供達と遊べるのがうれしい。Mさんも去年までここに住んでいたので様子がわかっている。
行くと、ご主人が庭仕事をしててJちゃんとMさんんは買い物。子供達は家でお絵描きや宿題をしていた。
事前に其の事を聞いていたので、娘にもお絵描きgoodsを持たせた。

寺子屋みたいに低い机に向かって正座して好きな事をしていた。

5人も子供がいると託児所状態だが、かなり平和に遊んでいた。

その間,私は友達んちにある雑誌を読んでいた。

martというのがあって初めて読んだが、雑貨の雑誌だった。
そこには「帰国ミセスの何とか~」みたいな紹介が出ていて、アメリカならIKEAのこの商品がどうたら、とか、ジンボリーの服がどうたらとか、とっても素敵に載っているのだ。

ふーん、こういうなのが受けるんだ・・・・

ここに住んでいると、本当にどうってことない店や商品が、日本の雑誌に出ると魔法がかかったように素敵な商品にみえるから不思議である。

ほうほう、こういう物が喜ばれるんだ。

と参考になる(ほぼお土産決定)。

しばらくして、友人が買い物から帰って来た。

そして、両手にはIKEAの袋が!

「あー、IKEA 行ってたの~? ちょうど雑誌読んでたとこなんだ~」

「こっちいるとどーってことないのによく写ってるよね~」

と同じ事を言っていた。

雑誌社のマーケティング力の成果であろう。

その後、恐らく10数年ぶりという「午後お茶をする」という贅沢な時間をすごしたのであった。

私の生活、充実しているのか乾いているのかわからない

娘が遠くに行ってしまう時

2006-08-04 21:46:51 | Weblog
水曜日、珍しく早く帰宅した私。6時半までには帰宅できていたと思う。

(今日は久しぶりに皆でご飯が食べられるな~)

などと思いながらドアを開けたら、もうすでに夫と娘はピザを食べ終えていた。そして、これから食後の自転車乗りに行くと言う。

早く自転車に乗りに行こうと夫にせかす娘。

もうすでに夕食は夫と娘の決まったパターンが出来上がっているようだった。

なんだか夕食に帰って来たら全然歓迎されないお父さんみたいじゃないか・・・・

私と一緒に食べると自転車に乗る時間が明らかに減ってしまうので、さっさとヘルメットをかぶって準備をしていた。

ただでさえ一緒にいる時間がないのに、もう4歳でこれか・・・・


もう家族の時間に私が入る隙はないのだろうか。

お母さんは家族のために一生懸命働いてるんだあぞ~!!!!

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今週は娘と同じ年のいとこが四日間のみのゴルフレッスンを取った。
朝9時から10時までのクラス。
それが今日までで、なんと娘は其の後、午後サーカスを見に行き、夜はエンジェルスのゲームを観戦予定。
サーカスは米人の義兄の甥っ子がそこで働いているとかなんとかで、行く事になったらしい。

当然帰宅しても一人。

娘はどんどん自分の世界を広げている。
私の知らない世界をすでに歩んでいる。
私はどんどん取り残されている感じ。

お母さんちょっと寂しいあるよ