ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

自主練

2011-06-03 06:13:24 | Weblog
先日、お休みを利用して坂道ダッシュなるトレーニングに参加した。
52-3歳の女性ランナーが誘ってくれたんだが、下りの坂道を利用してスピードの練習をするそうだ。車を下りのゴール地点と上ったスタート地点に置いておかなければならないので、二人以上は必要なトレーニングだ。
さっそく9時半にゴール地点に集合した。
そこには坂道の師匠と幼稚園時代のママともがいた。

「あれー、ひさしぶりー。SさんってSさんのことだったの!?」

まさかSさんと呼んでいた人が彼女とは思わなかったのでびっくりした。そして細くなっていて2重にびっくりした。
「幼稚園のときは産後でぶよぶよだったからね~」
と、誰もが抱える産後の肥満に笑った。

「M先生も走ってるんだよ」
と、びっくりすることを教えてくれた。M先生は幼稚園の先生もしていたが、私は娘さんをバイオリニストに育てる厳しいお母さんの面の方が強く印象に残っていたので、まさか彼女が走るとは夢にも思わなかった。運動には縁がない方だと思っていたからだ。健康状態が思わしくなかったM先生も走り始めたそうだ。
皆健康を考えるようになったんだなあ。かくいう私もその口だし。

ゴール地点からスタート地点まで車で移動するが、この距離が結構長い。こんな長い距離、本当に走るの?
車内でSさんが、
「これいいよ~」
と、Garmin社のGPS機能のついた腕時計を見せてくれた。
へえ~、こんな凄いのがあるんだ。多機能だと使いこなせないので、一番シンプルなのを買った方がいいと教えてくれた。さっそく頭に刻み込んだ。
ママともの情報は本当に助かるな~。

スタート地点に行ったが、こんな場所があるんだ。坂道師匠は本当に色んなことを知ってる。
師匠は危険を顧みず、山の中でも普通の道でもどんどん一人で道を見つけて行く。
さながらランニング版満蒙開拓団か。

山道をちょっと上ってスタートした。
たまたま私がピンク、師匠が黄色、Sちゃんが青のシャツを着ていた。
朝からものすごい形相でこんなに走っているおばさんを世間はどう思うのだろうか・・・。

4マイルぐらい過ぎて、徐々に下りの坂道に入った。
「あとどのくらいあるの・・・?」
と、ゼロゼロ言いながら聞くと、
「もうすぐだよ」
と、言うお答え。でもいつまでたってもゴールは見えないんですが・・・。
そして師匠はどんどん先を行き、Sさんとの間もどんどんあいてきた。
二人とも凄過ぎるよ~。
私は転ばないように、走るのみ。スピードを出したくても出せない。

回りは優雅な風景が満載。気持ちいいけどしんどいよ~。

これ以上速く走れないので、マイペースでとことこ走り続けた。
長い・・・・日焼けで顔も痛い・・・・

そしてやっとの事でゴールに辿り着いた。
先に到着していた二人が待っていてくれた。
いやー、参りました。お見それしました。

師匠が、
「10キロって言ったけど12キロ走ってたわ~」
と、げらげら笑いながら教えてくれた。
10キロでも12キロでも私にはきつかっただよ。
こんな距離いつもやってんですか~。

後で聞いたら、師匠のご主人が、
「あのコースは普段、別のコースをちゃんとトレーニングした後、マラソン前に仕上げに走るコースなんですよ。レースもないのにそんなところにつれていって嫁はぞなさんによっぽど恨みでもあるんでしょうか」
と教えてくれた。
多分師匠は色んなコースを私に見せたくてしょうがないらしい。
以前も獣道のような山のトレールに連れて行ってくれて、私も泣きそうになったもん。

「また色んなコースがあるから行きましょう! 今度はサンタモニカのトレールランに登録しましょうか!」

と坂道師匠は笑って言ってくれた。
サンタモニカのトレールランって鬼のように厳しいとレールランじゃないっすか。
さすがの師匠も根をあげて、「もう二度と出ない」って聞いた事あるけど・・・・。

しかし、この師匠。50過ぎてこの体力はすごい。そしておしゃれ。
先輩、どこまでも着いて行きますっっ!


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2 コメント

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努力!! (リサ)
2011-06-12 12:28:17
拍手です!!凄い!!
毎日のワーキングに加えてのハードなトレーニング。凄いです!!ぞなさん!!

突然ですが米国人気ドラマ『ゴシップガール』の話を。
主要登場人物ブレアは名門イェール大学に入る為ずっと努力してきた。勿論、成績はオールA。
なのに成績がイェール大学に届かない
セリーナがイェール大学の選考部長に面接で気に入られ…。

セリーナが五輪チャンピオンとか『特別な立場』なら理解出来る。
が、『セレブ雑誌』に一回載っただけで選考部長に気に入られ
イェール大学の内定が貰えそうになるのはオカシク無いでしょうか?
ドラマ観ていて『こんな曖昧な選考基準なら「裏金」が動き易いのでは?』と思いました。

インターネットで調べたら『米国の大学の選考基準はドラマみたいな事をやっている』と書いてる人がいました。
あの名門ハーバードも!!成績より『個性?』重視だと。
名門高校の生徒より不良高校のトップの方が『個性?』があって受かり易いっ!?(日本の不良漫画を例に出してた)
まぁ書いた人が正しい事を言っているとは限らないので…。

本当のところどうなのでしょう?
もし『ドラマ』の通りだと『努力』の意味が無い気がしますが…。

まだ日本の大学入試試験の方が公正ですよ…。


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まだわかりません (zona)
2011-06-13 13:15:08
まだ子供が大学受験に直面してないので正直わからないですが、ないこともない話かもしれません。こういう国ですから。
知人の息子さんはSAT(共通一次みたいなの)の数学で満点をとっていて、他教科もいい成績なのにUCLA, UCバークレーというカリフォルニアではトップクラスの大学に入れませんでした。じゃあ、どうすれば入れるの?って感じです。
成績だけじゃないよ、ということなのでしょうが、ホント、真面目なアジア人には酷な話ですよ。
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