今日は生まれて初めて人間ドックに行った。
人間ドックは日本特有のシステムで、アメリカにはない。日本からの駐在員は福利厚生の一部としてその恩恵に預かれるが、一般人にその恩恵はない。
自治体が推進することもない。
要は自分で自分の体のメンテはしろよ、という社会である。
自分で責任を取らなければならないのである。
しかし、同じことをアメリカでするなら、かるーく1000ドルは越すので、こういうパッケージプランに優れている日本でやろうと以前から思っていた。
近所の病院でできるように以前から申し込んでいたので、大変助かった。
朝9時前に自転車こいで行った。
検査項目はいろいろあるけれど、
・尿検に血液検査
・胸部X線
・子宮がん検診とマモグラフイーを含む婦人科検診
・胃のバリウム検診
が、大きな検査というところか。
お決まりの身長体重では朗報が。
今まで自称164cmであったが、驚くべきことに身長が166.5cmになっていたのだ。
日本に住んでいたときは、背が低い男性も女性も多く、背が高いこと、体格がいいことがコンプレックスだった。特に外見を気にするお年頃だったのもある。だから身体検査があるごとに姿勢をわざと悪くしたり、背が低く見えるようにしたりしたもんだが、アメリカに渡ってから私のサイズが標準であること、体格がいいことや身長が高いことが美徳であること、女性でも170cm,180cmはざらにいること、などなどがいいように働いて、どんどん姿勢をよくするようになった。
むしろ背が高い方が絶対有利。
歩き方がへんだったりするとそれだけで教養がない人間に見えるから不思議なのだ。堂々と立ち振る舞うことがどれだけ大事か。
その努力のかいあって、効果が出たということだ。
いや、実際は歩き方とか立ち方とかまだ改善の余地多いにありだが。
自分のオフィスで計ったとき、インチをセンチに計算し直して166cmだったが、実は半信半疑だった。うちの器具、超マニュアルだし、本当にあってんのかな~、なんて。
でもこれで確信に変わった。
40過ぎて2.5cmの成長・・・・
衰えることが多いのに、嬉しいじゃないか!
尿検も血液検査もスムーズに進む。
妊婦さんや予約のない患者さんも多く来る産婦人科は待ち時間が長い。ここでちょっとひっかかった。
たまたま持参した「佐賀のがばいばあちゃん」を読み切れた。
それはともかく。
子宮がん検診のとき、検査台にあがるのだが、それが全然アメリカと違う。
アメリカの場合はかならず検査する相手のドクターの顔が見える。
つまり普通の台の上にごろんと仰向けになり、足を開く。
日本の場合(私が行った病院の場合)は、カーテンが仕切られて向こうの様子が全く見えない。検査台もハイテクで、最初は椅子のようなポジションで、電動で足の部分が開き、背も後方に倒れる。斜め45度くらいでとまる。
そして、誰が検査をしているのかわからないが、ちゃちゃちゃっと手際良くしてくれた。
しかし、カーテンの向こうに、たとえば100人の人がいてもわからないし、ちょっと不気味だな~。もし、患者さんを間違えたらどうすんだろ。
ともかく医療器具、医療用品・装備に関しては日本の方が数倍上回る。それは個人経営規模でも大病院でも共通すること。
アメリカだと検査台も検査器具も個人のクリニックレベルだとかなり原始的かもしれない。
初めてしてもらったマモグラフィーは優れものだったが、ない乳をさらに押しつぶされ、痛かった。
参考までに,仮に豊胸手術をした女性がマモグラフィーを受けられるのか、聞いてみたところ、中のシリコンや生理食塩水が破ける恐れがあるから、しない方が良いとのことだった。
入れることで乳がんになる恐れ大だし、発見も遅れるしでいいことないよう
な気もするが、アメリカに住んでいるとこれがまた一般的に行われているから恐いんだな。
それにしても全体的に言えることは、システムがてきばきしていること、臨床検査技師は看護婦さんが有能なことには驚かされる。
あれだけてきぱきできる人材ってアメリカでは育ちにくいんじゃないのかなあ。
アメリカは個人の差が大きすぎるが、日本は平均的レベルが高い。
まあ、これはどの分野もそうかもしれないけど。
最後にバリウムを初めて飲んだ。
思ったよりいけた。
バリウムを胃の壁に塗り付けるために、台の上でぐるぐる回る。
それにしても的確な指示には感心の一言。
でも体力的に限界のある検査かもしれない。
検査の後、後で気づいたが唇にバリウムがしっかり付いていた。看護婦さんが緩下剤と飲み物を買えるカードを下さった。
水分とるの何だか久しぶりだな~。
ごくごく飲んだが、ぼーっとして雑誌を手にしても活字を追うのがとてもしんどい。体がぐらーっとする。ぼーっとして内診の順番を待った。多分こういうしんどう状態になるからバリウム検診って最後になってんのかなぁ。
かなり待たされて最後の内科検診。
超音波で内臓を検査して異常なし。
今日、その場でわかる検査結果はほぼノーマルであった。
もちろん多少の問題はあるけど、命にかかわることでもないし、上手につきあっている状態なので、特に気にすることもない。
検査結果は後で郵送されるだろう。
午前中いっぱい使って、検査は終わった。
根本的に病院が大好きな私としてはとっても楽しい半日であった。
保険を持っていないので、全部実費。
この検査を会社がある程度負担してくれる日本人はラッキーだ。当たり前と思ってるかもしれないけれど、とても素晴らしいことなんですよ、これは。
気になるお値段は約4万5千円。
これで現状の健康状態は把握できるのなら安いもんであろう。
車検と一緒だ。
今後20年は働けるかな
人間ドックは日本特有のシステムで、アメリカにはない。日本からの駐在員は福利厚生の一部としてその恩恵に預かれるが、一般人にその恩恵はない。
自治体が推進することもない。
要は自分で自分の体のメンテはしろよ、という社会である。
自分で責任を取らなければならないのである。
しかし、同じことをアメリカでするなら、かるーく1000ドルは越すので、こういうパッケージプランに優れている日本でやろうと以前から思っていた。
近所の病院でできるように以前から申し込んでいたので、大変助かった。
朝9時前に自転車こいで行った。
検査項目はいろいろあるけれど、
・尿検に血液検査
・胸部X線
・子宮がん検診とマモグラフイーを含む婦人科検診
・胃のバリウム検診
が、大きな検査というところか。
お決まりの身長体重では朗報が。
今まで自称164cmであったが、驚くべきことに身長が166.5cmになっていたのだ。
日本に住んでいたときは、背が低い男性も女性も多く、背が高いこと、体格がいいことがコンプレックスだった。特に外見を気にするお年頃だったのもある。だから身体検査があるごとに姿勢をわざと悪くしたり、背が低く見えるようにしたりしたもんだが、アメリカに渡ってから私のサイズが標準であること、体格がいいことや身長が高いことが美徳であること、女性でも170cm,180cmはざらにいること、などなどがいいように働いて、どんどん姿勢をよくするようになった。
むしろ背が高い方が絶対有利。
歩き方がへんだったりするとそれだけで教養がない人間に見えるから不思議なのだ。堂々と立ち振る舞うことがどれだけ大事か。
その努力のかいあって、効果が出たということだ。
いや、実際は歩き方とか立ち方とかまだ改善の余地多いにありだが。
自分のオフィスで計ったとき、インチをセンチに計算し直して166cmだったが、実は半信半疑だった。うちの器具、超マニュアルだし、本当にあってんのかな~、なんて。
でもこれで確信に変わった。
40過ぎて2.5cmの成長・・・・
衰えることが多いのに、嬉しいじゃないか!
尿検も血液検査もスムーズに進む。
妊婦さんや予約のない患者さんも多く来る産婦人科は待ち時間が長い。ここでちょっとひっかかった。
たまたま持参した「佐賀のがばいばあちゃん」を読み切れた。
それはともかく。
子宮がん検診のとき、検査台にあがるのだが、それが全然アメリカと違う。
アメリカの場合はかならず検査する相手のドクターの顔が見える。
つまり普通の台の上にごろんと仰向けになり、足を開く。
日本の場合(私が行った病院の場合)は、カーテンが仕切られて向こうの様子が全く見えない。検査台もハイテクで、最初は椅子のようなポジションで、電動で足の部分が開き、背も後方に倒れる。斜め45度くらいでとまる。
そして、誰が検査をしているのかわからないが、ちゃちゃちゃっと手際良くしてくれた。
しかし、カーテンの向こうに、たとえば100人の人がいてもわからないし、ちょっと不気味だな~。もし、患者さんを間違えたらどうすんだろ。
ともかく医療器具、医療用品・装備に関しては日本の方が数倍上回る。それは個人経営規模でも大病院でも共通すること。
アメリカだと検査台も検査器具も個人のクリニックレベルだとかなり原始的かもしれない。
初めてしてもらったマモグラフィーは優れものだったが、ない乳をさらに押しつぶされ、痛かった。
参考までに,仮に豊胸手術をした女性がマモグラフィーを受けられるのか、聞いてみたところ、中のシリコンや生理食塩水が破ける恐れがあるから、しない方が良いとのことだった。
入れることで乳がんになる恐れ大だし、発見も遅れるしでいいことないよう
な気もするが、アメリカに住んでいるとこれがまた一般的に行われているから恐いんだな。
それにしても全体的に言えることは、システムがてきばきしていること、臨床検査技師は看護婦さんが有能なことには驚かされる。
あれだけてきぱきできる人材ってアメリカでは育ちにくいんじゃないのかなあ。
アメリカは個人の差が大きすぎるが、日本は平均的レベルが高い。
まあ、これはどの分野もそうかもしれないけど。
最後にバリウムを初めて飲んだ。
思ったよりいけた。
バリウムを胃の壁に塗り付けるために、台の上でぐるぐる回る。
それにしても的確な指示には感心の一言。
でも体力的に限界のある検査かもしれない。
検査の後、後で気づいたが唇にバリウムがしっかり付いていた。看護婦さんが緩下剤と飲み物を買えるカードを下さった。
水分とるの何だか久しぶりだな~。
ごくごく飲んだが、ぼーっとして雑誌を手にしても活字を追うのがとてもしんどい。体がぐらーっとする。ぼーっとして内診の順番を待った。多分こういうしんどう状態になるからバリウム検診って最後になってんのかなぁ。
かなり待たされて最後の内科検診。
超音波で内臓を検査して異常なし。
今日、その場でわかる検査結果はほぼノーマルであった。
もちろん多少の問題はあるけど、命にかかわることでもないし、上手につきあっている状態なので、特に気にすることもない。
検査結果は後で郵送されるだろう。
午前中いっぱい使って、検査は終わった。
根本的に病院が大好きな私としてはとっても楽しい半日であった。
保険を持っていないので、全部実費。
この検査を会社がある程度負担してくれる日本人はラッキーだ。当たり前と思ってるかもしれないけれど、とても素晴らしいことなんですよ、これは。
気になるお値段は約4万5千円。
これで現状の健康状態は把握できるのなら安いもんであろう。
車検と一緒だ。
今後20年は働けるかな