残暑厳しい甲府でございました。
日中は34・35度くらいだったでしょうか。
セミたちの短い夏ももうそろそろのはずですが、
元気に鳴いて、あれっ、8月かしら?というような暑さでした。
来館されるお客様の館内での第一声は、「涼しい〜♪」でした。
先日の中秋の名月で秋の気配も深まったと思いきや、暑い夏日に逆戻り。
体調管理にはお気を付け下さいませ。
7月20日から開催中の信玄公没後450年カウントダウン企画展
「名将武田信玄と名臣山本菅助」
テーマ1「山本菅助 その伝説と実像」の後期展示が本日から始まりました。
テーマはそのままに、展示物が入れ替わりました。
新たに展示されています資料は、
①武田晴信判物(個人所蔵 安中市学習の森ふるさと学習館寄託)
②武田晴信書状(個人所蔵 安中市学習の森ふるさと学習館寄託)
③山本勘助画像(恵林寺所蔵 信玄公宝物館保管)
④甲陽軍鑑(個人所蔵)
となります。内容は、
①は、菅助に与えられた恩賞の証書
②は、北信濃での軍事作戦の検討と重臣の病状報告を依頼した晴信自筆の書状
③は、信玄公没後300回忌に恵林寺へ奉納された松本楓湖作の24将図の1枚
④山本菅助の活躍も記された甲州流軍学の教本
いずれも貴重な資料です。
古文書2通とも菅助の実像を探る上で重要な内容が書かれています。
中でも武田晴信書状は、自筆で出された数少ない文書で、
内容も菅助の立場や北信濃の情勢、そして、信玄公との距離感を知る上で
重要な史料となっています。
勘助の画像も違う画像になりました。
山本勘助といえば、というほど一番メジャーな絵画かもしれません。
ぜひ、この機会にご覧ください。
資料を借用させていただきました安中市学習の森ふるさと学習館は、
群馬県安中市にあります歴史博物館で、考古資料や古文書などを始めとする
歴史資料が展示されています。
施設外観のお写真は、曇の日にお邪魔したため、ちょっと暗めですみません。
そのほか、お隣には富岡製糸場もある地域ですので、養蚕関係の資料なども
展示されています。
年に数回の企画展や講座なども開催されていますので、山本菅助の史料を
寄託されていますふるさと学習館へ、ぜひお出かけください。
歴史学習だけではなく、宿泊可能な施設も併設されていますので、
創作活動やレジャーなどでもお楽しみいただけます。
市外・県外の方でも利用できますので、お問い合わせください。
そして、県内の甲州市恵林寺の境内にあります信玄公宝物館。
山本勘助画像をお借りしましたが、この次に開催予定の
テーマ2「神格化された武田信玄」でも資料を借用させていただく予定です。
信玄公の菩提寺でもあります恵林寺に納められた数々の貴重な資料を
保管・展示しています。
江戸時代の画家、土佐光貞が高野山が所蔵していた武田信廉作の信玄公寿像を
写した絵画も期間限定で展示中です。