9月・長月の北斗七星と子猫たち

2022-09-17 17:58:33 | 紹介
9月も半ばですが、朝夕には、気持ちの良い風が吹く甲府エリアです。
果物も美味しい季節で、スーパーや直売店、道の駅では、ぶどう🍇もズラリ。

3連休初日で、本日は午前まで日差しが眩しい日が続いていました・・・
が、台風が接近で午後から徐々に曇り空に。
秋分の日の3連休は予想降水量は少なめ。
盆地特有の、盆地の外は雨でも、中は晴れ☀ということもありますので、
空の様子を見つつ、遊びに来ていただけたらな〜と思います。

9月といえば、「長月」です。
旧暦9月の異称のひとつで、新暦の10月上旬から11月上旬を表現したものですが、
なにはともあれ9月も半ば、旧暦の季節感を感じるようになってきました。
(夜が)「長(い)月」と呼びつつ、1年で夜が一番長いのは、もちろん冬至のころですが、
「あっという間に夕方だね。」なんて会話するのは、この頃ではないでしょうか。

その他にも、
夜が長くて、朝になるより前に目覚めてしまう月、個人的には憧れる「寝覚月」
菊が美しい月であることから「菊月」という呼び名も。

「建戌月」(けんじゅつげつ)とも呼ばれるのは、
冬至の月に、北斗七星の取っ手の先が真下、つまり北の方角を指すことから、
十二支の最初である「子」(ねずみ)の「建子月」(けんしげつ)からスタートして、
9月は「建戌月」となるから。

「建」=「建す」「尾指す」(おざす)=ひしゃくの柄がいずれかの方向を指すこと。
「戌」=「一」+「戈」(ほこ)で、
作物を刃物で刈り取り、ひとまとめにする「月」ということでしょうか。
さらに、刈り取った=終わりを意味し、そこから「滅」が派生したと考えられています。

夜空を見上げれば、一年中見ることができる、ひしゃく型の北斗七星。
北斗七星の柄の部分が、一昼夜に12方向指すところから、
時刻を図る星として捉えられてきたそうですが、
七曜星とも呼ばれるように、曜日や、月の基準にもなりました。
時の移り変わりと深い関わりを持ち、世界各地に神話が残されていますが、

甲斐の国でも、信玄公の軍配に北斗七星があしらわれたとか、

富士講の行者が身を清める場として選ばれた八湖(現・忍野八海)も、
北斗七星と北極星に見立てられるなど、古来からの信仰と関係が深い星列です。

でも、なんと言っても、9月は実りの秋のはじまり。
稲が熟する月として「穂長月」「稲熟月」🌾ですね。

昼間の隠れ家が周知のこととなってしまって、
ここのところ見かけなくなってしまった子猫たちも、
無事に育っていればと願うばかりです(ΦωΦ)✨


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 企画展テーマ1後期展示始ま... | トップ | 台風が近づいて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

紹介」カテゴリの最新記事