残暑が厳しく、記録的な暑さが続いた9月もあと1日。
ようやく暑さも落ち着いて秋らしい日になりました。
信玄ミュージアム内の旧堀田古城園の庭園には、
花をつける草木もあり、料亭旅館時代に植えられた樹木も残されています。
その中でも一際大きい金木犀が1本。
金木犀は中国が原産のようですが、江戸時代には日本に入り、
今では全国各地で観賞用などで見かけることがあります。
信玄ミュージアム開館に先立つ旧堀田古城園の建物修繕工事前には、
大きな金木犀が敷地内に何本か植えられていましたが、今は1本が残るのみ。
旧堀田古城園開業時からこの地を見守ってきた、
そして、見守られてきた樹木です。
とても大きく成長しているので、毎年秋にはたくさんの花をつけ、
ご来館される皆さまをお迎えしています。
今年もいけばな展が開催された日曜まではそれほどでもありませんでしたが、
月曜日あたりから急に開花が始まり、今は満開を迎えています。
そのため、旧堀田古城園内はもちろんですが、ミュージアム側にいても
甘い金木犀の香りが濃く漂ってきます。
金木犀は、香りが強いため好き嫌いが分かれますので、
お好きな方にはたまらないと思います。
一方でその香りが苦手な方もいらっしゃると思いますので、
ご来館時はご注意くださいませ。
庭園もこれから秋色がさらに強まりますので、
ご来館の際は、昭和な趣の建物とともに、
秋の風情をお楽しみください。