私の地域・歴史探訪スペシャルを開催しました

2023-12-04 21:25:18 | イベント
いよいよ12月に入り、一段と寒さが身にしみるようになりましたが、3日の日曜日には
甲府開府の日×信玄公没後450年「私の地域・歴史探訪スペシャル」と題した史跡散策会を
開催しました。
講師は、史跡武田氏館跡保存整備委員であり、長野県立歴史館特別館長の笹本正治先生。
そして、ゲストには甲府大使も務めていただいています、モデルの高瀬真奈さんにご参加
いただきました。
司会進行は、山梨大学大学院総合総合研究部生命環境学域の菊地淑人准教授にお願いし、
山梨大学の学生さんにもお手伝いいただきました。
開会式は、館跡大手門東の整備された史跡公園スタートでしたが、当日は日曜とあって
武田神社へのお参りや七五三、ご結婚の記念撮影の皆様が大勢いらして、混雑していました。
車の往来も多い中、安全に注意しながら要所要所で行われる笹本先生の見どころガイドを聞きながら、
参加者の方は熱心に話を聞いたり、メモを取りながら散策を楽しんでいました。
そして、散策会のメインは、普段は非公開の天守台の見学でした。
もちろん、初めてご覧になる方がほとんどで、そもそも武田氏の館に高石垣があるなんて、
と驚かれる方もいれば、なかなか見せてもらえない場所なので、参加して良かったとの声も。
その後、まだ見事な紅葉が残る西曲輪に移動して、館の造りや堀・土塁の大きさを実感しながら
北の枡形虎口へ向かって行きました。
枡形虎口は、武田氏の築城技術を示していて、西曲輪は構造がとても良くわかる場所です。
江戸時代の石垣の城郭にも採用されていますが、ここの枡形はそれ以前の初期タイプです。

通路脇には石垣が遺されていますが、それは武田氏滅亡後の豊臣秀吉時代のもの。
武田信玄のものではないの?とガッカリされる方もいらっしゃいましたが、現状で目に見える姿の多くは
武田氏が滅んだ後にお城として再利用した際の姿なのです。

北側までぐるっと見学して、大手門まで戻り、神社境内になっている主郭の芝生広場で
散策会の締めをおこないました。
笹本先生からは、歴史は将来を作るために学ぶものだから、と、参加してくれた子供たちに向けて
熱いメッセージをいただいて最後に信玄ミュージアムへ。
子供たちは高瀬さんもご参加いただいて、紙製の兜づくり体験をしていただき、一般の皆様は
笹本先生の解説の下、企画展の展示資料の解説を受けながら、散策会の振り返り学習をしました。
お天気にも恵まれて、本当に大勢の方にご参加いただいてこの場を借りて感謝いたします。
ご参加いただいた方には、笹本先生のフェイスブックから情報をいただいた方もいまして
こうした市のイベント情報の発信についても質問をいただきました。
主に市民向けのイベントだったことも情報発信がかなり偏ってしまいましたが、今後、
こちらでもお知らせをいたしますので、ぜひチェックしてみてください。







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