信玄公生誕500年記念特別展、テーマは信仰です。

2021-11-15 21:47:38 | イベント
信玄公生誕500年記念特別展「遺産から語る武田信玄」も、11月3日から
「信玄公の信仰」をテーマに開催しています。
開期は、11月3日から12月26日までの予定で、前期・後期に分けて展示をします。
現在は、滋賀県多賀大社に伝わる「武田晴信願文」
そして、奈良県信貴山朝護孫子寺に伝わる「武田信玄書状」
加えて、山梨県内の個人の方のご所蔵「信玄公屋形之図」
3点の資料を前期展示資料として公開中です。
武田晴信願文は、信玄公が25歳の厄年に、長寿延命の神として全国的に崇敬されています
多賀大社様へ祈りを奉げたお願いの文です。
戦国大名が自らの誕生年を明かして願文を奉じること自体珍しいことで、遺されている
当時の文書としては、信玄公が生誕年を記した唯一の史料となっています。

まさに、生誕500年を飾る特別な史料と言えるのでないでしょうか。
さて、この願文は、巻物にまとめられているのですが、一番巻末にあります。
それより前には、十数通の古文書があるのですが、中には次のNHK大河ドラマに関係ありそうな方々のお名前も?
信玄公の他にもかなりのビックネームの方の書状もあり、取り扱うこちらも冷や汗ものです。
朝護孫子寺様から借用した古文書2点も同じ巻物にまとめられています。
内容は、毘沙門天をお祀りする朝護孫子寺様へのお願いに対する返礼と寄進の品をお送りすることを述べたものです。

毘沙門天というと、ライバル上杉謙信、そして「毘」の旗印が真っ先に思い浮かぶと思います。
ですが、毘沙門天を敬う気持ちは信玄公も負けていません。
館の中にも信仰の場が設けられており、その中央に毘沙門堂が配置されていたようです。
それを示すのが、「信玄公屋形之図」です。
悪いものが入り込む鬼門の方角、北東に宗教施設を配置し、館を精神面で守護したことがわかります。
この展示は、11月29日(月)までとなっていますので、全体のストーリーも合わせて
ぜひ、貴重な資料をこの機会にご覧ください。

ちなみに、11月3日から特別展示室で枚数限定配布中の御城印ですが、
こちらの予想を上回るペースで配布が続いています。
枚数も500枚上乗せして、1年前にこのサービスを開始した時のペースでいけば
12月前半くらいまで大丈夫かと思いきや、今月いっぱいで売り切れの可能性も・・・。
今週、来週前半は大丈夫ですが、進捗は追ってご報告します。





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