信玄ミュージアムの七夕さま 星に願いを☆彡

2020-07-04 13:14:53 | イベント
もうすぐ七月七日。信玄ミュージアムでも七夕の笹を飾りました☆彡


武田家三代の方々と武田二十四将の皆さまは、早速、願いを込めた短冊を飾ってらっしゃいます。
ちらっとご紹介しますと👀

武田二十四将のおひとりである三八郎(さんぱちろう)さま。
多田満頼と言ったほうがご存知の方も多いでしょうか?
このお方のゴーストバスターズ(!?)なお話は・・・
もうすぐお披露目の当館トイレのコラムでお楽しみください。
(今回は、男性用トイレです🙇)

度重なる戦に出陣するも、かすり傷なし(!)のお方が星に託したお願いは・・・

「ケガしない!」は、もはや鬼美濃さまのアイデンティティの一部。

ところで、6月30日の夏越の祓(なごしのはらえ)の前後に、神社で見かける茅の輪(ちのわ)。
短冊などを笹に飾る風習は、茅の輪の脇に立てられた笹竹のお飾りが発展したものとか。
江戸時代に始まった、日本独自のもの※と言われています。

※日本の七夕は、中国の織姫・彦星の「七夕伝説」や
そこから発展した、技芸の上達を願う「乞功奠(きっこうでん)」、
そしてお盆の準備である「七日盆(なぬかぼん)」が結びついたものと考えられています。

夏越の祓は、年越の祓と対にあたる伝統行事で、
年越しから半年間の無事への感謝と、心身の穢れ祓い。
茅の輪くぐりもまた、罪や穢れを取り除く神事とされています。
どうして茅の輪をくぐるのでしょう。
それは、「茅の輪」が、スサノオから授かった疫病除けのお守りだから✨

よろしければ、こちらもご覧ください。
ミュージアム休館中でも、咳エチケットは怠らない!? - 信玄ミュージアムと甲府市歴史文化財課の情報発信ブログ


武田神社でも、茅の輪くぐりができます。吊るされているのは人形代(ひとかたしろ)。
人の形に切り取った和紙に穢れを遷し、海や川に流したそうですが、
七夕飾りも海や川に流し、天の川✨につけば、願いが叶うと信じられたとか。

夏越の神事とも、深い関わりのあった七夕ですが、
今は、お飾りの準備や短冊にお願いごとを書くなど、ちょっと楽しいイベントに。

でも、山梨には夏越の祓と七夕をつないでくれる(?)ものが残されています。
それが七夕人形。

折り紙サイズの、なんちゃって七夕人形(中央の赤い折り紙)を笹に飾ってみました。
七夕の時は「七夕さん」、七夕が終わると「オルスイさん」と呼び名が変わり、
泥棒よけとして飾られたそうです。

食べ物などが傷みやすくなるこれからの季節を前に、
大掃除をするなど、身の回りを清潔にして疫病にも備える。
そして、夏越の祓で半年の罪や穢れを払い、一年の残り半年を無事に過ごせるように神さまに祈る。
長い年月をかけて培われた生活の知恵と神事が重なったものが、この時期一連のイベントなんですね。

新暦の現代は、梅雨の時期にかかる七夕さま。晴れる確率は五分五分ですが、
旧暦七夕であれば8月初旬で、織姫・彦星はちゃんと会えそう。皆さまの願いもちゃんと届くかと。
ぜひ、思いのたけ(!?)を、信玄ミュージアムの短冊にどうぞ!
お待ちしてます😊 



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