3月13日(月)
甲府市藤村(ふじむら)記念館にて
甲府市藤村(ふじむら)記念館にて
講演1切手 林陽一郎さん(甲府市藤村記念館運営協議会委員)と
中川 清さん(甲府郵趣会)
講演2山崎方代 植松光宏さん(甲府市藤村記念館運営協議会会長)
にご講演いただきました。
切手の講演では、最初に林講師から中川講師の紹介を
いただきました。続いて中川講師は
「この切手に描かれた建物はご存知ですか?」
との問いから始まりました。
藤村記念館(旧睦沢学校校舎)がデザインされた切手に
注目が集まります。
切手の歴史や、日本の郵便を拓いた甲府出身の杉浦譲、
切手に描かれた山梨の風景などについてご説明くださいました。
門守信仰と山崎方代の講演では、
植松講師が門守信仰と山崎方代について
研究成果をご発表くださいました。
門守(かどもり)とは、門や玄関に魔除けとして掲げるお守りのことです。
有名なものは、ヒイラギの葉やイワシです。
ヒイラギは棘があり、イワシは臭いが強いので悪いものを退散させると
信じられていました。
門口(かどくち=門の入口。家の出入口)をしっかり守ることから
「門守信仰」といいます。
方代さんの短歌の一つ
「朝鮮のからしの束を軒先に吊るして冬を見送ってゐる」
赤は魔除けの色、動物も辛いものが苦手。
方代さんの言葉の中に、生活と文化を感じますね。
今年度の藤村学校の最終回です。
来年度も様々な事業を開催しますので、皆様のご参加をお待ちしています。