★朝方ムーンライトが好き★

動物と音楽&Liveと海が大好きなワケあり主婦の私的ダイアリー。眼と心に留まった日常を写真でメモる。生きてる証しの雑記。

フーちゃんのいない日々。&TRIVIUM/BLACK TIDE

2009-05-10 22:42:18 | CAT&MEMORY…and more
3月16日にかけがえのない愛猫、フーちゃんが永眠しました。
ホントの名前はフラニー。
大好きなサリンジャーの小説の主人公からパクった名前。
衰弱していた赤ちゃんの時に保護してから17年と約5ヵ月弱。。。
いつもアタシの傍に可愛らしく寄り添っていてくれました。
16歳で親元から自立した自分にとって、実の親よりも長く一緒に暮した相棒でした。
”守るべき存在”がいるというコトがどれほどシアワセか。
教えてくれたのはフーちゃんです。

いなくなってしまったのがツラくてね。。。
もう抱きしめるコトできないのが、たまらなく淋しくて淋しくて。
何を見てもフーちゃんとの記憶が思いだされてしまい、そのたびに胸がキュって締め付けられて。
日記&ブログに看護記録を残しときたいなーって思いながらも、”死”を認めるのがそれもまた怖かったです。

けど、もうどうでもイイかなって。
だって、もう居ないんだものね。
何をどうやったってフーちゃんはこの世にもう居ないんだから。

3月4日の朝ごはんから突然に食事を摂らなくなり、8日から入院を繰り返し、それからは本格的な介護生活になりました。
そして、あっけなく逝ってしまった。
最期まで手のかからない仔でした。
アタシはもっともっと介護していたかったよ。
ぜんぜん大変なんかじゃなかったよ。
膝に抱っこして赤ちゃんに授乳させるように療法食をちょっとずつ、ちょっとずつ、ゆーっくりと食べさせながらフーちゃんとの会話はシアワセな時間でした。
そんなササヤカなヒトトキをいつのまにか自分は忘れかけていた。
人間ってすぐに初心を忘れちゃう。
ダメだね、クソだね、ゴメンね。

水はいっぱい飲んでたけど固形物はまったく摂るコトできないので、療法食をお湯に溶かしてプラスティックの注射器で与えました。
とにかくナンでも良いから食べてくれないと!
ちっちゃな注射器一本分のほんの少量の食事を1時間ほどかけてゆっくりと。。。
そのうち上手に飲ませるコツもだんだん掴んできて、フーちゃんもアタシも身体中が療法食でドロドロになりながらも楽しいお食事タイムでした。
つぶらな瞳でアタシを見つめながら、一生懸命クチャクチャと飲み込んで。
やっと1口を飲み込むコトができるたびに、「はふぅー」って大きく息を吐くのが可愛くってね。。。
とにかくほんの少しでもフーちゃんの身体に栄養が入ってくれるのが救いでした。
祈るような気持ちでした。
療法食だけがまさに命綱だったです。

けど注射器がクチに擦れてうっすらと血が滲んできてね。。。
痛かったコトでしょう。
その傷を見るのがツラかったです。
「もうこんな痛々しい姿は見たくないよ」

そう思った翌日に天国に旅立ってしまいました。
アタシを哀しませないよう、サッサと死んじゃったのかなぁ?

けど、フーちゃんはもう痛い思いしなくてイイんだ。

3月16日の朝(アタシは超夜行性なので朝と云っても夕方に近い昼過ぎですが)、フーちゃん立ち上がって二歩くらい歩いて、バッタリと横に倒れました。
いよいよお迎えが来たんだと覚悟し、泣きながらフーちゃんの食事の準備しました。
最初の1口だけ飲み込んだだけで、もうあとは一切摂ろうとしなかった。
きっと、その1口はアタシを気遣ってがんばったのだと思う。

もうムリに食べさせるのをやめて、ずーっとフーちゃんを抱っこしてました。
いっぱいの「ありがとう」と「ゴメンね」を繰り返しながら。
「ありがとう」より「ゴメンね」のほうが多かったのは、自分を責めるところです。

フーちゃんの食欲がなくなっているのにオールでのイベントに行ってしまった自分。

信頼できる獣医が行ける範囲になかったというワケはあれど、咳の発作が頻繁になり始めてすぐに病院に診せなかった自分。

フーちゃん遊びたそうにしてるのに、マイミクさんの日記巡りを優先してしまった自分。

高級なネコ缶をセールで大人買いしてストックいっぱいあるのに、「コレはお祝い用だからね!」って、ケチケチしてた自分。

歯が1本抜けてから歯槽膿漏になりかけてたのを「お口くさーい!」って冗談でもバカにしてた自分。

整理整頓ができず散らかった部屋のまま天国に逝かせてしまった自分。

フーちゃんには「ゴメンね」がいっぱいあるんです。
なので後悔ばかりです。
イチバンの後悔は、食欲がなくなる前夜に大好物のマグロのお刺身を買わなかったコト。
ライヴチケの出費続きだったんで猫たちのオヤツ費をケチってしまった。
あの日、迷わず買ってたら…ペロペロ食べてシアワセそうにしてるフーちゃんが最後に見られただろうと思うと悔やまれてしかたないです。

けど亡くなる前夜にマグロのタタキを買ってあげたの。
タタキなら飲み込む負担がちょっと軽くなるかなと思って。
食欲はやっぱりなかったけど、ヒトクチだけ何とか食べてもらいました。
フーちゃん、ゴメンね、ママの自己満足だけど少しだけ気持ちが楽になれたよ。

アタシの腕の中でだんだんチカラない呼吸になって、大きくピクンと全身が伸び、最期におっきく呼吸をした後…コクンと逝ってしまいました。
最期を自分の腕の中で看取らせてくれてありがとう。
フーちゃんと神様に感謝します。

その数時間後にピアノスクールだったので、シャワーを浴び、他2匹に留守番を任せてレッスンに行きました。
フーちゃんはトイレに行くの困難になってて、部屋のあちこちにオシッコしてた。
亡くなる前夜、ソファでウタタネしてしまったアタシにもオシッコかけてた。
けど、それで確信しました。
トイレに行けないんじゃなくて、自分の生きた証しをアピールしたかったんでしょう。
好きだった爪磨ぎの容器の中。
猫コタツ、キャットタワーのハウス、クッション、必ずアタシが通る場所etc…自分のオキニスポットばかりにオシッコしてた。
だって、アタシが猫トイレを設置してある洗面所にいる時にはわざわざトコトコやってきて、トイレでしてるんだもの!
「ママ見て!ボクちゃんとトイレにオシッコちゅーってしてるよ!」
まるでそんな、そぶりでした。

けど勘も鈍っていたせいか、トイレの外にオシッコがヒットしちゃってた。
惜しい!(笑)

ピアノは授業料がもったいないのもあるけど、約束したからね…いつか連弾しようってね。
だから自分で決めたコトはサボっちゃイケナイ。

天国でホントのママに逢えてるとイイな。
先に逝ってしまったママや兄弟たちに、「人間のママも可愛がってくれたよ」と話してくれてたら良いな。

葬儀は獣医が紹介してくれた動物霊園で3月20日に執り行う予定だったけど、18日は急に関東は暑くなったので遺体が傷む心配から、移動火葬業者さんに来てもらい19日の夜に送り出しました。
事務的なペットセレモニー会社が多かった中、この移動火葬の方はとても心こもった優しいおじさんでした。
車に描かれた天使の輪をつけた犬と猫のイラストが可愛い切なくて泣けたよ。。。
ウチは繁華街なので火葬できる場所が無くて、徒歩で15分ほど離れた小さな公園の脇を使わせてもらいました。
そこもけっこー人通りがあり、通行人には酔っ払いもいたりするので「絡まれたりして理不尽なコトがおきなければ良いなぁ。。。」なんてボンヤリ考えながら。
でもそんなコトもなく、ただ1人だけウォーキング中のおばさんが「あら、死んじゃったの?可愛い顔してるわねぇ」と、声かけてってくれました。

親バカだとは思うけど、フーちゃんは死に顔もホントに可愛かった。
死後数時間で硬直が始まるらしいんだけど、老猫だったから筋肉が落ちてたせいか…火葬直前まで生前と変わらぬ顔で身体もフンワリしてました。
最後にギュっと抱きしめて、「あっちでみんなに可愛がってもらうんだよ」と云って送りました。
持たせたお刺身や小分けした缶詰、カツオブシ、マタタビを虹の橋に着いたら他の犬や猫たちに分け与えるようにと。
猫らしからぬオットリした臆病な仔なので、あちらで虐められないようにの親心です。
あとは赤ちゃん時代から好きだったオモチャをいくつかとアタシと他2匹の写真を入れて。
火葬社のおじさんと、アタシの2人だけでヒッソリと見送りました。
風が少し強い夜で星の瞬きがキレイだったな。
「ボン!」って大きな音とともに煙突からたくさんの煙が出た瞬間、涙が堪えられなかったよ。
コレで姿ももう、この世には存在しなくなっちゃった。

四十九日は今月4日だったのだけど、別れるのがツラくてまだ納骨してません。
てか、納骨ってぜったいどうしても四十九日までにしなくちゃダメなの??
アタシは家族とか親戚とかの縁が薄いんで、そーゆーシキタリみたいなのがよく解かってないのです。
マンションなので埋めてあげる庭もないし。
骨ちっちゃいよ…骨壷の半分くらい。

フーちゃん、逢いたいよ。逢いたいよー。

やっぱ、こーして文字に綴っていたら哀しみが込み上げてきたです。
昨日、久々にライヴ行って、思いがけずいっぱい元気貰えたんです。
それでペットロスのリハビリできたかなって、ライヴの感想記録も記そうと思ったんだけどちょっと胸ツマッてきた。
でもTRIVIUMとBLACK TIDEのライヴめちゃめちゃ良かったんで、後日また感想します。
横浜のレトロなライヴハウスに来てくれてありがとう。
フーちゃんの生前にチケ買っちゃってたんで、実はチケ見るたびにツラくなってたのに逆に元気もらえたとは。
感謝の気持ちでバンT買ってきたよ。

他にチケ買っちゃってたOASISとBeckはもちろん行けませんでした。
ブログで仲良くしてもらってる山下くんが2枚ともまとめて買い取ってくれました。
コレはホントに助かりました。
チケはまだ買ってなかったけど楽しみにしてたナイル・ロジャースとスプグルもやめたよ。
ナイル・ロジャースはアタシをダンス・ミュージックの魅力に導いてくれた音楽の神の1人なのです。
前回の来日時はたまたま行けなかったので、今回はと思ってはみたものの…四十九日まではと自重しました。
ナイルはもうお年なので…次回の来日あるかちょっと不安な今日この頃でもありますが…まぁ大丈夫でしょう。
どちらもBSとスカパーでオンエアしてくれたので内容も観れたしな。

コメントとメールで励ましてくれたみんな、ホントにありがとうございます。
チカラになりました。
改めてお礼のメールを送らせてもらいますので、しばしお待ちくだされ。
どれほど励みになったかコトバじゃ云い表せないほどです、マジね嬉しかった!
今日はもうタイムアウトなので落ち着いてメールできないので、必ず後日に。

画像は2年半くらい前の、まだふっくらしてたフーちゃんです。
ケータイの中に残してたイチバン古い画像。

あ、思い出した。
動物、特に猫科は「弱者を置いていく」みたいな習性あるでしょ。
ライオンが仔を谷に突き落として這い上がってきた仔だけを連れて行くみたいな。
フーちゃんが食を摂らなくなった翌日あたりから、他2匹はフーちゃんに近寄らなくなったんです。
ピッポはいつもシツコイくらいフーちゃんをペロペロ舐めて毛繕いしてたのに、まるでその存在が見えないかのようなくらいでした。
チーちゃんはフーちゃんから後ずさりさえしてた。
きっと、2匹にはもう…フーちゃんの命の残りを察知してたんだとしか思えない。

あとね、奇遇だなぁーって思った。
3月16日はフーちゃんの命日になったけど、末猫のチーちゃんを保護したのも同じ3月16日。
縁って不思議で大切ですね。
コメント (4)
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