らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

オレ流

2008年05月22日 05時03分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

例の医療制度で叩かれた自民党が出してきた救済案?がまたバカヤローなシロモノだった。定年を70まで引き上げるという事だ。どこが救済案だ。死ぬまで働けってか。次は年金は70から支給ってコト言い出すんだろう、バレバレだ。ガソリンは来月から10円以上値上げするっていうし、マクドは名ばかり管理職を止めて残業代支払います、でも総人件費は一緒です、ってあの社長よくもまあイケシャアシャアと言えるもんだな。驚くよ。残業代付けるけど基本給は削るってさあ、問題解決にぜーんぜんなってネエと思うのはオレだけかな。

来月からガソリンはいよいよ170円ですよ。これはほぼ確定。原油は今日132ドルを超えてきた。先月一ヶ月で20%上昇した流れは止まらないようだ。年内に200円ぐらいになるかも知れない。政府がパフォーマンスやらなくても温暖化対策は進むって。無駄なというか余分な支出は削る方向にいやおう無しでも向かうことになる。真っ先に削られるのが娯楽部門だろう。食うもの削ってまでゲームを買う奴はいない・・・と思う、多分。いや、案外いるかもしれないな。インスタントラーメンでしのいでブランド品買うってOLいるらしいし。でもまあ主流ではない事は間違いない。

スーパー行くとみんな値上がりしたね。値上げしないのは中身が少なくなってる。良く買ってたヤマザキの菓子パン。中の具が少なくなってしまって生地ばっかり食わされるんで買うのを止めた。だいたいランチパックが150円ってことあるか?豆腐も10円以上値上がりしていた。カップめん、スナック菓子、ポテチ、スパゲティ、油、しょうゆ、砂糖、塩、パン、冷凍食品、アイスクリーム、とにかくすべて値上がりしてしまった。米まで値上がりしてやがった。4割も減反させておいて3割も値段が上がるって一体なんだ?ここまで政府の無策ぶりにもかかわらずまだ4人に1人が福田内閣を支持してるというのが信じられない。まあ世論調査なんていくらでも偽装できるモンだろうが。

原材料のあるものは値上がりするが、サービス関係は逆に価格を下げてきてる。売れないからだ。価格を下げないと売れないのだ。しかしその価格もかなり無理をしてる設定なので早晩バタバタと倒れていくだろう事は容易に予想できる。再販維持価格で守られてるCDとか本はどうかというと、価格は下がらないがその代わり売り上げは激減。違法コピーがネット上に蔓延する事になる。あるべき姿?はネットで試聴して気に入ったらその商品を買うということだと思うが、こういう状況ではタダで見られるものをどうして買う必要があるという具合になってしまってる。しょうがない。嗜好品に回す余裕がないのだから。そのうち携帯難民も出てくるだろう。国民保険も払えないのに携帯だけは死んでも放さないという異常な状況が続くとは思えない。携帯は無くても困らんだろ。単にオレが携帯が嫌いなだけなんだが。

機材が、特にパソコンが進歩して便利になった反面、分業していたのが全部一人の作業になってしまってこれも良いんだか疑問だねえ。例えば音楽の場合。最近音楽雑誌なんかにもCD付きは珍しくないが、これって今は全部ライターが演奏、録音、アレンジ、ミキシング、編集までしてるケースがほとんどだ。それも自宅で。で、出来上がったCDをマスターにして編集に渡す。後はそれをそのままコピーしてぷれすするだけ。だから出版社は相当のコストダウンになったはず。ところが数人分を一人でこなしても報酬は1人分。ライターは相当に厳しい生活をしてる。パソコンの機材やソフトは全部自前だ。ギタリストでも今ではドラムの打ち込みから解説分まで全部出来なければいけない。以前よりも遥かに高度なスキルを要求されるにもかかわらず収入は全く増えないどころか減ってる。本が売れないからね。

以前ならマルチプレイヤーとして特殊な存在だったはずが、今では出来て当たり前。逆にギタリストにギターしか弾けないのか?オマエは、という有様だ。同様のことが他の専門分野すべてに言える。写真もそう。デジカメのおかげ?でカメラマンはカラー補正、印刷まで網羅しなくてはいけない。それぞれに専門スタッフがいたはずが全部パソコンに取って代わられた。で、去年から始めた内職。最初は遊びのつもりだったが、これも音楽の場合と同じ罠にはまりそうな気配。音楽の場合、最近は本体の楽器よりもパソコン関係の機材の方に金がかかるようになってしまった。10年以上もギターは買ってない。ところがパソコンはそうはいかん。音楽作成ソフトとOS環境がころころ変わる。一体何に金を使ってるんだろという気がしてくる。

CGの方もそう。以前は紙に書いてたが最近はフルデジタル環境になった。OSが変わる度にソフトもバージョンが変わりパソコンのスペックも高くなりそれだけで結構な金がかかる。で、先日はモニターが壊れて3万とられた。内職でもらった金は実は全部機材に消えてしまった。金かかるよなあ。フリーソフトで充分だろ、という声も聞くがそれなりに始めるにはちゃんとしたソフトを買わないとダメだ。これは楽器もそう。安物でも音は出る。でもそれで良いという人はいない。それは楽器を知らない奴の言うセリフだ。CGも同様。フリーソフトだけで間に合うというヨタ話を真に受けたらイカンわけ。モニターにしても以前何度も書いたが、まともなモニターは10万以上する。とにかく金がかかるというのが始めてみた実感だ。

主流はフルカラーからインタラクティブなものに移りつつある。ギター1本のフォークソングからフルバンドの形態みたいな感じか。オーケストラまで入ってたりするからね。それもパソコンの進歩が可能にしたわけだが、先にも言ったとおり元々専門でやってた人がいた分野を一人でこなすわけだから相当に負担がかかる。でその割りにリターンがない。個人の環境でインタラクティブなソフトにしてとなるともう遊びとか趣味じゃないよネエ。高価なソフトを買ってその使い方をマスターして更に新しいコンテンツを作るって、そりゃ無理。最近売れてる同人ソフトはすべてそういう一部のマルチプレイヤーによるものだ。絵が上手いだけではもう売れない時代に入ってしまった。ただこういう傾向は音楽の場合にそうであったように、新規参入者を激減させてしまう。そしてそれは結局市場を縮小させることになるわけだ。

そういうことを書いたら某掲示板で、能無しは去れ、ときたもんだ。絵を描いたり見たりする事が趣味の人たちが買ってるという頭は無いらしい。ヘタクソは黙って買ってみてるだけにしろというなんとも不遜というか、まあ若い時ってそういうもんだけどね。話はそれたが、オレもそういうインタラクティブなのを作ってみようかと思ったんだが、少なくとも売り物にはなりそうもない。フラッシュを使っていくつか作ってみたが、慣れてないせいもあるだろうがかかる時間と出来たモノとのレベルを考えると費用対効果が悪過ぎ。話にならない。フルオーケストラの音源を手に入れてもオレには交響曲は作れんわけで、たとえアフターエフェクトを使ったとしてもオレが作れるのは笑っちゃうレベルだろう。本来は同人ってそういうもんだと思うんだが、どうも商業主義が強くなり過ぎて売れるものだけを作りたいという意識が強すぎる。オレの作った歌を聴いてくれ、じゃないんだよな。売れない歌なら作ってもしょうがないという感じ。

そういうわけでオレも初心に帰って遊びの気持ちでマッタリとやっていこうかなと思うわけだ。なまじ少し売れたんでまどわされるワケだ。次はもっと売れるようなのを作りたいとか欲が出る。素人のオレにそれが出来るはずもない。たまたま売れただけだ。先日作ったのは個人的には自信があったが、今までで一番売れなかった。作ってる途中でイロイロ煩悩が湧き出るわけ。で、知らずこういうのが売れるんじゃないかとか考えてしまう。ところが実際には空回りしてたワケだ。音楽に関してはそういう金銭がらみがないので、オレがやりたい音楽しかやらねえ、というスタンスだが、内職は金銭が絡んできてぶれてきた。オレが面白いと思うのをオレ流で解釈して作る。このスタンスを忘れていた。次からはまったく売れないな、こりゃ(笑)。好きな事は商売にしちゃダメとはよく言われるがホントだな。売れるのを作ろうと思うともう今までの自分じゃなくなってしまってる。今回は痛感しました。

コメント
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