ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [25 Nov. '07]

2007年11月25日 | fine arts
穏やかな日和の三連休でした。日の光はホントにありがたいです。皆さんは何方かへ出掛けられました? (写真は龍子記念館横の桜の木の葉。彩とりどりな葉、本当に自然の色彩には魅せられます。)

川瀬巴水 旅情詩人と呼ばれた版画絵師 - 没後50年 (後) @大田区郷土博物館
10月28日に訪れた展示の後期展。川瀬巴水氏に関してはもう多くは語らなくても良いかと。巴水氏の版画は重ね摺りの妙、それによって作られる深い色彩だと思います。今回も素晴らしいとしか言い様がない作品のオン・パレード、堪能いたしました。

↓ 大田区郷土博物館 ↓
http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/hakubutsukan/kyoudohakubutsukan/index.html

龍子が生みだす碧の世界 @大田区立龍子記念館
同じ大田区立、近くの日本画の巨匠、川端龍子氏の記念館へ。ここの美術館はその落ち着いた雰囲気で厳かな気分になりますね。今回の展示は龍子氏が描いた「碧 (あお)」の絵画、ダイナミックな筆致による素晴らしい作品が並んでいました。数点あった河童を描いた作品が楽しかったです。

↓ 大田区立龍子記念館 ↓
http://www.ota-bunka.or.jp/ryushi/index.html

芦屋釜の名品 筑前 釜の里が生んだ鉄の芸術 @五島美術館
備前国芦屋津 (現在の福岡県遠賀郡芦屋町) で室町時代に作られた茶の湯釜「芦屋釜」の展示です。自分には未知のものでしたが、並んでいた釜の数々をみていると、それらの持つ風格が伝わり、佇まいが素晴らしいと思いました。この様なものを含め「茶道」は本当に奥が深いです。

↓ 五島美術館 ↓
http://www.gotoh-museum.or.jp/

文房具の楽しみ - 書斎の美学 @静嘉堂文庫美術館
本美術館が収蔵する古の文房具を展示しています。硯、墨、筆など中国・清時代・南宋~元時代に作られ、日本の文人達に愛されたこれらの文房具もまた奥が深いです。グッズ・フェチの自分は文房具も好きですが、やはり昔からそんな自分と同じ様な趣味の人が沢山居た訳です。そして文房具も様式美ですね。そのきっちり揃えて使用される様は美しいです。

↓ 静嘉堂文庫美術館 ↓
http://www.seikado.or.jp/menu.htm