今日の美術展 [3 Nov. '07]

今日は夕方から世田谷に縁の作家ふたりの作品を観に世田谷美術館の分館2軒を廻りました。日が暮れると途端に寒くなりましたね。写真無しですいません。

戦後美術と宮本三郎 新たな潮流との対峙　@宮本三郎記念美術館
ここは初めて訪れました。で、今回展示されていた宮本三郎氏の作品多くを自分は頗る気に入りました。今回の展示のひとつのキー・ポイント、黒と褐色、茶系色を多用して描かれた作品は色合いが絶妙、そして独特なタッチの惹き付けられるものばかりです。中でも「乳牛」と「ゑび」の二作品に魅せられましたが、海老を描いた作品は何とも不思議な質感で、思わず眼が離せなく見入ってしまいました。

↓ 宮本三郎記念美術館 ↓
http://www.miyamotosaburo-annex.jp/

青年とライカ 清川泰次がライカIIIaで写した昭和初期の学生生活　@清川泰次記念ギャラリー
画家、清川泰次氏が大学生時代にカメラのライカを使用して撮影した写真の展示です。どちらかと言えば技術力より味があって初々しい雰囲気のある作品ばかりでした。写真を撮ることを楽しさが画面に表れています。自然な感じであり、そして一生懸命に考えて撮影しているのが伝わってくる良い写真の数々でした。同時に展示されているライカ関係の書籍も興味深いもので、表紙のデザインがイカしてます。

↓ 清川泰次記念ギャラリー ↓
http://www.kiyokawataiji-annex.jp/