ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [30 June '07]

2007年06月30日 | fine arts
今日はまずまずの天気だったので原チャリで未踏の地、足立区へ。初めての荒川越えです。その後、荒川区、北区、台東区、中央区を走り抜け、東京の北側をぐるっと廻った感じです。でも、意外と短時間で移動出来ましたね。(写真は足立区立郷土博物館の裏手にある東渕江庭園、良い佇まいでした。)

渓斎英泉 @足立区立郷土博物館
浮世絵師、渓斎英泉氏 (1790~1848) の美人画を中心とした展示でした。英泉氏の美人画は面長で尖った顎、突き出た下唇、切れ長の目が特徴で、妖艶さがあります。きっと当時、江戸の人気美人の顔立ちはそうだったのでしょう。英泉氏の師である菊川英山氏 (1787~1867)、初代から三代、歌川豊国氏等の作品も展示され、英山氏の美人画は英泉氏の妖艶さとは違い、優美な姿をしています。英泉氏、英山氏、両方の作品に大判の錦絵を縦に繋げた美人の全身画があり、迫力で見応えがあって構図も素晴らしく興味をそそられましたね。ここ足立区立郷土博物館は常設展も充実していてなかなか良いところでした。

↓ 足立区立郷土博物館 ↓
http://www.city.adachi.tokyo.jp/031/d10100001.html

クイリングの世界 @紙の博物館
王子の飛鳥山公園にある紙の博物館へ。細く仕立てた紙を丸めて形作るヨーロッパ発祥の紙工芸「クイリング」を紹介した展示でした。その歴史は古く17~19世紀の作品はイギリスをはじめ、各地の美術館に収蔵されているそうです。紙を折るのではなく丸めると言う発想はかなり興味深いです。手が込んでいて繊細でとても美しいものでした。その素晴らしさ現物を見ないと分らないと思うので、機会があれば皆さん、是非、見て下さい。教室も開催されているので、実際に自分で体験してみるのも良いかも。(製作用の器具がいろいろあるのにもびっくりしました。)

↓ 紙の博物館 ↓
http://www.papermuseum.jp/

↓ クイリングアカデミー ↓
http://www.quilling.jp/ssi-def/S-001/qac/

美のかたち こころの器 資生堂ギャラリー〈現代工藝展 1975~1995〉より @HOUSE OF SHISEIDO
王子から銀座へ。資生堂が1975年から95年まで20年間開催した「現代工藝展」に収蔵された近代陶芸作品の展示です。9作家の作品が出展され、中でも自分は十三代 今泉今左衛門氏、清水卯一氏、鈴木蔵氏、田村耕一氏、いずれも重要無形文化財保持者 (人間国宝) に認定されている方々の陶磁器に感銘を受けました。匠の技、極めることの素晴らしさをあらためて感じました。凄いです。会期中は11名のいけばな作家の方々が週代わりで作品と競演しているので、また訪れてみようかと思います。

↓ HOUSE OF SHISEIDO ↓
http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/

東京テラ★ジンジャー 安彦裕介展 @ガーディアン・ガーデン
面白い視点、ヘンな構図で神社仏閣、仏像などを撮った安彦裕介氏の写真展。変った色合いのモノ・トーン・プリントも印象的です。自分は結構、好きかも!? 目の付け処が前に紹介した藤森照信氏、赤瀬川原平氏、南伸坊氏から成る路上観察学会やトマソンに通ずる気がします。展示されていた作品の中で1点、とても気に入ったものがありました。欲しいです....。

↓ ガーディアン・ガーデン ↓
http://rcc.recruit.co.jp/

美ジャケ #13

2007年06月29日 | musics
仕事があり雨模様で残念ながら今日も美術展へ行けませんでした。で、「美ジャケ」の紹介です。

"TICO"レーベルの12"LPの第13弾。前に紹介したアルバムに続きラテン・ピアノの第一人者、ジョー・ロコ氏のこれまたイイ感じのマムボ・ナムバーばかりが収録されたゴキゲンなアルバム。ポップでちょいサイケなイラストの洒落たジャケットの一枚です。
VIVA MAMBO / Joe Loco and his Quintet (LP 1013)

↓ TICO RECORDS ↓
http://www.spectropop.com/tico/index.htm

最近の読書 [28 June '07]

2007年06月28日 | books
蒸し暑い日が続きます。が、今年はクーラーをなるべく使用しない生活をしようと思い窓全開で過ごしています。

神の火 (上・下) 高村薫 新潮文庫刊
前に読んだ高村薫氏の「マークスの山」も結構、ハードな小説でしたが、この「神の火」もかなり重い内容でした。原発・スパイ・政治裏社会・人の想いなどが入り組み物語が構築されています。

↓ 新潮社 ↓
http://www.shinchosha.co.jp/

今日の美術展 [27 June '07]

2007年06月27日 | fine arts
今日は仕事で大阪から京都へ廻ったので京都で1軒、美術展を観てきました。(写真は平安神宮の鳥居。巨大でした。赤いモニュメントの様です。)

描かれたことば @京都市美術館
平安神宮の眼前にある京都市美術館へ。 昭和8年に設立された美術館で建物も当時のもので荘厳な雰囲気があります。今回はちょっと変ったテーマで当美術館収蔵の作品を選んだ展示でした。多少、こじつけ的なテーマとセレクトでしたが、展示してある日本画、洋画、陶磁器などの近代美術作品の数々は素晴らしいものばかりでした。自分の印象に残った作品は福田平八郎氏の「青柿」、都路華香氏の「本とねずみ」、堂本印象氏の「婦女」の3点、やはり日本画に眼が行きました。

↓ 京都市美術館 ↓
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/

今日の美術展 [26 June '07]

2007年06月26日 | fine arts
今日は美術展に1軒、立ち寄ってから仕事で大阪へ向かいました。

江戸の粋 @大倉集古館
ホテル・オークラが運営する大倉集古館へ。当館収蔵の江戸時代に作られた名品の数々を展示していました。伊藤若冲氏、円山応挙氏等の普段、見ることの出来ない作品など、どれもが良い作品でしたが、自分にとって、これは、と言う様な印象的なものはなく、ちょっと残念な感じではありました。

↓ 大倉集古館 ↓
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/index.html

明日は京都へ寄る用事がありますので、時間があれば何処かの美術館へ訪れてみようと考えております。

キッザニア!?

2007年06月25日 | etc.
今日はちょっと用事があってららぽーと豊洲内にある「キッザニア」へ行ってきました。
まぁ、楽しそうなことは楽しそうでしたが....、バカ野郎! です。
平日なのに何でこんなに子供がいるんだよ!? 学校はどうしたんだ! 皆、まだ義務教育の年齢なんだから、ちゃんと学校へ行け!
一緒に来ている親はどういうつもりだ、え? いくら子供に社会の仕事を学ばせても、それ以前の人間としてやらなければならないことを教えなくてどうするんだ!!
出店している企業はイメージアップに繋がると思ってやっていると思うけど、そんなの大人のエゴですね。
くだらないです。

ガキは裸足で原っぱとかで遊ばせろ!!
イン・ドアでこんなことさせるなぁ~!


また日本のバカ野郎さ加減を実感しました。
そんな訳です。

で、この後、ムードメイカーズのリハーサルへと向かいました。

美ジャケ #12

2007年06月24日 | musics
今日はミュール・トレインのレコーディングへ出向く前に一軒、美術展へ寄ろうと思っていた矢先、雨が降り出してしまい断念しました。で、「美ジャケ」の紹介をします。

"TICO"レーベルの12"LPの第12弾。タイトルの様にファンタジックなイラストのアルバム・カヴァーです。ラテン・ピアノの第一人者、ジョー・ロコ氏の洒落たナムバー満載のナイスな一枚。
Mambo Fantasy / Joe Loco & Quintet (LP 1012)

↓ TICO RECORDS ↓
http://www.spectropop.com/tico/index.htm

今日の和菓子 [23 June '07]

2007年06月23日 | japanese sweets
とてもルックスが良くて美味しいひと品でした。

あんみつ羊かん 麻布 昇月堂
写真を見て頂ければ一目瞭然、あんみつを平たく流し込み羊羹状にした様なひと品です。食すると羊羹ほど、どっしりはしていなくて、要は寒天ですね。まさにあんみつを平たく固めた感じ。これからの季節にピッタリの冷して食べる和菓子です。

あんみつ羊かん 1,050円

↓ 麻布 昇月堂 ↓
http://www.ehills.co.jp/rp/dfw/EHILLS/townguide/omotase/24/index.php

今日の美術展 [22 June '07]

2007年06月22日 | fine arts
昼からの仕事前、朝イチで近場の美術館へ。近場だし午前中は雨は大丈夫かなと思って原チャリで出掛けましたが、美術館から出ると降ってましたね.....。(写真は雨の松濤美術館前。分りづらい?!)

大辻清司の写真 @渋谷区松濤美術館
大辻清司氏 (1923~2001) は戦後の前衛美術撮影の第一人者で、今回、展示されていた写真に見られる様に数々のアーティストとコラボレイトしたり、前衛美術集団に所属していた方です。その写真は主張、存在感、そしてインパクトがありながら、凄く静寂な雰囲気も感じさせる素晴らしい作品でした。美しいです。そして、やはり日本自体がいろいろ動いていたその時代の力だったり、世の中の動きや勢いを感じました。

↓ 渋谷区松濤美術館 ↓
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/

ICU学食

2007年06月21日 | foods
今日訪れた国際基督教大学は本当に雰囲気の良いキャンパス、思わず学生食堂でランチをいただきました。何だか学生時代を思い出して楽しくなりましたね。
で、食したのは「スパイシー・ポーク, 麦ごはん (M), みそ汁, マドレーヌを付けて」締めて610円。
味の方は、まさに学食感のある美味しさ (!?) でした。麦ごはんがあるのが良いです。