ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

2007年11月7日 (水) 朝の空

2007年11月07日 | etc.
今日の朝の空も素晴らしく綺麗だったので、遅くなりましたが写真をアップしておきます。空はどれだけでも見飽きないですね。

今日の美術展 [7 Nov. '07]

2007年11月07日 | fine arts
今日は秋晴れの良い天気でした。暖かで原チャリ日和でしたね。

没後50年 川合玉堂展 @山種美術館
没後50年となる日本画の大家、川合玉堂氏の作品展です。玉堂氏の作品は自分が言うのも憚るほど、とても素晴らしいですね。淡く美しい色彩で自然の美をそのまま表現し描いています。本当に心が和む作品ばかりでした。この様な氏の画風を確立した作品はもちろんですが、若い時分の円山・四条派、そして狩野派の影響が色濃い作品も自分はとても好きですね。ところで、玉堂氏の座右の銘は「在平素」だったそうで、凄い言葉だと思います。一緒にに並んでいた玉堂氏が師事した望月玉泉氏、橋本雅邦氏や氏のお弟子さん画家達の作品も素晴らしく、見応えのある展示でした。

↓ 山種美術館 ↓
http://www.yamatane-museum.or.jp/

平原逸郎スケッチ展『こんなにあったか東京の近代建築』 @自由学園 明日館
かねてより凄く訪れてみたかった「自由学園 明日館」へ行って来ました。1921年に創立された学校、自由学園の校舎として建てられた「明日館」。アメリカの巨匠建築家、フランク・ロイド・ライト氏の設計による建物で重要文化財に指定されています。本当に学舎としてピッタリのとてもモダンで素晴らしい建物でした。シンメトリーな造りが美しくて良いです。喫茶付きの見学券で入場しラウンジ・ホールでコーヒーとお菓子を頂いたのですが、大きな窓から射す秋空の日の光が満ちる中、それは至福の時でした。そして今回、講堂の方で本職は工業機械の図を描いていらっしゃる平原逸郎氏による東京近郊100の近代建築物をスケッチした展示が行われていました。それらは、建築の特徴を捉えたとても雰囲気のある良い絵ばかりです。描かれた数々の建物を見ていると東京近郊には、まだまだ古くて素晴らしい建築物が残っているし、無くなって欲しくないな、と思いました。機会を作ってあちこちと描かれた建築物を巡ってみたいですね。そして、ここ明日館には、またのんびりと訪れようと思います。(写真は「明日館」の食堂への階段の昇り口。そう、"自由"です。)

↓ 自由学園 明日館 ↓
http://www.jiyu.jp/